2006-07-06 15:26:26

改訂 新潮国語辞典 (昭和49年3月発行の改訂版)による漢方と漢方薬の意味

テーマ:漢方と漢方薬を辞典類で調べる

新潮社の国語辞典の初版は昭和40年11月に、古語辞典を兼ねた辞書として、当時一世を風靡?したものである。文学に強い出版社としてのプライドをかけられたか、他社にまったく類書を見ない際立った特徴があり、それは当時も今も変わらないのではないだろうか。


 前置きはこのくらいにして、


漢方      シナからわが国に伝わった医術。皇漢医学。


漢方医     漢方を用いる医者。


漢方薬     漢方で医療に用いる薬。草根・木皮を多く用いる。



 極めて順当な解釈のようである。

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2005-12-30 14:51:33

とっておきの「学研 国語大辞典」で漢方と漢方薬の意味を調べて見る

テーマ:漢方と漢方薬を辞典類で調べる

昭和55年の辞典であるが、発行された当初は、例文が豊富なことで、大いに話題をさらったものである。


直ぐ手元には、というよりも足元には机上版の特大で重いのなんのって~~^という重さ。


この机上版は、当時でも11,000円と高価である。


所持しているのは机上版以外にも標準版?を何冊も所持しており、各地?に転々ところがっている。


それほど愛用してきた辞典である。


漢方

  古代中国で発達しわが国に伝来した医術。皇漢医学。


漢方薬
  漢方で使う薬。植物の葉・根・樹皮、動物の内臓などを用いる。


さすがに、かなり的確である。

これまでで一番的確かもしれない。


解説中の「皇漢医学」も気になるところであるから、この辞典で調べて見ると、


皇漢      皇国と漢国。わが国と中国。


皇漢医学   中国から伝来し、わが国で発達した医学。漢方医学。東洋医学。


皇漢薬    「漢方薬」の別称。


とあり、「発達」という言葉にやや疑義があり、「展開」とされるべきであろうということは、既に以前にも述べたところである。

しかしながら、これまで取上げてきた辞書類の中では、この『学研 国語大辞典』がもっとも的確であると断定してもよいだろう。


ただ、最近では、中医学と日本で展開される吉益東洞流の古方派漢方を明確に区別するために、「中国漢方」と「日本漢方」という呼び方も生まれており、本ブログの筆者も習慣上よく用いる。


いずれにせよ、今後もこも『学研 国語大辞典』の記載は折々に引き合いに出す必要を感じる。


ところで、本辞典、小生は改訂版も何冊か所持しているものの、最新版はどうかと気になって近くの本屋さんに訊ねると、もう絶版になっているのではないかと言っている。

こんなに良い辞典が絶版になるとは考えにくいので、本論を投稿した後、調査して見ようと思っている。


そこまで日本は堕落したとは思いたくないので。

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2005-11-17 00:35:39

集英社 国語辞典(1993年発行)における漢方薬は的確!

テーマ:漢方と漢方薬を辞典類で調べる

漢方    中国から伝わり、わが國で独自の発達をした医術。


漢方薬   漢方で用いる医薬品。草の根・木の皮・鉱物・動物の内臓などから作る。


「漢方薬」の解説については、今回の辞書が、最も的確であると思われる。


しかしながら、以前にも指摘したように思うが、「漢方」においては、わが国で独自に、まではよいのだが、発達、と来ては問題が多い。


この発達というのは、展開、とするほうがより的確であろう。


発達とか発展とかいう言葉は、どうしても進歩してより高度に発展したというイメージがつきまとうが、「展開」とくれば、そのニュアンスが多少は緩和されるように思われる。


実際のところ、漢方は日本において独自に展開はしたものの、高度にレベルアップしたといえるような発達・発展したとは、百歩譲ろうが千歩譲ろうが、どうみても言えないと思う。


現代ではむしろ、中西医結合ならともかく、単なる西洋医学化、積極的なエビデンス漢方を目指す動きばかりが顕著で、漢方の本質を見失っている、という多くの識者の意見と落胆は、大きい。


たとえば、インフルエンザに対して、「麻黄湯」の無作為投与による効果比較など、そもそもの出発点から錯誤を犯しているのではないか、という意見も強い。


この出発点から問題があるのと同時に、研究手法が相変わらず合成医薬品と同列の研究であり、本来漢方薬に馴染まないエビデンスを持ち込むことなど、個別性を重視する本来の漢方医学とは、似て非なるものとしか言いようがないように思われる。

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2005-11-09 16:54:38

角川必携国語辞典(平成7年10月初版)では?

