神戸大学経営学部の1年生対象、経営学入門演習のラス前授業。
グループに分かれてビジネスプランをプレゼンテーションするのですが、
その講評をしに行きました。
アイデアを具体的に書くことは控えますが、
ひとつは集客マッチングサイト、もうひとつはアイデア提供サイトでした。
いずれも着眼点は面白いのですが、
既に先行してビジネス化されているのも多々あるので、
厳しく言えば「同様のビジネスをもっと事前に調査して欲しい」とも言えるし、
逆に知らずに「成功しているモデルを考え付いた」ことを
スゴイとも言えますよね。
なんせ18歳、19歳です。その当時の僕にはそんな発想、
全く無かったですから(笑)。
新規事業提案コンペなどでは、その先の競合優位性まで
考えておかないと、あっという間にベンチャーは死んでしまいます。
ライバルが現れた時に、どう生き残っていくか?を
乗り越えていくのが、実は「生む」ことよりも難しいかもしれません。
あと、惜しかったのは両グループとも
損益計算書が無かったこと。
最低限PLは付けておかないと、投資家がいても判断出来ないんですよね。
この辺は来期授業でフォーマットの整備をして、
規定でそろえる資料と、自由フォーマットのものと
用意した方がいいですね。
何はともあれ、こんな授業が僕の時代もあったら良かったのになぁ、と
感じた一日でした。