副業のすすめ(002) | 【熟年者視点】---コンサルタント「加納 光」---

【熟年者視点】---コンサルタント「加納 光」---

アサヒ・スーパードライなど、数々のヒット商品を生み出した伝説のコンサルタント 伊吹 卓 のただ1人の後継者。売れるモノ・ビジネスモデルを作る前に「売れるモノを作れる人を作れ」をモットーに多くの企業の業績を上げ続けている。

今の時代、私くらいの熟年齢になった同世代が集まると「健康がどうの」「どういうサプリが良い」「年金をいつからもらえるか?」いう話題ばっかりです。ここで、話が噛み合う人と、噛み合わない人が登場してきます。

 

60歳になると、勤めている人、サラリーマンの人たちは退職金をもらった後、何もすることがない。今の時代、70歳くらいまで働かないと生活できない人の方が多い。働くとなると「再就職」という扱いで給料がガツン!と下がる。

 

もっとワリの良い仕事がないか? と一応は探してみるんですが、結局「プロフェッショナル」としてギャラ=報酬をいただける仕事となると、結局、今までやっていた仕事で・・・ と、安い給料で再就職するしかなくなるわけです。

 

とはいえ、再就職できる人は、まだ恵まれている人。なかには「再就職しないか?」と企業から声がかからない人もいるわけです。こうなると「アルバイト」しか稼ぎを得る方法がなくなって、コンビニで夜間のバイト・・・なんていう熟年者も登場します。

 

一方で「定年なんてない」という人たちもいます。そうです、会社を自分で経営している人たち。社長さん、経営者、オーナー・・・ こういう人たちは「何歳まででも自由にに稼げる」。こういう風に、世の中の熟年者は3つに分けられます。

 

一番、楽しそうにして、しっかりと給料を手に入れているのが「経営者」、少し疲れているのが「再就職」で給料がガクンと減った人たち、そしてグッタリしているのが「アルバイト」をしている人たち。これから先、何十年もこういう状態が続いていきます。

 

当然、今、20代の人たちが熟年者になった時にも、この状態は続きます。人口が減少しているわけですから、こういう「年金を念頭においた格差」が ますます広がっていくことは、この時点で、もう見えてしまっているのです。

 

経営者になっている人と、再就職できた人の差は「残業ができるかどうか?」の違い。経営者になると「労働時間」は好き放題です。多くの人がカン違いしているようですが、経営者のメリットって「そこ」なんです。

 

みなさんのように若いサラリーマンでも同じ。結局、3つに分類されてしまうのです。1つめが「副業の方が本業より収入が多い人」or「もう独立しちゃった人」、こういう人は好きなだけ残業ができます。稼ぎたいだけ稼げます。

 

2つめが「本業の時間制限があるけれど、残りの時間に副業をやっている人」、こういう人は好きなだけ副業で稼ごうと思ったら稼げます。そして、3つめが「本業だけ」しかやらず、副業に手を出さない人、でも、こういう人は本業もうまくいかない・・・

 

結局、この状態のまま、熟年者になって「経営者」になった人が「稼げるだけ稼ぐ」、再就職した副業をしている人が「安い本業の賃金」+「副業収入」で、なんとかやっていく。「本業もうまくいかない人」がアルバイトで深夜のコンビニで働く・・・

 

これは「体質」のようなものですから、若いうちに「副業」に手を出さなかった人が、突然、退職金をもとに「経営者」をやってみたけど、会社が潰れて借金まみれになっちゃって、ニッチもサッチもいかなくなった・・・なんて話も多いのです。

 

ここで、経営者とサラリーマンの違いをもうひとつ紹介しておきたいと思います。経費の決裁権限があるのが経営者で、決裁権限がないのがサラリーマン。これは大きな違いです。たとえばモバイル用のパソコンを買うことになった・・・

 

本当はMacBookPROが欲しい。これが経営者なら「よし、経費だ。MacBookPROを買っちゃえ!」と自分が好きなものを買うことができる。しかしサラリーマンは「予算がこれだけ」と決められてしまう・・・

 

そこで、メモリの少ないMacBookAIRか、欲しいとは思ってもいないSurfaceしか手にすることができない。この違いは大きいですよ。仕事で使う欲しいものを選べるのか? 欲しいものを手にすることができないのか? この差は本当に大きい。

 

かといって、誰もがすぐに経営者としてやっていけるか? というとそうじゃない。やっぱり「経営者」になるための「体験的な学習」をしておかないと、経営がうまくいかなくなる。だからこそ、サラリーマンでガンバっている人は副業をやるべきなんです。

 

前回も話をしましたが、私たちのようなバブル世代は「残業」で副業分の収入を手に入れていた。だから、ブランド品を買ったり海外旅行に行くことができたわけですし、恋人を作ろうと思っても腰がひいたりしなかったし、結婚することも億劫にならなかった。

 

むかしから「働かざる者食うべからず」と言います。結局、人並みの生活をしようと思ったら、私たちの世代がそうだったように、本業で働く時間だけの収入では足りないんです。30歳くらいの人だったら、自分の本業の収入の1/3くらい(私たちが残業でもらっていた分くらいを)副業で稼がなきゃ生きていけない。

 

そのために、最初にやるべきことは「副業の時間働くことに慣れておくこと」です。前回も話をしましたが、手始めにやっておくのは「有料のアンケート回答」とか「企業や個人ブログの代筆」といった手堅い仕事をするのが良いだろうと思います。

 

間違っても、絶対に手を出しちゃいけないのが「スマホで1日たった10分で・・・」なんて「詐欺の手口」に乗っかってしまい、意味不明の「会費」なんかを巻き上げられてしまうこと。また、その仲間になってしまったりすること。

 

詐欺罪で捕まったら、老後まで、一生 経営者になれません。起業しようと思っても銀行や公庫がお金を貸してくれないんです。「こいつは詐欺をやった過去がある。またやるに違いない・・・」みたいなレッテルは一生つけられ続けてしまうんですよ。

 

さぁ、今日の話は このあたりまでにしておきます。また時間を見つけて続きを書きます。

 

 

 

 

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