篠田 節子「女たちのジハード

ジハードってよく聞きますが「聖戦」ってことですが、

正直、「男ってやつは・・・」って話かと思いましたが、

まったく違いました。


主人公は保険会社に勤めるOL5人。


それぞれが個性的で、仲良しだが、べったりでもない5人の

それぞれのこだわり、結婚だったりマンション購入だったり、資格だったり

に真正面から向かっていく様子がとても清清しい。


聖戦というよりは、いわゆる昔の「トレンディドラマ」をもっと濃くした感じというか・・・


文句なしに、読み終わった後面白かった~!って薦められる1冊でした。

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『夏の災厄』/ 篠田 節子

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篠田 節子 『夏の災厄

うちの父に薦められて最近読んでる作家がこの「篠田節子」さん。

恋愛小説とか、ミステリーとかの分野に限らない作品を書かれています。


この「夏の災厄」は、埼玉県のある町で日本脳炎に似た奇病が発生し、

最初は数人だったのが、いつのまにかどんどん増え続ける。


そこで、立ち上がったのが田舎の医者だが、じつはその医者はすごい経歴の持ち主で・・・


って続きそうなものですが、今回そういったヒーロー的存在はいません。

主人公?は町の役人だし、正直腰抜けです。その彼ですら主役の1人ってかんじ。


それでも読み応えのある結末になってます。


日本脳炎といえば、「蚊」ですよね。行政も住民も「蚊」に振り回され、挙句の果てに効果なし。

行政のお役所的対応と、都会から流れてきて言いたいことだけ言う市民とのやり取りも

おもしろく、妙にリアリテイがあってなかなか面白かった。

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