テーマ:漢方と漢方薬を辞典類で調べる

漢方     中国から伝わった医術。

漢方薬    漢方で使う薬。おもに、草の根や木の皮などからつくる。


相も変わらず同工異曲というよりも、ほとんどソックリさんと言ってもよいくらいに、ワンパターンだ!


しかしね~~っ、これだけたくさんの辞書類が、同じように、漢方とは中国から伝わった医術なんですよ~~と叫んでも、ネット界のみならず巷の方々は、こぞって辞書の記載に逆らっている。


皆さんがどれだけ逆らおうと、辞書もさるもの、一向に動じる気配がない。


実に立派なものです。水は低きに流れるとは言うれど、こと辞書類に関してだけは無縁なことですネ!


独立独行、見上げたものです。


どちらが根負けするか、辞書とネット界および一般社会もだが、当然このブログの投稿者は、辞書の味方ですよ。


どうしてどうして、ネット界の迷妄に染まるものですか。


ここまで辞書で、漢方と漢方薬を辞書類で検討してきても、まだ、漢方や漢方薬と無縁なサプリメントや健康食品と同列に置きたいですか?

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2005-11-03 10:55:02

小学館「国語大辞典」(昭和56年刊)には、ちょっと気になる解釈が!?

テーマ:漢方と漢方薬を辞典類で調べる

もともとこの辞典が出版される前に、全20巻本の『日本五区後大辞典』(縮刷版では全10巻)が発行されており、これらを土台に新たに編集された1冊本の大辞典が、今回取り上げる辞典である。


当方には、元版の縮刷10巻本も所有しているが、直ぐ手元には、この1冊本が身近にあったので、手っ取り早くこれを、ということあったが、内容には一部、問題なしとしない。

漢方・漢法     中国から伝わってわが国で独自に発展を遂げた医術。

            西洋医学に対していう。漢方医学。


漢方医       漢方によって治療する医者。


漢方薬       漢方で医療のために用いる薬。主に木の皮、草の根、

           葉の類。漢薬。


上記、「わが国で独自に」までは良いとして、発展とういう言葉を使っていいものかどうか、ここには、些かの疑義を呈したい部分である。


しばしば指摘される問題だが、江戸期の天才?吉益東洞によって、本来の漢方医学の柱、中国伝統医学の最も基本的な部分を、空論憶説として切捨てたわけだから、発展も何もあったものではないはずだが、これが天才のなせる業、たしかに「日本古方派漢方」という独自の方向に簡略化、簡易化していったのは事実である。

しかしながら、ここで「発展」という言葉よりも、より適切なのは、ニュアンス的には「展開」とすべきであろう。

発展と言うからには、どうしても進歩したようなニュアンスが伴うが、展開であれば、幾分かは進歩のニュアンスが削がれていて、より適切かと愚考する。


つまり、一説にあるように、吉益東洞は、弟子たちの出来があまりに悪いので、誰でも漢方処方が使えるように、難しい理論をすべて切り捨て、方便として編み出した漢方医術であるというのこそ、半分以上は本当のように思えてならないからである。

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2005-10-28 00:34:45

岩波書店『広辞苑(第三版)における漢方と漢方薬

テーマ:漢方と漢方薬を辞典類で調べる

漢方    中国から伝来した医術。


漢方薬   漢方で用いる薬。おもに草根・木皮の類。



これは、漢方薬専門・漢方相談/村田漢方堂薬局 サイトにおける


漢方と漢方薬の の中でも引用した辞典である。



第三版の発行年度は、1983年であるが、1969年改訂の第二版、1993

年改訂の第四版も、その辺に転< がっているのが見つかったので、さっそく

調べてみると、記載内容は、三種類ともすべて同様であった。

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2005-10-18 21:34:25

思い出深い昭和52年・四訂版『新漢和辞典』机上版(大修館書店発行)

