【内村直之】古都がはぐくむ現代数学 京大数理解析研につどう人びと~高校生オススメ! | 華麗の空~小難しい本のナルホド書評

【内村直之】古都がはぐくむ現代数学 京大数理解析研につどう人びと~高校生オススメ!

読後に、もの凄く世界の広がる良書である。
大学受験において、知的好奇心にモチベーションを置きたい学生にオススメの一冊。
大学生にもいいね。

古都がはぐくむ現代数学
【内村直之】古都がはぐくむ現代数学
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超函数の理論、ABC予想、伊藤の確率微分方程式……京都の数学研究所を中心舞台に、日本の数学者たちが新たな 数学を生み出す現場を生き生きと描く。
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4102159711 ポアンカレ予想―世紀の謎を掛けた数学者、解き明かした数学者 (ハヤカワ文庫 NF 373 〈数理を愉しむ〉シリーズ)
【サイモン・シン】フェルマーの最終定理
ポアンカレ予想―世紀の謎を掛けた数学者、解き明かした数学者

本書には数多くの日本人数学者が登場する。各氏の表情が、また良い。
読後、広中平祐氏の自伝やサイモン・シン「フェルマーの最終定理」、ポアンカレ予想、ABC予想など、本を読んだりネットで調べたりと興味の輪が大きく広がる。いま、私の個人的Amazonチェックリストには、数学関連書がズラッと並んでいる(笑)。

さて、そんな中で一番の注目は「佐藤幹夫の数学」である。
これを猛烈に読みたかったのだが、絶版となっており古書で探すしかなかった。「古都がはぐくむ現代数学」を読み終えたのは数ヶ月前なので、以後チマチマと古書チェックする日々だったわけだが、本日ブログを書くにあたりキーワード検索してみたら、なんと!9月に増補版が出ると!!これはもう買いですな。

佐藤幹夫の数学 増補版
佐藤幹夫の数学 増補版

さて。
話は変わり、勉強という観点からかつて書評した瀬名英明「東大博士が語る理系という生き方」も参考になる。単純にレベルの高い大学を目指すだけではなくて、入学後にどんな世界が待っているのか?を知ることは学生時代の有意義さの点で重要なポイントだろう。

東大博士が語る理系という生き方 (PHPサイエンス・ワールド新書)
【瀬名英明】東大博士が語る理系という生き方
【書評】研究の世界をのぞいてみよう!


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