今まではベン・ステイラーの目つき、好きになれませんでした。(汗)


といっても作品は「ミート・ザ・ペアレンツ」しか観ていないのですが、

いまいち面白さがわからなかった。


ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
ミート・ザ・ペアレンツ

でも「ミート・ザ~」は本編にもかかわらず、あのロバート・デ・ニーロ

をくすくすと笑わせてしまう妙なおかしみがあるのも事実。

(特典映像でもNG集でもないのにデ・ニーロが肩をゆすって笑いを必死で

こらえてるシーンあり!)


「ナイト・ミュージアム」でもこの表情は健在。


今回はおおいにはまってた!合格


とくに下調べしないでこどもたちと一緒に吹き替えで観ました。


ただね、前日に公式HPを見たら、9つの石版をそろえるゲームがあったので、

そういう宝探し的なアドベンチャーだとばかり思ってたの!


夜の博物館で恐竜やモアイ像が動くなか、それを止めるために

9つの石版を探せ!みたいな。。。。


そしたら全然ちがってて他のレビューにもあるように

いい意味で裏切られる映画ですね。




このようにベン・ステイラー、走る走る!



ある意味主役のレックス!



非常にハートウォーミングだしね。ドキドキ


冒険っていうよりも父と息子の成長物語ですよね。

「ファインディング・ニモ」に近いかなとも思いました。



ダメな父親が博物館での夜警として仕事に打ち込むにつれて

ぐんと成長する姿に感動できるし、

話の展開もうまい!



飽きさせない!


先輩の警備員3人組もいい味出してますよね。


ディック・ヴァン・ダイク、ミッキー・ルーニーを初め、ロビン・ウィリアムズに

ベン・ステイラー、おまけにベン・ステイラーの実母(アン・メアラ)まで出演してる!!

コメディ史としても成り立ってるわけですね。


夜警の先輩たちから引き継ぐわけですが。。


仕事を斡旋するおばさん、ベンの実母なんだ!


途中でどんな展開か少し読めてしまったり、

中途半端に放り出されてしまってるエピソードなんかも

あるんだけど、そんなアラはスピード展開で気にならない。


こどもたちはとっても楽しんでましたね。


ちっちゃい人々(ジオラマの中の人)が活躍してます。

西部開拓者(オーウェン・ウィルソン)と

ローマ帝国軍団(スティーブ・クーガン)たちが最後には同盟?組んで

仲良くなっちゃうなんて。。なんて独創的な!

このちっこいのがカウボーイ♪


いろんな人種、いろんな年代の人々が、最初はいがみあったり、

争ったりしてる。


それは言葉がちがうから?

人種がちがうから?

住んでた年代がちがうから?


そんなことせずにもっと仲良くやろうじゃないかって

いうメッセージもさりげなく入ってます。


この博物館が小さな地球なんですよね~。


夜の博物館、展示物たちが動き出すなんていうのもとってもオリジナルだし、

なんとなくみんな考えそうな設定ですよね。


ティラノザウルスを手なずけ、

モアイ像からアドヴァイスを受け、

ルーズベルトの恋の手助け、

フン族には優しさを、

ネアンデルタール人には火を(?)

お猿さんとはタイマンはる!!(笑)


お猿さん可愛い顔してワルです



最初からうまくいったわけじゃない。

試行錯誤の末、てんやわんやの無秩序な世界をうまくとりまとめていくラリー。


人を引き裂くことしか考えないアッティラ・ザ・フンにはそんな解決策が。。。

このエピソードでは思わずほろっと来ますね。


すっくと立ち姿が美しいサカジャウィア、恥ずかしながらまったく知らなかったんだけど、

こどもを持ちながら働くママさんのパイオニアとして

アメリカでは人気の高い歴史上の人物なんですね。

りんとしたネイティブ・アメリカンのサカジャイア

なんて風にアメリカ史のお勉強にもなるしね。

きんぴかコロンブス

力でねじふせるのではなく、

相手がどうしたいのかを知り、いろいろと一緒に解決していく姿勢。


いや~結構ね、軽く笑えるコメディとあなどってたけれど、

いろいろ感じることのできる良作ですな。


ルーズベルト大統領を演じたロビン・ウィリアムズもよかったっす!

テディ・ルーズベルト意外とうぶ♪




みんなで団結!



しっかり楽しめるファミリームービー!


こんな楽しい博物館行ってみたいね。