きれいな花が咲くんだよ | 香蓮オフィシャルブログ Powered by Ameba


最近生まれた子猫たち。

野良の子。




二匹の野良のお母さんから生まれた

7匹の野良の子猫。






一匹のお母さんは大ベテラン。

もう一匹のお母さんは

初お母さん。




初お母さんはまだ育て方がわからず

お乳もでず

ベテランお母さんはもうおばあちゃんやから

体調もよくない。




二匹のかわりに

父と母が、

一時間ごとにスポイトでミルクをあげる。





けど、実はみんな死んじゃって

今最後の一匹も

今夜が峠かもしれない。




と、宮崎空港に迎えにきてくれた

車の中で聞かされた。



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耳が白いから

ミミって名前の子。






本当なら空港から

すぐに家に帰りたかったけど

本番のリハや打ち合わせがあって

なかなか帰れず





やっと会えたと思ったら

思ってたよりも

小さくて...

小さくて...

ただただ、小さいの一言。







苦しがってるのか

ただ寝てるだけなのかもわからない。




なでてやると

なんとなく反応してくれる。




生きてほしい、がんばれ!と祈るのがいいのか

もう、十分頑張ったねと

言ってあげるのがいいのか分からず

ただただ溢れる涙。





 

翌日。



あ、もうだめだったか...

と手を握ると

小さな手が握り返してくれた。




一生懸命生きてる。
    



って思って、またなけた。




私がかえってくるの

待っててくれたんやね。

そんな勝手なことをおもい

また泣けた。




  


どうしていいかわからず

ごめんね。としか言えず

子猫をなでた。







それから少ししたら

お母さん猫が

突然なきだした。





もしかしてと思ったら

やっぱりだった。






なんてないてると?

なんて言ってると?

この子が死んだって教えてくれてると?

助けてほしいって言ってると?

なんて言いよると?
 
悲しいと?

悔しいと?







ごめんね。

ごめんね。







助けてあげれんでごめんね。

ミミとミミのお母さん。











子猫を埋めた場所からは

きれいな花が咲くんだよと

母が最後に教えてくれた。







ただただ、「かわいい」って部分しかみてきてなかった私。



自分の無責任さや無力さ。



きれいな花が咲くときいて

「かわいい」だけじゃない部分を

両親が懸命にやってきてくれたこと。




そして、それがちゃんと子猫たちに

伝わってたのかもしれないとおもい

また泣けた。