村中氏の低俗さは呆れるばかりです。
池田修一・信州大学脳神経内科教授を班長とする「子宮頸がんワクチン接種後の神経障害に関する治療法の確立と情報提供についての研究」(通称:池田班)について、
重箱の隅でも何でもいいから批判したいようです。
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/6418?page=1
残念ながら彼女は、科学的な意味や、数学(統計)的な意味を理解できていないようです。
まず、池田氏のスライド原本はこちら↓
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000116634.pdf
まず、この発表資料を見ればわかるように、
子宮頸がんワクチン患者に共通する遺伝子があるどうかの研究は探索段階です。
そして、発表内容のごく一部に過ぎません。
池田氏の発表は、
昨年の鹿児島大でヒントとなりそうな遺伝子があるかもしれないとの研究を基として、
その仮説に合致するデータが、信州大学で得られるかを検討したものです。
村中氏は、おそらく仮説検定の意味(統計学の初歩の初歩)と、
遺伝子解析などで必要となる多重比較の意味を理解していません。
遺伝子は膨大な数があるので、偶然の一致はよくあるとの一般論は正しいのですが、
すでに、鹿児島でのデータから、ある遺伝子に絞った仮説ができているので、
一般的な遺伝子の多重検定を当てはめることは筋違いです。
鹿児島大のデータスライドの欄外の(P<0.001)の詳細は確認する必要はあるかもしれませんが、
そもそも、探索段階の初期データであるので、そこを批判したところで無意味です。
その上、池田氏のスライドでも、症例数が少ないことと、
今後の研究課題であることを明確に記載しています。
池田氏の研究を曲解させて、無理やりこじ付けでも何でもいいから、
なりふり構わずに貶めたいといった村中氏の怨念を感じた記事でした。
ジャーナリストとしても医師としても三流の文章しか書けない彼女は
もう過去の人と言っていいでしょう。
また、そのことに気付かずに鬼の首を取ったかのようなツイートを拡散する連中も、
レベルの低さを自ら晒しだした愚かしい行為です。
HPVワクチン推進派には、倫理も科学もない!
そのことを明確に示した記事と対応だったと思います。
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