2007年03月10日

2006.10北岳バットレス

テーマ:無積雪期クライミング

北岳バットレス報告書
(dガリー大滝~dガリー奥壁登攀)
日程:2006年10月7日~9日
メンバー:柳瀬・岩田

10月7日 天候 曇り~雨~曇り
昨日の大雨の影響で広河原行きのバス始発が10時30分、今日は白根御池小屋まで。
明日の登攀予定ルートはピラミッドフエース~四尾根~下部フランケ~dガリー奥壁の予定である。

広河原12:00 ~ 白根御池小屋(テント泊)14:45
10月8日 天候 曇り時々晴れ 風強

2:30起床、3:45に出発するが、バットレスに向かうクライマーが我々以外にもたくさん居る。
bガリーとcガリーの間の尾根状を登るとbガリー大滝の取付きには大勢のクライマー(10名以上)が登攀の
準備をしている。
                     Cガリー大滝 
06.10北岳バットレス
                     Dガリー大滝へ向かう
dガリーを望む

連休の四尾根は大渋滞と聞いていたが、まさにその通り、四尾根には近寄らないことに決め、ルートを
五尾根支稜~下部フランケ~dガリー奥壁に変更する。
ガラ場をトラバースしてdガリー大滝に着く(5:50)と、なんとそこにも10名以上のクライマーが順番待ちしている。
1パーテイ以外は五尾根支稜を登るとの事なので、我々は大滝にルートを変更し先に行かせてもらう。(6:55)
大滝は2p(Ⅳ、Ⅳ)のスラブ登攀で横断バンドに出る。(8:10)
                   
                    
下部フランケからのトラバースルート

右にトラバースバンドを利用して下部フランケに取付くも、2m程登るがピンも無くルートがわからない。
じっとしていると指先が冷えてくる、ルート図ではこのピッチはⅥ級。上部の凹角状は濡れているようなので、
あっさり止めることにする。
dガリーに戻り、奥壁取付きまで約5p(Ⅱ~Ⅲ)登る。ロープ無しでも行けるが安全を期す。(11:20)
さあ、dガリー奥壁の登攀だ(11:45)、4段ハングをフリーで越えるが、最初のハングの足場がわからずテンション。
何度目かのトライでやっと越える。最後のハングを越えクラックからスラブを直上してレッジでビレー。
                   1P目 4段ハングを越える

                   2P目 10mクラックからスラブ

                   ルート左に広がるスラブ帯
スラブ帯

2p目、右にある10mのクラック(Ⅳ)へ取付くが上部までノーピン、途中にフレンズを噛まして快適に抜け、
スラブ(Ⅴー )を気合いを入れて抜け、チムニー下のビレーポイントへ。
3p目、40~50センチのチムニー(Ⅳ+)に体を入れてずり上がるが、狭くて苦しい。

                   4P目 チムニー
4P目のチムニー

新品の雨具をズリズリする度に、気持ちの方がズリズリテンションが下がる。
チムニーは途中から外に出てスラブを登るとのことを後で知ったが、その時はチムニーの中をひたすらズリズリ
やりまくり、とうとう力尽きて降りた。
四尾根からガイドさんがルートを教えてくれたが、もう下に降りてきたので左のバリエーションルート(Ⅴ)を登る
ことにして、左のスラブに打たれたボルトテラスに移る。
4p目、フェースを左上しハーケンが連打されたスラブ帯に出るが、その全てのハーケンが指で触っただけで動く
代物、じわっと騙し騙しフリーとA0でずり上がる。(このピッチが今日の中で一番難しく、恐かった)
どうにか抜け城塞下の広いバンドでビレー、ヤナピーも必死になって登って来る。

                   4P目 バリエーションのフェース 
4P目の5級スラブ
                   フォローするヤナピー

その頃になると一段と風が強くなってきて寒くて仕方がない、ガタガタ震えてビレーする。
寒さで登攀どころではないのでバンドをトラバース(Ⅲ)して四尾根の枯れ木テラスに出る。
5p目、四尾根最終p(Ⅲ)を登り終了。(17:30~:45)
そこから頂上まで踏み後を登って18:10に北岳山頂に着く。
頂上でビバークをしたかった?が、今日は寒すぎる。
真っ暗な頂上で記念写真を摂り、肩の小屋を目指す。
肩の小屋(18:45着)は素泊り3.000円、寝具(シュラフ)1.000円、卵うどん900円でした。
我々の後には四尾根の最終パーティが3組程入って来た。

  御池小屋(3:45)~二俣(4:10)~dガリー大滝取付き(5:50~6:55)~横断バンド(8:10)~
  dガリー奥壁取付き(11:20~:45)~終了(17:30~:45)~頂上(18:10~:15)~肩の小屋(18:45)

10月9日 天候 晴れ

朝、5時に起きて何も食わずに即出発。
日の出を眺めながらの稜線歩きは気持ちが良い!
分岐から草滑りコースを御池小屋に降りるが、どういう訳か途中で道が這い松の中に消えている。
○のペンキ印はあったし、地図も合っている。方向もOKなので「ええい、突っ込め!」と這い松帯に突入。
段々と深くなってきて背丈よりも深くなってきた。地面に落ちないように幹の上を歩くがたまに滑ってはまり込んで
、ヤナピーも悪戦苦闘している。(しかし、ヤナピーにとっては藪漕ぎの良いトレーニングである。)
這い松帯を抜け潅木の中をどんどん降っていったら、御池小屋の5分ほど下の登山道に出た。
登山者が怪訝そうな顔でこちらを見ている。(まあ、そうやわな)
小屋に着くとなんとテントが行方不明、どこに行ったか探すと近くでひっくり返っていた。
昨日の強風で飛ばされたらしい。
遅い朝食を摂り、広河原へ下山する。
今回の北岳は北アルプスのように、雪が降ることはなかったが、強風でとにかく寒かった。
今度はもう少し暖かい時に、快適に登りたいとつくづく思う山行でした。

 肩の小屋(5:10)~御池小屋(7:45~8:50)~広河原(10:10)

  

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