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先日、定型発達と当事者さんの誤解のところで、3分遅刻のエピソードをご紹介しましたが、ブログへ興味深いコメントを頂いたので、今日はそれを記事にして見ますね。


それは、「がんさん」という当事者女性から頂いたコメントです。


まずは、元記事のエピソードのおさらいから・・・。

(元記事はこちら です。まだお読みでない方はどうぞ!)


例えば、ある当事者さんは、目上の人と待ち合わせをしていたとしましょう。

その人は数分遅刻をしてきました。

しかし、大変遠方から、わざわざその当事者さんに会いに来たのです。

それにもかかわらず、当事者さんは、

「3分遅刻ですね」と言ってしまいます。

言われた目上の人は「わざわざ来たのに、3分位で失礼な」と怒ってしまいます。


この場合、言われたことにただ怒ったというよりも、

その言葉に「わざわざ、嫌味を言ってきた。なんてヤツだ」と、

当事者の内面に有るか無いかも判らない「悪意」を想像して、

勝手に怒っているように感じます。

定型発達なら、言って来るはずのない台詞を言われたことで、

相手の気持ちに強い悪意を想像している訳です。


さて、これにがんさんがもし当事者さん同志ならと言う場合を、想定してくださいました。


三分遅刻の例え話で、もしこれが当事者さん同士が

待ち合わせをされていた場合を想定してみました。

『三分遅刻されましたね』

『え?違いますよ。四分の遅刻です』

『おや、失礼。四分の遅刻でした』なんて、

ほのぼのとした会話になるのかなあって思いました



ははっ・・・、僕はこれを読んで、「あぁ、成るほどなぁ」と思ったんです。

そうそう、それだけのことなんですよね

相手は3分と言ってきた。

あれ、遅刻だと思って時計を見る。

「いや、4分だぞ!」・・・ほんじゃ、伝えよう。

ははっ・・・ただ、それだけなんですよね

そう確かに単なる事実確認なんですよね。

それでいいんですよね・・・^^。


でも、この会話、もし遅れたほうが当事者さんで、

『え?違いますよ。四分の遅刻です』なんて、言ってしまおうものなら、

待ったほうの定型側は、大激怒でしょうね(爆笑。

そこを、『おや、失礼。四分の遅刻でした』って、

これまた、なんて素敵な返答だと思いましたよ・・・^^。



この差は一体何なのだろうと、思ってしまいます。



【相手の意図を深読みしすぎて、感情が左右される定型】

相手の意図を考えすぎる事で、自分の感情まで上がったり下がったり、

なんだか、定型発達って、面倒だなと、自分ながらに思いました。

と言いながら、実は、ぼくも、エピソードの様な勝手な決め付けで、

妻に怒ってしまっていた時期があったんですよね。


妻がなんとなく不機嫌だと、

自分の事に悪意を持っているように勝手に思って、

こっちが余計にプンプンしてしまうんですよね。


うちは、妻も定型で、こっちの様子を察してくれるのか、

最近は彼女が逆に僕の意図に気がついて、
「そんな風に思って言った訳じゃないのに・・」

と伝えてくれるんで、今は、ケンカにならずに済むんですけどね。


ウチの家庭も、このことで随分と昔はケンカをしたもんです。



【恐れを感じたものを、直感的に遠ざけることが差別や疎外につながる】

話は変わりますが、今回の動画で強く感じたのですが、

うまく言葉に出来ずに、前回の記事に書けなかった事があります。


あの記事では、「自分達の常識を押し付ける怖さ」と書いたのですが、

あの動画からは、そこをもっと踏み込んで、

「自分達の常識や固定概念から、『怖れ」を感じてしまう事には、

 深く考察するまでもなく、直感的に遠ざけてしまうことの「恐さ」」

・・・を感じたのです。

似たようなケースとして、発達障害への報道が、一時期問題視されたのも、

事件を起こしてしまった子たちの言動に、独特の特性があるばかりに、

それがとんでもない猟奇事件であるように、

ことさら強調された事例もあります。

(このからくりについての記事はこちら


この問題へのひとつのアンサーとして、

ぼくはここでツイッターで知り合ったpeekun825さんの

このブログへのコメントをご紹介したいと思います。


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ただ単に自分達の常識にはない事柄=精神に問題あり、

としている事が問題だと思いますね。

要するに先入観が邪魔をします。
定型発達と非定型発達という表現にも差別を感じます。

~(中略)~

病名や障害名、先天性なのか後天性なのか、

そんな事は医者が決めたパスポート(カルテ)に過ぎません

誰もが同じ様に感じて、心を持って生きています。
ただ表現の仕方が能面を被った凡人とは、違うだけ
だと思います。
この動画の子供のようにね♪

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.

非常に深いコメントと感じましたので、ここで紹介させていただきました。


僕自身もこの動画を通じて、

定型発達の人たちは、他人の意図を読めるつもりになって、

誤った読みをしても、それを「そんなの常識でしょう」と言う言葉で、

当事者さん側に譲歩を求める社会構図が見えてきました


また、相手の反応が自分たちの予想範囲から外れていたり、

「怖れ」を感じさせるものであったときに、

深く思考もせずに、直感的に疎外してしまう構図もあるのでしょう。


正直、感じ方、表現の仕方の違いが、

これほどの齟齬・誤解を産んでいるんだと、驚いたのです。

真実は、やはりいつもシンプルなのかもしれませんね。

根源と言うのは、いつも、この様に単純なのかもしれません。




この障害には、定型の感情をどこか荒立たせたり、

怖れさせたり、また呆れさせたりと言う、

不思議な心理効果があるところに、

不幸と悲劇が宿命付けられているように感じます。

でも、そこに起こる誤解のプロセスを解明していくことで、

何かを変えていけないかなぁと僕は思っているのです。


今回の記事を書いたことで、

定型発達と当事者さんの間に起こっている、

その誤解と齟齬のプロセスのひとつに行きついたことを、

僕は嬉しく思っています。


「なんだ、そんな小さなことか」とおっしゃられるかもしれませんが、

こんな単純なことが根っこにあると判ればこそ、

解決策も見付かってくるように感じるのです。



僕に気づきを与えてくれたこの動画に感謝しています。



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