Kazuのかんたんドイツ語 【文法・語法・会話】

ドイツ語は難しい?いえいえ、実は英語よりも簡単です。挨拶・発音・数字から、ドイツ語を簡単に分かりやすく解説します。単語の増やし方、動詞・前置詞の格支配や名詞の性の学び方も解説していきます。マルチリンガルの私が、外国語一般の学習方法についても紹介します。


テーマ:
Guten Abend(Tag)!

今日は、「様態を表す助動詞(Modalverben:話法の助動詞)」の完了形についてお話します。


この話をするためには、
「助動詞の主観的意味(subjektive Bedeutung)」も、
あることを知っている必要があります。



「助動詞の主観的意味」については、前々回・前回の記事をご覧ください。

「können=~できる」だとは限らない? 助動詞のもう1つの意味合い
http://ameblo.jp/kantan-doitsugo/entry-11919638187.html


確認! 「話法の助動詞」の主観的意味合いは確信度の違い?
http://ameblo.jp/kantan-doitsugo/entry-11922556087.html




そうそう、察しの良い方は、気付いていらっしゃるかと思いますが、

「主観的意味」があるということは、
「客観的意味(objektive Bedeutung)」もあるということです。


「客観的意味」と言っても、難しく考える必要はありません。

「können=~できる」とか、「müssen=~でなければならない」とか、
助動詞の最初に習ってきた意味合いのことです。



詳しくは…
【助動詞1】 ドイツ語の助動詞は一味違う
【助動詞2】 日本語で考えると、どつぼにはまる助動詞



理屈を言えば、「話者の確信=主観」ではなく、実際にどんな状態であるのか「客観的」に示していると言われている、と思っていたら十分です。



今まで扱ってきたのは、ほとんど「客観的意味」での表現です。

その場合、「過去」を表す場合は、
多くの場合は「過去形」、たまに「完了形」で表現していました。

例えば…
Ich konnte noch schneller laufen. (過去形)

Ich habe noch schneller laufen können. (完了形)



記憶が怪しいと思う方、コチラを再確認してくださいね。

助動詞を使って、過去を表す時…
http://ameblo.jp/kantan-doitsugo/entry-11663315967.html



ここが重要なのですが…

この文では、
あくまで「できていた」のは「過去の時点」ですよね。

だから、
「助動詞が過去の表現」=「助動詞が過去形・完了形」になっています。




では、「主観的な意味」の場合は…

「~かもしれない」「~に違いない」なんて言っている話者は、
「今の時点での判断」をしているのです。

だから、原則は「主観的な意味」の場合は、「助動詞は現在形」です。




もし、過去のことを判断する場合…

In der letzten Woche haben wir nie Sakura gesehen.
Sie kann krank gewesen sein.


これは、「病気だったかも知れないという意味合いです。

よく見てください、
過去に起こったことを判断して表現する場合は、
助動詞は現在形」で「受ける動詞が完了形
という形になります。



だから、例えば…

Sie musste auf Japanisch sprechen. (客観的意味=義務)

Sie muss auf Japanisch gesprochen haben. (主観的意味=確信)


で、ニュアンスが異なるのは、何となくイメージできるでしょうか?


イメージしやすいように文脈に落としてみますね。

Karen hat einige Freunde von Sakura getroffen, die kein Deutsch sprechen können.
Sie musste auf Japanisch sprechen.

Karen hat gestern mit Sakura etwas gesprochen. Aber ich habe nichts verstanden.
Sie muss auf Japanisch gesprochen haben.



まずは、この2通りがあるんだ…ということが腑に落ちていれば大丈夫です。

ある程度話せるようになってくると、この使い分けは口語でも必要になってくる場面もあるかと思います。



言おうと思えば、上の表現(客観的意味)でも…

Sie hat auf Japanisch sprechen müssen.

と「助動詞を完了形」で言うことも可能ですが、オススメをしなかった理由が何となく分かりますでしょうか。

「助動詞を完了形」にして、私も言われれば理解はできますし、ネイティブも理解しますが、滅多にに使わないのは、口頭で使った場合、混同されないようにするためです。




ごちゃごちゃになりそうだったら、過去のことを言う場合、

客観的意味の場合:「助動詞を過去形」+「動詞の原形」

主観的意味の場合:「助動詞は現在形」+「動詞を完了形」


と押えておけば、差し当たりは大丈夫です。



ただ、キッチリした文を書こうとした時に、
この「助動詞の完了形」の知識は、知っておいて損はないので、頭の片隅には置いておいてもらえればと思います。


次回は…

その話は誰の口から? 「wollen」と「sollen」の主観的意味
http://ameblo.jp/kantan-doitsugo/entry-11926011373.html



今日はこれにて。


Tschüss!



<下のバナーをクリックして、応援をお願いします。>
にほんブログ村 外国語ブログ ドイツ語へ にほんブログ村 外国語ブログ 語学学習法へ  



読者登録してね ペタしてね
AD
いいね!した人  |  リブログ(0)

簡単ドイツ語 Kazuさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

SNSアカウント

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。