こんにちは
 
新潟市中央区の漢方専門 西山薬局・薬剤師のゆみこです。
 
多くの女性が悩まされている生理痛
 
「でも、生理なんだからしょうがないよね・・・」と思っていませんか?
 
 
 
痛みのレベルや、痛む期間、痛みの感じ方には個人差がありますが
 
女性の7割の方が、
 
生理の時に何らかの痛みを感じているそうです。
 
 
毎回、生理の時に痛むのは、
 
なにか病気が隠れているケースもあります。
 
「これくらいの痛みはいつものこと!」と思っていても、
 
日常生活に支障をきたすほどつらい場合は、
 
病気の有無を確認するためにも婦人科を受診しましょう。
 
とくに30代以降は、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が原因で
 
生理痛が起こることが増えてくる傾向があります。
 
 
生理痛の時に使う痛み止めってどんな薬?
 
生理痛がある時には、生理痛の原因となる痛み物質である
 
プロスタグランジンの合成を抑える
 
鎮痛剤(抗プロスタグランジン剤)を用います。
 
下腹部の痛みだけでなく、生理中の腰痛・頭痛・吐き気などにも効果があります。
 
・効き目の穏やかなサリチル酸系(バファリンなど)
 
・効き目が中程度のプロピオン酸系・フェナム酸系(ロキソニンやポンタール)
 
・効き目が強く即効性もあるフェニル酸系・フェニル酢酸系(ボルタレンなど)
 
 
ただし、鎮痛剤はどれも胃粘膜を痛めやすいので胃薬と併用するのが基本です。
 
お医者さんが処方する場合も、通常、胃薬も一緒に処方されますよね。
 
市販薬は、胃薬の成分は入っていないものがほとんどなので、
 
胃腸の弱い人は、薬剤師に相談してから購入したほうが安心です。
 
 
 
 
「生理のたびに鎮痛剤を飲んでも大丈夫ですか?」
 
というご質問をいただきますが、
 
鎮痛剤を生理のたびに使い続けていても効かなくなる
 
ということはありません。
 
今まで飲んでいた鎮痛剤が効かなくなったとしたら、
 
何かの病気のサインの可能性もあるので
 
婦人科の受診をおすすめします。
 
 
鎮痛剤は、あくまでも痛みを和らげるものです。
 
その痛みの原因である病気を治すためのものではなく、
 
症状を和らげるための薬だということを忘れないでくださいね。
 
 
また、鎮痛剤を飲む場合は飲むタイミングも重要です。
 
痛みがピークを迎えるギリギリまで服用を我慢していると、
 
痛み物質のプロスタグランジンが大量に生産されてしまい、
 
強く痛みを感じてしまいます。
 
痛みを感じてからではなく、
 
「そろそろかな?」と思う時、ちょっと早めに服用して
 
痛みをコントロールしましょう。
 
 
 
でも、漢方の考え方では
 
『生理痛はないのがあたりまえ!』なのです。
 
漢方では、痛みは体からの血行不良のサインととらえます。
 
血行不良の原因は人それぞれで、
 
冷え、元気不足、血液不足、気のめぐりの悪さ、老廃物などがあげられますが、
 
「血」と「気」そのものの不足とめぐりの悪さによるものが多く見られます。
 
漢方薬は「気」と「血」を補って、めぐりを良くするものをお勧めします。
 
基本となる漢方薬は婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
 
 
 
これ一つで「気」と「血」の両方を補うことが出来ます。
 
この婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)に
 
「血」のめぐりを良くしてくれる冠元顆粒(かんげんかりゅう)を組み合わせると
 
より効果的です。
 
生理痛だけでなく、イライラや胸の張りなどもある方には、
 
逍遥丸(しょうようがん)加味逍遙散(かみしょうようさん)などの
 
「気」めぐりを良くする漢方薬をおすすめすることもあります。
 
 
 
その人の症状・体質によってご自分に合う漢方薬を服用すれば
 
体調を整え、生理痛の症状軽くすることができます。
 
 
また、血流が改善されて体全体の機能が高まるので、
 
下腹部痛だけでなく、生理中に起こりやすいイライラやだるさ、
 
むくみ、吐き気、冷え、むくみなどの症状も改善される方が多いです。
 
もともと冷えや肩こりなどの血行不良の症状がある方、
 
なるべく鎮痛剤を服用したくない方などに漢方薬はおすすめですよ。
 
 
 
 
また、生理中は体を冷やさないようにすることも大切です。
 
体が冷えると「血」の流れが悪くなります。
 
「血」は温めるとよく流れ、冷えれば滞るという性質があります。
 
「血」が滞ってめぐりが悪くなると、
 
生理の時に体の外に排泄されるべき老廃物がうまく排泄されない可能性があり、
 
それが生理痛の原因の1つになります。
 
ですから、女性の方は、温かくして体を冷やさないようにすることも
 
生理痛を改善するのに役立ちますよ。
 
 
 

今日も最後までご覧いただきましてありがとうございました。

 

 新潟市中央区の漢方専門薬局・西山薬局 薬剤師のゆみこでした

 

 

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