こんなハズじゃなかった。 | Rainbow Diary

こんなハズじゃなかった。


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朝からお出掛け。

叔母に誘われて、完全手打ち蕎麦を食べにお山まで、従兄んちの姉妹を連れて。

お花見も兼ねて、お天気が良いのでなんだか少し嬉しい。

お蕎麦は美味しかったー。

アメゴの塩焼きとか、手作りのこんにゃくとかもあって、これまたとっても美味しかった。

途中で飽きた姉妹の下の方がごそごそ動き出したので、大急ぎで食べて辞してきたんだけど、もっとゆっくり味わいたかったよぉぉぉ。


元学校だった公民館。

運動場で姉妹を遊ばせてから、お花見へレッツゴー。

山道・田舎道。

山のてっぺん近くだってのに、桜が満開。

人様のお家の庭先に、ばかでっかい桜があって、思わず車から降りて見ほれてしまったー。

桜のあるお家っていいなぁ。

毎春自宅でお花見ができる。

実際には、花びらやら毛虫やら枯葉やら、始末に大変なんだろうけど。

叔母宅にも大きな桜の木があるんだけど……。そう言えば、いつも葉っぱがあちこち散乱してしょっちゅう叔父と叔母が掃いてるな……。

段々畑がとっても素敵だった。

まだ田植えの準備中だったけれど、田植えが終わって稲穂が金色に輝く頃には、どんだけ素敵な風景になるんだろうか。

日本の田舎って素敵だ。

格好良い。

ちょっと携帯の電波が怪しかったけど。

今度は秋に行きたいなぁ。


チビ姉妹も大喜びで楽しんでいた。

異動時間は退屈したらしく、延々遊びに付き合わされて声が嗄れかけたけど、家に送り届ける頃にはもうかなり眠くなってたみたい。

大人も疲れ果て、姉妹を送り届けた後で喫茶店に入ってコーヒーブレイク。

叔父と叔母は、猫のご飯を買いに行くと言い、夕方の予定が決まっている。

うちは、ママンが唐突に美容室に行きたいと言い出したので、私もついでに行ってみた。


先日、職場の事務員さんに、「あらー、また髪結んでんの?この間みたいに垂らしてるほうが垢抜けて可愛く見えるのに」と言われ、更に「ストパーとかかけてみたら?」と言われたの。

「伸びてきて鬱陶しいんで結んでみました!そしてこの髪は天然じゃなくってわざわざ金かけて波打たせてるんですよ!」とお答え申し上げた。

どうも職場の90%以上の人が私は天然だと思ってるらしい。

いやすんません、元は剛毛ストレートですから。

今でも、朝目覚めたらストレートに戻ってますから……orz


なんか悔しかったので、そして伸びてロンゲのΦみたいになって鬱陶しかったので、カット&パーマをお願いした。

「あんましキツくかけるとオバチャンみたいになってしまうので、ちょっと緩めにしときますね!」と言われて出来上がった様子を鏡で見た私。

今すぐ着替えなくちゃって思いました。

えぇ。

超ロングのセーラー服に、チェーン持ってオラオラ言わなくちゃ!

ヤキ入れて回らなくちゃ!

そんな……。

積み木崩し的爆発ヘアーが……orz

どこでどう話が通じたらこんな髪になるんだろうか?

こんなハズじゃなかったんだが。

簡単に言えば、おかっぱ頭の緩やかウェーブなハズだったんだが。

美容師さん的にはOKらしい。

そして先に終わって待っていたママンから見ても、「この子が自分でオーダーしたんだとしたらどうした!?って感じだけど、よく似合ってる!」らしい。

でも本当に私的にはどっからどう見てもオラオラヘアー。

無理です。

これはダメです。

絶対ありえない。

帰宅して大急ぎでお風呂に入って髪をわっしわっし洗って、セットを直してどうにかこうにかフツーに戻り、予定通りのスタイルになったけれど。

いやもう本当に。

どないしたろか思いました。

て言うかどうして美容室に行ってただの一度もこちらの意向通りに仕上がったためしがないんだろうか……。

そりゃ確かに私の頭の形は断崖絶壁ですよ。

剛毛でパーマもかかりにくいし色も入りにくいですよ。

でもだからって毎回毎回……。

そんなに私の日本語は不自由なのかしらっ。



話は変わって。

花見帰り、子猫が数匹いるお家の前を通りかかった。

叔父の話では、そこの家の人が近所の野良猫を可哀想に思って毎日えさをあげてるんだとか。

多いときは7匹とか8匹。

78匹の毎日のえさ代と言ったら、けっこう大変なもんだ。

「でも、そうやってノラが増えるのだって元は人間の責任だから、どこかで誰かが手を貸さないと」

とママンが言い、

「増え続けるのを誰かが食い止めないと」

と私が言い。

それに対して叔母が、「でもどうしてそれが、あんた達じゃなきゃいけないわけ?どうしてそんなに猫にお金をかけなきゃいけないの?際限ないでしょ?」と言った。

叔母は犬と猫を飼っていて、自称・動物好きだけれど、好きの部類が私とは明らかに違う。

自分の飼っている子が可愛いのであって、他の猫は他の猫でしかありえない感じ。

そうね。

私だって人生かけてまで猫のために生き抜くという根性はないし、借金してまで猫のために尽くせるかと言ったらそうでもない。

でも、自分のできる範囲内で、自分の周囲に集まってくる猫に手を貸すのは、私の、猫に対する感謝の表し方。

勿論、世の中には沢山、猫や犬に人生をささげて手助けしてくださっている方がいる。

でもそれよりも更にたくさんの人が、無責任に犬猫を飼って苦しめている。

例えば、似羽にしても利百にしても、放っておけばどこかに行ったんだろう。安住の地を求めてさまよい、どこかで命果てていたんだろう。

もしかしたら子猫を生んで、その子猫は無事に誰かに拾われただろうし、似羽だって、他の誰かが避妊手術をしてくれたかも知れない。

その「誰か」が、他の誰かではなくて「私」でいけないわけがない。

いつも猫に助けられて生きている。

その恩返しが、すべての猫にできるわけじゃない。

すべての猫を保護してうちで責任もって育てていけるわけじゃない。

だから、今以上増やさないために、似羽にも避妊手術をした。利百にだってしようと思う。

これから先、似羽のように迷い込んでくる猫がいたとしても、その子が慣れてくれたら、私は避妊・虚勢手術を受けさせるつもり。

勿論、金銭的な問題ですぐにというわけに行かない時だってあるだろう。雄猫なら後回しにするかもしれない。

それでも、私は、する。

「他の誰かがしてくれる」と言う意識を捨てるべきだと思う。

自分の周りにいる野良猫、野良犬、100%自分に責任がないのか?

野良犬がいる、野良猫がいる、不潔だし危険だと言って保健所に届けるのはとても簡単だけれど、自分の感知しないところでならば、どれだけの命が失われても良いのか?

動物愛護というほどの、欠片もできないけれど。

自分に責任の持てる範囲で、恩返しとして。