おはようございます
霧雨模様の太宰府です。
先日までは、梅雨どこ行ったって感じだったのが、たった二日間でうんざりするジメジメ感
そんな時は、冷たいBeer
あっ、元気が出ました。
ところで、ビオチンをご存知でしょうか
ビオチンは各種酵素の補酵素として様々な生理反応と関わっています
(※補酵素:酵素を助ける働きをするビタミンやミネラル)
(※画像引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%82%AA%E3%83%81%E3%83%B3
)
エネルギー代謝で発生した疲労物質である乳酸の代謝や、遺伝情報を格納しているDNAの合成への関与、アトピー性皮膚炎の原因としても知られているヒスタミンの前駆体であるヒスチジンの尿中への排泄の促進などです
今回は、その中でもアトピー性皮膚炎との関係について深堀していきます。
ビオチンは、古くから皮膚病の治療に効果があるといわれてきました
ビオチンはアレルギーを引き起こすヒスタミンの前駆体であるヒスチジンを尿中に排泄し、未然に予防します。
また、タンパク質の生成にも関係し、皮膚を作る細胞を活性化させ、老廃物の排泄を促し、皮膚の機能を正常に保つ働きもあります
実は、ビオチンはお腹の中で作られます
もっと言うと、腸の中の腸内細菌叢により供給されています。
特に善玉菌と呼ばれるアシドフィルス菌が、腸内でのビオチン生成をサポートする役割があると注目されている菌の1つです
逆を言えば、腸内環境が悪玉菌が増えて善玉菌が減った状態では、ビオチンの生成もままならず、皮膚の状態も悪化するということになります
便秘をすると吹き出物が出たり、肌が荒れたりするのもその一因かもしれません
以上のように、皮膚炎とビオチンの関係。
腸内細菌叢によるビオチンの産生をつなげると…
腸内細菌叢の改善≒皮膚炎の改善と言っても過言ではありません
実は漢方では、五臓の中で肺と大腸は表裏の関係であり、肺は皮膚と体毛を支配しているとされています
つまりここでも、皮膚と大腸は繋がっているんですね
アトピーで悩んでいる方、遠回りに見えるかもしれませんが、腸内環境を整えることはとても大事なことなんですよ