最近おもうこと
テーマ:ブログ最近、自分の今の技量では治すことは難しい思われる患者さんを
診させていただくことが多く、苦しい思いをすることがよくあります。
なんとかして少しでも良くなってもらいたいと必死になって治療するのですが、私の力が及ばず申し訳ない気持ちでいっぱいになるのです。
「やまいは(病)自分自身でつくるもの」と考えてみると、それを治せるのも自分自身です。どんなに上手い外科医の手術でも最終的には自己治癒力で傷口を治しているのです。
すべての医療はその手助けをすることしかできません。
やまいになる原因は必ず「自分」の中にあります。
そこを探り当てて治療し、自己治癒力を高めることが
できればやまいは必ず治るのです。
しかし、症状が出ている場所とやまいの原因となる(流れが滞っている)場所は同じとは限りません。むしろ違う場合がほとんどです。
私達の世界では、表の症状にまどわされずに、症状を引き起こしている根本となるところを探す能力がつくことを「手ができる」などと言ったりします。
プロの鍼灸師としての「手」になる、という意味です。
またその「手」には、さわられて気持ち良い「手」という意味が含まれていて、極端な言い方をすれば、凄い先生になると、さわられただけで痛みが消えてしまうこともあります。
この「ゴットハンド」ともいうべき「手」を目指すべく、私達はここで頑張っています。
鍼灸は数千年の時をかけて自己治癒力について研究してきた医術です。
その歴史の長さに裏付けされた鍼灸の凄さは、言葉にすることが難しいほどです。鍼と艾(もぐさ)の使い方次第ではどんなやまいも治せてしまう可能性を秘めています。
そんな鍼灸にせっかく辿り着いたのに、私の修練が足らないばかりに「鍼灸はダメ」だとか「積聚治療は効かない」と思われてしまうのは、もしかしてその患者さんだけではなく、周りの方にとっても不幸なことです。もっと言えば、その人たちの人生を変えてしまうほど大きいことなのかもしれません。
とは言え、これまで学んだことをすぐに実践できるかというと、そう簡単にいかないのが現実です。
鍼灸は、「学問」ではなく「術」なのです。
やり方や内容がわかったからといって、明日から出来るというものではありません。
解剖学や病理学など体の構造を学び、医療従事者としてのモラルを身につけるのはもちろんのこと、プロの治療家としての「手」を作るには絶対に時間と経験が必要です。
私の尊敬する患者さんで、その全て理解して10年近くこの学校の治療室に通ってくれている方がいます。
もう最初の症状は治ったのですが、体のメンテナンスとプロの鍼灸師育成のために通ってくれているのだそうです。ありがたいことです。
鍼灸は広い意味で人類の財産のようなものです。
財産も、使い方を知らずに眺めているだけではただのモノと変わりません。
ですから今日、これを読んだ人は関東鍼灸に入って鍼灸をやる方にまわって財産を手にし、その価値を広めてください。(笑)
それが難しい方は、ぜひ一度治療を体験してみてください。
プロの鍼灸師の養成学校である、ここ関東鍼灸は治療家になるために
必要なものがすべてそろっています。
とくに鍼灸師にとって気と陰陽の概念を身につける上で必要な気学九星や易学を必修で学べるのはおそらく世界でここ関東鍼灸だけです。
易学(易経)は古代の科学であり物事をいろいろな角度から検証することにより自分自身を洞察する力を養う学問です。
東洋哲学(易経)の講座は一般の方にも公開されていますので興味のある方は学校にご連絡ください。
なんだか少々熱い文章になってしまいましたが、ここまで書いて実はただ面白いからやっているだけ、なのだとようやく分かった次第です。(笑)
自分のやっていることを改めて考える機会をいただいてありがとうございました。
堀部







