当院には不妊治療でいらっしゃる方も
たくさんいます。
40才前後の方が多いのですが、
不妊治療を甘く考えていらっしゃる方が
多いように思います。
特に仕事を頑張ってこられた方。
30才過ぎで結婚、
まだまだ仕事をしたいので、
不妊治療は40才前後で・・・
なんて考えている方がけっこういらっしゃいます。
しかし、40才を超えると、成功率がぐんと下がります。
なんでも、不妊治療がうまくいって子どもが生まれる割合は、
35歳で16.8% ですが、40歳になると8.1%まで下がる
というデータがあるようです。。
原因はいろいろなんですが、
不妊は卵子の老化が大きく影響しています。
これは体力がある、なしはあまり関係ありません。
女性の卵子の数は生まれたときに決まっていますが、
年齢と共に老化していきます。
生物学的に出産・子育てにもっとも適した年齢は
二十歳前後なんです。母胎も・卵子も元気で、
妊娠の維持・子育てには若い方が適しているのです。
このような生物学的な現実は酷かもしれません。
しかし自然の摂理ですので受け入れざるを得ません。
自然の摂理を無視して考えずに人生設計しても、
うまくいくはずがありません。
もちろん中国医学などの方法で、
自然治癒力を高めて妊娠率を上げることはできます。
しかし、それでも治療開始は早いに越したことはありません。
ところが知性も教養もある40才の女性が、
この現実を受け入れられずに、
不妊治療が上手くいかなくて悩んでおられる
というのは多いです。
「仕事を第一に考え、子どもは授かればもうけもの」
という考えなら理解できますが、
「どうしても子どもが欲しいけど、仕事も中断したくない」
という、両立が困難なことを求めておられる方が
たくさんいらっしゃいます。
しかし、成功するには現実と向かい合う勇気が必要です。