病気になって  №1 | 脳梗塞と民話語り

脳梗塞と民話語り

よう来なすったなあ~、ゆっくりしてきなっせ~





月・火曜日はブログ定休日だよ、

  

さて今まで書いてきて、お分かりと思うが
     俺が脳梗塞で倒れたのが
  

 今から10年前、ちょうど俺が50歳の時
    平成9年2月22日(土) PM5時45分
      脳梗塞で倒れまして、1年近く車椅子での病院生活
  

 4年から5年に及ぶ言語障害
    そして 今も右手は全然動かず、
       右足は引きずりながらも 歩ってます。
  

 倒れた当座は、いつ再発するか、いつ再発するかという
   再発への恐怖、
      な~んにも 出来ない身体になっちゃって
  

 こんな惨めな 身体をさらして
    生きていかなければ ならないなんて


俺なんて!!俺なんて!!
     家族のお荷物に なっちゃうんだろうな
  

  俺なんて 生きてる価値も なくなっちゃったんだろうな

  俺なんか!!俺なんか 
       もう死んでしまった方が いいんだ
    

  やっかいものの 俺なんか
いなくなった方がいいんだ


毎晩一人っきりになると
     もう不安で 不安で、 
        これから先のことを考えると
     

  不安で押しつぶされそうで ございました

     毎晩毎晩 ベットで泣いてばかりいました
  
  

 寝返りも打てない、起きあがることも出来ない
    車椅子に乗り移ることさえも出来ない
  

  な~んにも  出来なくなってしまった
    この身体で 生きていかなければならない
       なにをして、 どんなことして、
  

 生きていけばいいと云うのだろうか

  リハビリを一生懸命やれば 元の身体に戻るというのか

そんなことを考えては、 涙 涙 涙 の連続です、
  
  今日こそ泣くまい、 今日こそ泣くまい と
    思うんだけれど  やっぱり 涙が出てきてしまう



昼間、 見舞いの人が 
   来ているときは 明るく 元気そうにしていても
   

  暗くなり 一人っきりになると
なんだか 寂しくなってきて 
       自然に涙が出てきてしまう


 

 そんなとき、テレビを見ていたら
   スカイダイバーが 数人飛行機から
 

 飛び降りた途端、 仲間同士がぶつかり合い
     一人は死亡、 もう一人の人は
  

 命は助かった者の  両足切断という痛ましい事故でした
   それでもその人は、 
     もう一度空を飛びたい という夢を持って
  

 辛い リハビリに耐えて 
     再び大空へ  との番組でした


  

 そう言うわけで、なにか、自分で出来そうな
   夢を、見つければいいんだ
  
  しかし、この身体で どんな夢を 
    描けばいいと云うのだろうか


 前の病院の 看護師さんが 手紙を出してくれ と言ってた、
  右手が駄目になったのだから
      左手で 字を書けるようにしよう
  


 それを最初の夢にしよう。 ・・・・明日に つづく ・・・ヨ
           
kanya-suzu