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2014-10-13 15:15:45

【佐々淳行】私を通りすぎた政治家たち~実名の回想録こそ後世に役立つ。

テーマ:外交
本書はメチャクチャ役に立つ、政治家および官僚の通信簿である。
有能か無能か、どれだけ国益を損なった無能さか、すべて実名で回顧する。

メディアが作り出した「○○の第一人者」的なエア評価など軽く吹っ飛ぶ破壊力。

世の中、回顧録や評論など読んでいて最もストレスが溜まるかつ減点要素となるのが、
「名前は差し控えるが」とかK氏とか登場人物をボカす記述である。そりゃ関係者や詳しい人には見当が付くのだろうけれど、一般の人には具体的個人が分からない。だから、たとえば選挙でまさに批判されている当人が立候補していても気が付かないわけだ。それで当選させてしまって、けっきょく国益を損なう第二章が始まったりする。そうしたことを防ぐには、真に国民に知恵をつけて賢明になってほしいと願うならば、大事なことは実名で書くべきである。
本書はまさに、その点が素晴らしい。

たとえば加藤紘一氏などは、むかしYKKとか3人トリオの一角として持て囃されたけれども、実態を知ればとてもそんな担ぎ上げる人物ではないと分かったはずだ。

私を通りすぎた政治家たち
佐々 淳行
文藝春秋
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さて。
本書で茶目っ気を感じたのは″お殿様″細川護熙氏のエピソード。
~~~~~
 日本新党のとき、政治的知名度も新鮮さもあったが、殿様だからお金はなかった。政治資金がなくて日本新党は大変苦しんだ。私が半分冗談で「細川家代々の文化財をお売りになれば一億ぐらいすぐ出来るでしょう」と言うと、「いや、戦災で焼失してしまって」と言われる。「京都は戦災を免れたではないですか」と問うと、「いや、応仁の乱で」とのお答え。どうも浮世ばなれしていて、やはりお殿様だと思ったものだ。
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2013-01-17 21:40:58

【平野惠一】明治の外交官・高平小五郎に関する著書をゲットしよう!

テーマ:外交
倉山満『嘘だらけの日米近現代史』でその外交手腕を高く評価されていた高平小五郎。これは詳しく読んでみようとアレコレ検索するも、関連書籍が全くといっていいほどない。唯一、平野惠一さんという盛岡の郷土史家が自費出版のような形で高平小五郎の仕事を顕彰されていた。さらに調べると、2012年9月時点では岩手の北上書房に在庫があるらしい。メールで問い合わせたら、平野氏の高平小五郎関連の書籍は全部で4冊あり、在庫ありますよとの返事。1冊1,000円、全て注文した。明治の気概ある外交官に興味のある方、北上書房に問い合わせては如何。岩手県の盛岡といえば数年前、発熱をおして温泉旅行へいくもインフルエンザと判明し当時話題のタミフルを打った思い出しかなかったが(笑)、今回は良いご縁であった。

$華麗の空~小難しい本のナルホド書評-高平小五郎
・ニューヨークに輝く高平小五郎 ~明治時代のアメリカにおける外交官の業績~
・高平小五郎 ロンドンからの暗号電報 ~T・ルーズヴェルトとの密談~
・高平小五郎 ワシントンからの報告
・高平小五郎の論文・主張 ~日露戦争開戦直後、米国雑誌に発表した~


嘘だらけの日米近現代史 (扶桑社新書) ◆⇒【書評】いま大人気のクリントンは最悪の大統領だった!!
【倉山満】嘘だらけの日米近現代史 (扶桑社新書)
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■気鋭の憲政史研究者が“本当の歴史"を明らかにする
「日本人が信じている教科書的アメリカ史」は嘘だらけだった…。日米近現代史の真実を知ることでアメリカ・コンプレックスを払拭し、正しい歴史認識を提示する。
■ご存じですか? これが真実だ!
●大統領評
リンカーンは極悪人、ウィルソンは狂人、ルーズベルトはスパイ、クリントンは破壊者

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2012-04-29 10:36:58

【渡辺惣樹】TPP知財戦争の始まり―アメリカの本気、バサロスタートで中国を囲う。

テーマ:外交
これがTPPの本質だったのか、と大いに刺激を受けた。
渡辺惣樹「TPP知財戦争の始まり」―

結論から言うと、アメリカがTPPで目指すのは、知財侵害大国・中国の抑えこみである。
TPP 知財戦争の始まり
【渡辺惣樹】TPP知財戦争の始まり
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コメや医薬品の自由化はどうでもいい!?
アメリカの真の狙いは中国にあり!

TPPのアメリカの真の狙いは知的財産権(知財)の輸出拡大と中国による知財侵害の排除だ。このためアメリカはTPP交渉を通じてWTOを超えたアメリカ型のルールをつくると決め、省庁横断の連合艦隊(IPEC)を組織、日本をその強力なパートナーとするべく交渉参加への圧力をかけた―。
米側資料からその長期戦略を読み解き、日本の対処法を示した瞠目の書!
~~~~~

なんとなくのイメージで、TPPはアメリカ発の経済戦争だと思われるかもしれないが、
そもそもTPPの始まりはブルネイ、チリ、ニュージーランド、シンガポールの4カ国による自由貿易協定であり、発効された2006年時点で、アメリカは何の関心も示していなかった。

それが2008年、アメリカは突如としてTPPに接近する。
そしていま、我が国でTPPといえば、それは来る対アメリカ経済競争の問題として取り扱われている。加盟国中の経済規模からしても、完全にアメリカ主導の国家間システムとなっているのだ。

ではなぜ、アメリカはTPPに参加したのか?
2008年に、アメリカでは何が起きたのだろうか?

2008年10月、一つの法律が発効された。
「国家の資源及び組織を知的財産権振興に優先的に活用する法(著者訳)」、通称PRO-IP法は、
アメリカが国策として、アメリカの所有する知的財産権を徹底的に有効活用し、輸出を促進し、そのことによってアメリカ国民に幅広く職を提供することを目的としている。

知的財産権を徹底的に有効活用するとは、攻撃よりも防御の意味合いが強い。
つまり、財産権を侵害されることを徹底的に防ぐ、という意味である。

"国策"としてということは、要するに外国からの知財侵害から米国民を護る、ということである。

このPRO-IP法とTPPの密接な関係は、TPPの構成からも読み取ることが出来る。
すなわちTPPには知的財産、透明性、紛争解決といった項目が含まれているのだ。


さて。
アメリカが「知財侵害から米国民を護る」といった場合、その最大の敵対国家はどこか?
言うまでもなく、中国である。
中国こそが、アメリカの知的財産権を不当に侵害している最悪の国家なのである。

しかしその一方で、米中経済同盟という言葉があるくらい両者は深く結びついてもいる。
TPPかチャイナロビーか。

今後TPPの話題を目にするときには、「知財権の保護」という視点から眺めてみると、新しい刺激が得られるだろう。


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