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今日も、週間医学界新聞の広沢医師インタビュー記事についての話題です。昨日は、発達障害の診断に関するコメントを紹介しましたが、他にも感心するようなコメントがあったのです。それはこの方の、発達障害の人達の心の本質をしっかりと捉えた姿勢です。今日はそんな話です。



週間医学界新聞 第2918号 2011年2月28日

広沢正孝氏(順天堂大学スポーツ健康科学部健康学科教授・精神保健学)に聞く

常に"発達"の視点を持って患者さんを診ることが,
広汎性発達障害の正しい診断につながる

http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02918_02



【他に・・・】

そのコメントは、次のようなものです。

なにか発達障害の本質に対しての言葉です。


「彼等は、基本的に、周りの人が思うほど”冷たい人”ではないということでしょうか。下心など持っていないし、むすろ純粋で良い人達なので、それをこちらも理解すること、周りの方々にも理解してもらえるよう努めることが大切と思っています。」


これはぼくも、全くその通りであると感じます。

発達障害の当事者さんは、感情表現が乏しかったり、人からのかかわりに対する反応が違うだけなのに、それが定型の認知パターンに「情がない」「冷たい」「やる気がない」などと誤解されやすいところに悲劇があると感じます。



また、夫婦関係についても、この様なコメントがあります。


「特に患者さんの配偶者の方は、愛情や感情の面で悶々と悩む方が少なくないため、患者さんの精神行動特性をよく説明すると、心の整理がつき、気持ちが楽になる面があるようです。」


う~ん、このコメントには、すごく共感しますねぇ。

また、夫婦関係のケアにまで、医師が気を配ってくださるとは

良い話だなぁと感じます。


僕の経験では、夫が発達障害で妻が定型のケースで、「夫の態度から愛情を感じない。気にかけてくれていないとすら思える」というような話を良く聞きます。逆でも同様の訴えはあるのですが、夫が定型のケースでは、比較的訴えが深刻でない印象です。

結婚生活(特に専業主婦)においては、女性は、夫との関わりが人生の多くを占めることになるので、その相手が共感的でなかったり、感情的配慮に欠けていると、人生そのものを無意味なように感じてしまうようです。しかし、実際は愛情表現がうまくないだけで、心の心底まで冷たいわけではないと、僕は思うのです。

広沢医師のこのコメントは、この大切なポイントにしっかりと視点が向いており、しかもその解決にまで力を注ぐというところで、素晴らしいと感じるのです。


この夫婦間の事については、書きたいことが沢山あるのですが、また別の機会に記事にしたと思いますので、今日はこの辺にしておきます。


【広沢医師の視点に感心と感謝です!】

さて、このインタビューを読んで思ったのは、この広沢医師の非常にあたたかい視点です。発達障害の特性を、何か特異なもののように語るのではなく、この方々が心の中に本質的に抱えている人としての価値に、しっかりと目が向いている印象を持ちました。


ぼくが、普段、発達障害を取り巻く世界に不満を持つのは、

こうした視点を持たない人達の発言なのです。

多くの専門家が、この障害を語るときに

「あれが出来ない、これが出来ない」と、

あたかも何も出来ない人達であるかのように、

その価値に全く目が向いていないような語りをされます。


ぼくは、この障害を持つ人達と言うのは、

ともすれば、定型発達よりも、人としての純粋さがあるようにすら感じます

定型発達が、社会を生産的にしようとしたり、

効率化ばかりを求めたり、そういうことばかりに邁進した結果、

人としておき忘れてしまったものが、この方達にはあるように感じます。


定型発達が誤った道に走ってしまう時に、

その進路を正しく引き戻す為に、

発達障害と言うものが人類にあるのかなぁとすら思います。


上手く言えないのですが、発達障害というものには、

人類にとって、とても大切な存在価値があるように、僕は感じるのです。


今回のインタビューは、ぼくが今後このブログを書く上で、

何かひとつの転換点を迎えたような気すらします。


自分が向かっていきたい方向を、何か感じ取ったインタビューでもありました。

広沢先生に感謝したい気持ちで一杯です。



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