2007年11月03日

甲斐駒ケ岳・Aフランケ赤蜘蛛ルート

テーマ:無積雪期クライミング

Aフランケ・赤蜘蛛ルート

報告者:岩田


今回のメンバーは岩を20年ぶりに復活したOBの田口さん、フリーはやるが人口登攀は初めての前田さん(無所属)、そして当会の飯窪(赤蜘蛛3回目)、岩田、紅一点谷岡の5名である。


19922日(土) 曇り

 Aフランケへのアプローチは黒戸尾根からと北沢峠があるが、今回は少しでも楽にと北沢峠からの出発となった。

同行の歩き隊に水を担いでもらい甲斐駒山頂を目指す。

(歩き隊メンバーに感謝)

甲斐駒ケ岳山頂にて全員集合

山頂で別れ黒戸尾根を八合目に降りる。

八合目鳥居(崩れている)上の平坦地にテントを張り、二人が下降ルートの偵察、三人は晩飯の用意、田口さん考案のにんにくたっぷり入りビーフンを食べ、早々と就寝する。


北沢峠(   )~甲斐駒ケ岳山頂(12301310)~八合目(1350


923日(日) 曇りのち雨

 430出発、赤蜘蛛取付きまでは昨日の偵察のおかげで、あまり迷うことなく到達することができた。

オーダーは田口・岩田のオールドコンビ、飯窪・前田・谷岡のヤング?コンビに分かれる。

1P目 最初のピンが抜けており、フレンズをセットしハングを越すが、2ピン目までとどかない(岩田の身長163cm)、セカンドのショルダーの助けで


1P目も登攀

どうにかとどいた。

ピンの感覚が遠いと聞いていたが、まさにその通りである。

2P目 フリーの核心(5級クラック30m)田口さんが20年ぶりの登攀と思わせないダイナミックなクライミングを見せる。

2P目の5級クラック



3P目 ボルトラダ-を直上しハング下を左へ、カンテ状を越え草付の安定したテラスへ。

3P目途中より

4P目 ここで左か右か迷う。左はフリーで残置は皆無、右はハングした垂壁にボルトが連打されている。 田口さんは迷わず右のハングを越えて行く(これがV字ハングで正解)。

その上は傾斜の落ちたフェースだがガイドブックの写真とは違い、ブッシュが多い。

三畳テラスの端に着いてビレー。


ここで後続を約2時間待ち、田口・谷岡・岩田と飯窪・前田にメンバーを入れ替える。

6P目 さあいよいよ恐竜カンテへのハイライト。頭上には見事な垂壁、そして見事なクラックが走っている。

田口さんがクラック沿いにA1で直上して行くが、ピンとピンの間が遠く途中にナッツ・フレンズをセットしながらの人工登攀が続く。



途中に残置されたフレンズが幾つかある。終了点はアブミビレー。

ビレー点


スーパークラック


恐竜カンテ


7P目 恐竜カンテを右に越え、高度感満点(天気が良ければ)のボルトラダ-を直上するが、セカンドが登攀中に心配していた雨がとうとう降って来た。

ビレー点で大慌てで雨具を着る。後続のセカンドはまだ6P目を登攀中、雨はやみそうにないので、安全第一で全員がロープで繋がって登ることにする。

飯窪は雨具が着れなく、濡鼠で登ってくる。

8P目 田口さんがフリーと人工でロープを延ばす。

911P目 岩混じりの樹林帯をヘッドランプの灯りを頼りに田口さんがリード、ほんとうに頼りになるOBである。若い頃、冬のアルプスの岩壁をバリバリ登っておられた片鱗を垣間見ることができて懐かしくもありました。

終了点に着くと田口さんは岩小屋の中で雨を避けながらのビレー、岩田も岩小屋の天井に打たれたボルトでビレーをする。

全員、岩小屋に集結したのは午後7時であった。


八合目(0430)~赤蜘蛛ルート取付き(05500630)~三畳テラス(09401150)~終了(19002000)~八合目(2100


924日(月)小雨~曇り

雨上がりの黒戸尾根から、歩き隊の待つ北沢峠を目指す。


登攀メンバー


八合目(0530)~甲斐駒ケ岳山頂(0650)~駒津峰(0815)~

北沢峠(1010


赤蜘蛛は評判通りの素晴らしいルートでした。

「開拓者に尊敬の念を抱く」と書かれていたがまさにその通り。

今回、雨に見舞われたとはいえ登攀終了が19時、スピードが遅すぎた、メンバー構成に無理があったのか、技術不足であったのか・・・(それはどちらも言えている。)

赤蜘蛛は中途半端な気持ち・技術で取付くルートではないとひしひし感じました。

トレーニングを一からやり直し、また挑戦したいと思います。








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コメント

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1 ■赤蜘蛛ルート

皆さんのクライミング状況が手に取るように解ります。何回も登ってその都度違った登り方をしてじっくり味わって下さい。その度に新鮮な体験が出来ると思います。
ダイヤモンドフランケの名付け親、「いのうえすすむ」でした。
来年、ルート開拓40周年を記念して又登ります

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