中国明朝のおっさん将校【by蜥蜴堂】 | RAVEN MAN'S COMPANY Web-log

RAVEN MAN'S COMPANY Web-log

カラス男商会と蜥蜴堂のもはや漫画ブログ。週1~2日を目安に不定期更新中。

2010年11月09日 00:27|400×599|つけペン

スクリーントーン練習も兼ねた『韃靼疾風録』の明朝のおっさん将校メモ ※出典:稲畑耕一郎監修/劉煒編/王莉著/児島弘一郎訳『図説中国文明史9 【明】在野の文明』創元社.2006 ■ 綿甲をつけた明朝の将校 ■ 綿甲を造るとき、原料には真綿と木綿(綿の実の繊維)の2種類を用いた。まず水の中に入れて浸し、次に棒でたたいて薄いフェルト状にし、布甲の中に縫い合わせて甲衣を造った。綿の実を水に浸すのは非常に重要な工程で、こうすることにより、真綿は棒でたたいた後、目が細かで丈夫になる。■ 布製の鎧には2種類あり、1つは布面の中に鉄甲片を縫いこみ、もう1つは中に綿あてを縫いこむ。綿あての中にさらに甲片を縫いこむこともあり、防御力はより強くなった。図中の将校が身につけている綿甲は、この類に属する。


$RAVEN MAN'S COMPANY Web-log-明代のおっさん将校

***************************

出典に出した『図説中国文明史』のシリーズは、中国の時代劇や歴史ジャンルを描かれる漫画家さん必読!というくらい、ブログを拝見していると紹介されているシリーズです。

私は卒論と仕事関係で、明代と魏晋南北朝時代の巻を持っています。ちょっと時間がとれる時期に入ったので、また資料本としてレビューしたいと考えています。

※pixivおよびこのブログより、蜥蜴堂が描いたイラストの無断転載(コピー・貼り付け含む)することは、禁止します。絶対にしないでください!なお、蜥蜴堂の描いたイラストは本家の原作者およびそれに相当する団体などとは一切、関係がありません。ご注意を!