テーマ:漢方と漢方薬を辞典類で調べる

漢方   (国) 中国から伝わった医術。


とあるだけで、「漢方薬」についての記載は無い。


(国)とあるのは、「国字」のことで、わが国で作られた漢字、という意味。



オランダ(阿蘭陀)医学、すなわち「蘭方」の医学に対して中国から伝わった医学を「漢方」と名付けた、と言われる。

蘭方医学はオランダ医学だが、現在で言う「西洋医学」のことだ。


だから、漢方というときには、その対立概念として、常に「蘭方」医学が意識されねばならない。つまり、現代の西洋医学と対立概念ということである。


ともあれ、本書を購入当初、漢方医学の聖典、「傷寒論」や「金匱要略」などの原文読解用に、使用していた。


しかしながら、簡便ではあっても比較的安価なために、記載されている漢字と熟語があまりに少なく、ずいぶん不足を感じていた。


ナニセ、先立つものが無く、もっともっと詳しい漢和大辞典の類が欲しくて仕様が無かった時代の、しかし、それだけに、とても思い出深く、懐かしい。


うん、なつかしい、ナツカシイ!


この思い出深い漢和辞典が、その辺の床に、まだ転がっていたので、取上げて記載した。


思い出深い辞書に対して、ちょっと失礼な場所に転がっていたので、ゴメンナサイ、と謝っておいた。


一番生活も、漢方の学習も、苦しかったが、若かったし、がむしゃらで頑張っていた時代の・・・・・・、


これ以上書くと、ますますイヨイヨ、オジン臭くて、シツコイネ。

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2005-10-18 10:37:11

今回はユニークさで有名な『新明解 国語辞典(第三版)』で、漢方と漢方薬の意味 

テーマ:漢方と漢方薬を辞典類で調べる

漢方     中国伝来の医術。


漢方薬    漢方で医療に使う薬。おもに草根・木皮の類。



ユニークな辞書として、一世を風靡した三省堂の「新明解」の国語辞典であるが、漢方と漢方薬の解釈は、まったく穏当そのもの。
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2005-10-16 01:30:18

漢方と漢方薬を1982年発行の「旺文社 国語辞典」では

テーマ:漢方と漢方薬を辞典類で調べる

漢方      中国から伝わり日本で発達した医術。


漢方薬     漢方で使う医薬。おもに草の根や葉、木の皮などを使う。



この「日本で発達」したという言葉には疑義がある。


むしろ、江戸期に、吉益東洞らによって、中国から伝わった元の医術である中国漢方では、陰陽五行学説を基礎に発展・発達したものだが、そのもっともエッセンシャルな部分を、空論臆説と断じて退け、発達どころか、ある一面では、ひどくレベルダウンさせたという見かたも、厳然として存在していることも、忘れてはならない。


「親試実験」という実証主義のもとに、結果的には没理論の方向へ突き進んでしまったわけで、それは現代の医療用漢方における、「漢方の科学化」という、一見実証主義的な名目は、単に病名漢方的な西洋医学化にすり替わり、ますます本来の漢方医学の本質を見失いつつあるとの意見もある。


この批判的な見方は、日本全国の漢方家が指摘する所であるが、それらの多くの声は、不思議なことに、ほとんどかき消されて、マスコミにすら取上げられることがない。


江戸期の吉益東洞の行なった「親試実験」は、それがそのまま現代における「漢方の科学化」ということに重なるわけである。


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2005-10-15 08:19:41

漢方と漢方薬の用例が面白い、教育社「現代国語用例辞典」(1992年2月刊)

テーマ:漢方と漢方薬を辞典類で調べる

漢方  中国伝来の医療の方法。



(文例) 漢方で、肝・心・肺・脾・腎の五つの内臓のことを五臓と呼ぶ。


   漢方医学  その医師は、西洋医学に疑問を感じ始め、 漢方医学の

研究を始めているという。


      漢方薬   体質の弱い人には、漢方薬がいいそうだよ。 



以上のように、ここでも、漢方という言葉の意味には、中国伝来の医療のイメージばかりで、昨今の一般社会やネット界のように、健康食品を想起させる解釈は、皆無である。                            

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