生理痛による嘔吐の原因 | 体の悩み解決ブログ

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生理痛の症状は人それぞれですが、ひどい人は嘔吐を伴うこともあります。生理期間中にずっと嘔吐に悩まされ、食べることも辛いという女性もいます。生理痛といえば腹痛というイメージがあると思いますが、なぜ嘔吐を生じてしまうのでしょうか。


生理期間中には女性の体の中で様々なことが起こっているのですが、その中でも子宮から発生するプロスタグランディンというものが吐き気の原因の一つであると言われています。これは血液に含まれて子宮だけではなく体全身の血管や筋肉に行き渡ります。そして胃腸の血流を悪くしたり、消化を悪くさせたり、胃を収縮させたりするために吐き気を感じやすくなるのです。


また、生理の前になるとそれまで分泌されていた女性ホルモンが急激に減少します。この女性ホルモンとはエストロゲンやプロゲステロンと呼ばれるものが含まれます。これらが大きく変動してしまうことから自律神経が乱れ、それによってめまいや吐き気を生じてしまう場合もあります。


その他には、生理痛がひどい人の中には胃腸機能が衰えている場合があります。この生理期間中に胃腸に負担のかかる食べ物などを摂取してしまうと消化不良を引き起こし、吐き気を生じることがあります。コーヒーなどに含まれるカフェインも胃に負担をかけてしまうものなので、これを過剰に摂取してしまうと生理時に吐き気を引き起こすことがあります。一日一杯程度なら問題ないかと思われますが、個人差があるので吐き気がある場合にはカフェイン飲料を控えてみると良いでしょう。


消化しにくい食べ物も控えておく方が良いでしょう。油っぽいもやスパイスの効いた食べ物は胃に負担をかけてしまうので、なるべく避ける方が良いでしょう。おかゆなど、炭水化物は消化しやすいのでおすすめです。


生理痛からくる吐き気を緩和する為には、根本的に生理痛を改善していく必要があります。市販の痛み止めの薬では吐き気などの症状を軽減させることは難しいかもしれません。その上服用によって胃が荒れてしまい余計に吐き気が悪化してしまうということも考えられます。あまりにひどい場合には漢方を処方してもらったり、医師に相談するようにしましょう。
自分で出来ることは、体質改善の為になるべく体を冷やさないようにしたり、食べ物に気をつけたり、適度な運動を取り入れたりするようにしましょう。