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「父が発達障害の息子に贈りたい言葉たち」のシリーズです。

今日の言葉は・・・・


「重要なのは、誰が正しいかではなく、

何が正しいかということである (アルダス・ハックスリー:小説家)」


さて、当事者さんと関わっていると、その判断基準に驚かされることがあります。中には、「誰それが言っているから正しい」と妄信してしまう方が、少なくないのです。今日はそこについて考えてみます。


【単純な真理で判断してしまいがちな当事者さん】

さて、当事者さんと関わっていると、

物事を判断していく時に、多面的な見方をすることに、

難しさを持っているように感じます。


世間はとかく複雑ですから、大人になれば、

ひとつのことを決めるにしても、多面的な要素を考え、

こちらが立ってもあちらが立たずにならないように、

色々と考えをめぐらす必要に駆られます


しかし当事者さんは、比較的単純な真理に基づいて、

自分の気に掛かった狭い条件だけに固執して物事を判断し、行動し、

周囲をハラハラさせることがあるように感じます。



【何が正しいかより、誰が言ったことかに追従しやすい性質】

また同様に、判断基準を人にゆだねやすいところもあります。

依存的な性質も関係しているのかもしれません。


さて、そこで冒頭の言葉です。。


重要なのは、誰が正しいかではなく、

何が正しいかということである (アルダス・ハックスリー:小説家)


これが名言になるのですから、

定型であっても、「何が正しい」より、

「誰が言っているから正しい」になり易い側面はあるのでしょう。


そして、発達障害の当事者さんは、特にこれになりやすいと、

僕は感じるのですが、こうした生き方は、人に依存的になってしまい、

いつまで経っても、自分で経験を積むことができません。


経験こそがその人生を造る元となる発達障害ですから、

自分で判断して、自分で失敗して、

また自分で、経験していくことがとても大切だと考えるのです。


僕が知る限り、実際、社会適応したり、

それなりに就職が出来ている当事者さんは、

やはり、自分で自分の行動を、しっかりと決断していかれます。


当事者の自立と言うことろで、

「自分のことを自分で判断して決める」というのは、

つくづく大事だなぁと感じます。


また、状況判断が苦手である自分をしっかりと自覚し、

独善的な判断ばかりではなく、

信用して相談できる相手を見つける事も、とても重要だと感じます。


多様な社会を乗り切るためには、

独りよがりでない判断力をつけることがとても重要だと考えるのです。



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