デリーにあるフマユーン廟は1993年に世界遺産に登録されました。
ムガル帝国第2代皇帝フマユーンの死後、妃が皇帝のために1565年に建てた廟です。
これに似たアーグラーにあるタージ・マハルはムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが
妃であるムムターズ・マハルの死を悼んで造ったものですから、フマユーン廟とは
ちょうど逆ですね。
タージマハルと見た目は似てますが、大きな違いは建材に大理石ではなくて
主に赤砂岩を使っていることです。
棺桶だけが白大理石を使用。ただし、これは仮の棺桶で遺体はこの下に安置されている
そうです。
それに対して、タージマハルは総大理石造り。浪費で国が傾いたのもうなづけます。