こんにちは

 

新潟市中央区の漢方専門 西山薬局・薬剤師のゆみこです。

 

4月に入り、桜が各地で咲き始めたようですね。

 

満開になる日が待ち遠しいです。


これから春のぽかぽかとした気持ちの良い陽気になりますが、

 

春先はなんとなく体が重くてやる気が出ない・・・

 

なんて憂鬱なだるさに悩まされるシーズンでもあります。

 

だるさは病気じゃないし・・・と放っておきがちですが

 

心身の状態に合わせて養生すると、

 

今よりもぐんと毎日が快適になります。

 

だるさには主に2タイプあります。

 

「だらだらタイプ」「ヘトヘトタイプ」です。

 

 

特に春先に多いのが、体はそんなに疲れていないのにだるくて

 

動く気がしないという症状。

 

このタイプのだるさは、

 

ストレス悩み事がたまったことが原因でおこります。


春先には就職や転勤などで環境が変わることが多く、

 

その変化に対応しようとして、

 

知らない間にストレスがたまりがちになります。

 

漢方的に考えると、

 

ストレスは、体のエネルギーである『気』のめぐりを悪くするため、

 

必要な場所に『気』が届かず、だるさや不調が生じてしまいます。

 

つまり気力が湧かないだらだらタイプ

 

このタイプは体のエネルギー不足ではなく、

 

原因であるストレスを発散させると症状が良くなります。

 

 

「だらだらタイプ」の養生法は、

 

ストレスを上手く発散させることがポイントです。

 

 

●軽い運動

 

だるいと動くのがおっくうになりますが、『気』は体を動かすと

 

全身をめぐりやすくなります。

 

ですから、疲れすぎないような軽い運動が効果的です。

 

●酸っぱい味で体をシャッキリ!

 

酸味には、『気』のめぐりを良くして

 

体をシャッキリさせる効果があります。

 

レモンや梅干しなど酸っぱいものを上手に利用しましょう。

 

 

●お風呂タイムでリラックス

 

精神的な疲れに効くのは何といってもリラックスすること。

 

入浴タイムを上手に使うのもおススメです。

 

湯船にゆ~っくりつかるだけでも心と体がほぐれますよね。

 

好きな入浴剤やアロマオイルやせっけんで香りを楽しんだり、

 

本を読んだり、歌を歌ったりして気分転換をしましょう。

 

楽しいことをすると『気』のめぐりが良くなり元気が湧いてきます。

 

 

だらだらタイプの体のだるさは精神的な疲れが原因。

 

ストレスを上手にかわして

 

リラックスすること養生のポイントです。

 

 

もう一つは「へとへとタイプ」

 

「だらだらタイプ」はストレスからくる精神的な疲れですが、

 

「へとへとタイプ」は体が疲れきってしまったときにおこる

 

肉体的なだるさの事です。

 

体のエネルギーである『気』は、日中に活動すると消耗します。

 

食事や休息・睡眠を十分にとることで回復します。

 

日々忙しくて、十分に休めないことや無理なダイエット、

 

食事の偏りなどでエネルギーが不足してしまった状態に・・・

 

「へとへとタイプ」は、

 

とにかく消耗したエネルギーを補給することが大切です。

 

まずは、食事や催眠のとり方を見直してみましょう。

 

「へとへとタイプ」の養生

 

●海のものと穀物をしっかり食べましょう

 

ホタテやイカ、はまぐりやエビなどの海のものには、

 

疲労回復に効果的なタウリンが豊富に含まれています。


漢方的に言えば『気』を補う作用に優れています。

 

また、雑穀 も取り入れてほしい食材です。

 

市販の雑穀ミックスは白米に混ぜて炊くだけなので

 

簡単でおススメです。

 

●早寝早起き

 

『気』は起きて活動していると消耗し、夜に寝ることで回復します。

 

とくに漢方的には

 

夜11時~3時には熟睡していることが重要です!

 

どうしても忙しい場合は、出来るだけ早く寝て

 

その分早起きして仕事や家事を片付ける方が、

 

からだの消耗は少なくて済むはずです。

 

 

「だらだらタイプ」 「へとへとタイプ」

 

とタイプ別に書きましたが、併発している場合も多いものです。

 

 

精神的な疲れが多ければ心を休ませて、

 

頑張り過ぎて体力が落ちている時は体をいたわる・・・

 

自分の身体の声をよく聞いてみて下さいね。

 

 

それでもダメなら・・・漢方の出番です!

 

「だらだらタイプ」にはめぐりを良くする漢方薬である

 

開気丸、逍遥丸や抑肝散、半夏厚朴湯、シベリア人参などを用います。

 

 

 

「へとへとタイプ」には、必要な気や血を補う漢方薬

 

婦宝当帰膠や十全大補湯、補中益気湯、六君子湯、ワタナベオイスター

 

などを用います。

 

「春のだるさ」を改善して元気に過ごしましょうね。

 

 

今日も最後までご覧いただきましてありがとうございました。

 

 新潟市中央区の漢方専門薬局・西山薬局 薬剤師のゆみこでした

 

 

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