2011-04-18 15:45:57

スピリットランド 死後世界 2

テーマ:こんな本も読んだ
$『Talking with Angels』西洋墓地の天使像と『笑とる仏』 : 写真家 岩谷薫-スピリットランド2010.11.5.FC2の記事
 ここしばらくブログ書きは、忙しくて御無沙汰だったので、今日は気合い入れてかきますね!笑
 7月にこの本の解説本を紹介しました。(本書の内容は、7月の記事で確認してください。)やっと原著を読みましたよ…読み切るのに4ヶ月もかかってますね!笑。
 それには理由があって、この本は、

モノースゴク 退屈な本で、
モノースゴク スバラシイ本だからです。

 チビチビ、しばらくこの本の世界観に浸っている時間が好きでしたし、この本と関わっている時が、終わってしまうのももったいなかったので、少しずつ読んでいました。

 ◉モノースゴク退屈な理由。
 スエーデン・ボルグや、ダンテの『神曲』などの所謂、臨死体験本(この作者は臨死ではなく、まんま死人ですが!笑)の内容って、この世に生きている我々にとって、リアリティーが基本的に全く無いので、あの世で起こった事をツラツラ書かれても、だんだん退屈してくるんですよ…まるで、他人の昨晩の夢話を聞いているようなものです…

 ◉モノースゴク スバラシイ理由。
 私自身は、死後に対する認識が強固になりました。やっぱりか…と言う感じです。いつかのブログにも書きましたが、死への恐怖心が、ますます無くなりました。きっと大した事ではないでしょう…。死んでも居ますし…笑!
 そんなことよりも、この本の本質的で、一つのテーマになっている事は「人を赦す事」だと思いました。
 長い人生、生きていると、必ず一人や二人「絶対赦せないヤツ」って居ると思います。私にも居ます。でも「赦せ」とこの本は言うんです。赦さないと、赦していない相手と霊界で、その縁で引っ付いてしまい、返って地獄でお互い離れられなくなるそうです。
 よく人の不幸を見て、「そんな不幸を引き寄せた、あんた自身にも問題がある」「相手は自分の鏡だ」なんて、状況も知らないのに、解ったような顔でアホな事を平気で言う無神経な人も居ますが、そんな問題ではありません。何でも予定調和的に安直に語りたがる人物を私は信用しません。
 普通に考えれば解りますが、全うに生きていても当然、不幸は理由無くやってくることもあります。(例えば、相手から当たってくる交通事故等。虎の襲われる鹿。)

 この本で、書いてあった事例の一つに、19世紀のアフリカで、ヨーロッパから来た征服者が、アフリカ人の若い人妻欲しさに、原住民の家族を、何の理由もなく投獄し殺した事例がありました。
 理由もなく投獄され殺された夫は、当然、征服者を呪いますよね…この事件で、夫自身に不幸を引き寄せる、何か過失や問題があったと言うのでしょうか…??  この呪いのパワーが、地獄にいるヨーロッパの征服者と、結び付いてしまい、本来、地獄に居なくていいはずの夫が、地獄の責め苦を受けている征服者の傍らに、復讐の為、力なく(復讐に疲れはてて)しゃがんでいる光景を、作者(フランチェッツォ)は見たそうです。
 作者は、その夫に「赦してあげなさい」「赦してあげたら上の階層で妻が待ってます」「妻は既に征服者を赦していますよ」と説得するんです…。
 夫は、その説得に苦渋の思いで応じ、その征服者を赦したとたん、光に包まれて上層へ舞い上がったそうです。

 こんな理不尽な事件で「人を赦す」のは、相当難しいですよォ…死んでも呪ってますし…
 作者(フランチェッツォ)自らの経験からも、生前に、よほど苦い経験をしたのでしょう、「人を赦すことの難しさ」を幾度となく切々と記しています…。これは、身につまされる思いでした。
 そう言えば、キリストも確か、「7回赦すよりは、7の70倍、人を赦しなさい」と言ってましたねぇ~。 ドエライコトです……。(その割りには、キリスト教国って戦争好きですが…)
 この本を読んでさえ、私の中では、未だに赦せないヤツがいますが、時間をかけて解決しろとの指令のような気さえしました…

 あと、ちょとこの本で気になったのは、「善」とか「悪」で、二元論で世界観を形造っているところです。この発想は非常に「西洋っぽい」と思いました。
 仏教では、おそらく究極のところでは「善」とか「悪」とかは問題視しないでしょう。「善」とか「悪」の次元を超えた次元ですね…。一元ですね…。
 善の軍勢と悪の軍勢が、霊界でもまだ「戦」をしているそうです‥。
 もし、それが本当ならウンザリですよね!笑。 まだ、闘うの…
 でも、スエーデン・ボルグも、フランチェッツォも言ってましたが、霊界は、その人の想念が創りだす世界らしいので、人それぞれ、また別の世界が待っているのかもしれませけど…??

 表紙カバーの装丁が、ちょっとイマイチだったり、帯の「奇跡の純愛パワーがイタリア貴族フランチェッツォを救った!!」というキャッチコピーは「正直、ドオヨ??」と思ってしまいますが、笑、内容は間違いなくイイ本です!
 勿論、本書の内容は上記だけではありません。私の読書は必ず、線を引いたり、折り目を付ける読書ですが、線と折り目だらけになりました。
 生きている人の「あの世の本」は、多数ありますが、まんま死人が書いたあの世の本は、これ一冊ではないでしょうか???
 まさしく「奇書で良書」です。
 この本は既に、絶版になっているようですので、御興味のある人は、古本屋で見付けたら、絶対買い!カモです。笑。いい本です。霊界を通しての、ロンドンとイタリアからのメッセージ。

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