言い返しの落とし穴 | 柏木ノアの人間関係改善術ブログ

言い返しの落とし穴

前回 のつづきです花びら



誰かがこう思うだろうなと思うから先手を打ってこう出てみる、




っていうことも、

時として全く意味をなさないこともある、ということ、という話でした。




例えば・・・


そんなことを言ったところで誰も怒ったり軽蔑したりする人なんていないのに・・・



っていうようなことでも、


どうも言えなくて、言えないことがストレスになって、ストレスに勝てなくて

「どうせあなたはこっちのこと、こういう風に見てるんでしょ!?」って食ってかかったりする人・・・





居ますよね・・・




居ます居ます。

何度も見ました。

(これは誰かを揶揄する意味ではないので、敢えてこういう風に書きます。)






コミュニケーション上のボタンの掛け違いなんですよね。





例えば、誰かが自分の悪口を「あなたってこうよね」って言ってたとしても

それが真実とも限らない。




逆に、「あなたってこうよね」って思わしくないことを言われたとしても、

それが悪口とも限らない。






だから、


物事に感情で反応しちゃイケナイ、っていうんです。



その瞬間に、コミュニケーションの方向性のレールが変わってしまう。






希に「雨降って地固まる」こともあり得ますが、

そこに期待するには 努力を必要とする上に 低確率なので

他の方法とる方がラク、ではあるでしょう。





相手のしたことに対して怒りやいらいらを感じたときに発生する


こう言われたんだから、こう言い返してもいいじゃないか!

っていうやりとりは、既に感情から産出されているものです。





一見、言われたことに対して理知的に意見を言っているような感じもしますが、

理知的に言ってるんですよ、って、

言ってる方も思いこんでしまうところが

とても大きな落とし穴 なんです。




これ、はまってしまうとなかなか抜けられず、

自分が正しく周りが正しくないような気すらしてしまう、

つらい事が多くなってしまうとてももったいない勘違い。


でも、理屈がわかればするっと抜けられますから大丈夫お月様




その理屈とは・・・



言われたことにカッとすること自体が悪いわけじゃない。

(ここは間違えて記憶しないでくださいね。とても重要なことです。)



カッとするとすれば、そこに理由があって、その理由がなんなのか・・を正しく自分で見極めて反応する必要がある。

(理由によってするべき反応が全く違うからです星






ひらめき電球言い方がなんかバカにしているように感じたから


なら、笑いながら「もしかしてバカにした?」って聞く、っていう方法もある。




ひらめき電球言われていることがいつも気にしてることだった のなら


「やっぱそうなのかーあせる」って心の中で思うとか、

思い切って「気にしてるんだよ、それー」って笑っちゃってみるっていうのも手です。

そう言われてしまうとだいたいの人は表情が一変しますから、機会があったら観察してみてください。




そして、それが言えたら、多分あなたと関わりたいと思う人がどんどん増えていくはず。

魅力的な人って、そういう余裕がある人が多いですよね。







ここで、 

こう言われたんだから、こう言い返してもいいじゃないか!

をもう一度考えてみましょう。



これを言うのは、

「感情的に物を言うのはよくない、ということは常識として理解している」のみです。


けれど、その守るべき常識を破りたくなっている、

その理由は あなたがこんな非常識なことを言ってきたからなのだ! と考えている



という状況からこの言葉を発しているわけです。



要するに、普段は理知的にありたいと思う人が、

理知的に対応できない自分を

自分で許容するための言葉なのです。



問題はどこにあるでしょう???



 


続きは次回に!


また来てくださいね~星