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まず、このシリーズが「第2ステップの内容」であることをご理解ください。「第1ステップ」はシリーズ第1段「売れる商品開発塾」(商品開発・実査マーケティング入門編)です。(もくじ)
・・・・・・・■ このレポートの活用方法 ■・・・・・・・
このシリーズに書いてある「どの節の内容」が不満なのかということを「購買者」に「聞いて、聞いて、聞きまくること」で明確にしていくのです。必ずといって良いほど、自分が「きっと、ここだ」とは思っていなかった部分を指摘され、自分が驚くことになります。(苦情法)
そうやって「課題となる部分」がみつかったら「その内容が書いてある節」を5回ほど読み込むのです。その上で、そこに書いてある内容を充分に理解して「今まで気にしなかった【モデリング】の「ベース」となる「達人技」を探し出して「見て、見て、見まくる」のです。(着眼法)
そうしているうちに「自社(自分)の「何(WHAT)が不足していたのか」がハッキリしてきます。こうやって【達人企業(達人】と「自社(自分)」の差を埋めていけば、面白いほど売上が上がり出すのです。
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1日「2回」:「00:00」と「12:00」に更新!
(土曜日は、午前中1回の更新となります。
日、祝祭日はブログ更新も「お休み」です。)
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シリーズ第2段
「つい買ってしまう商品心理」
第4章 「1000万人のハートをつかめ。」
(8)「福山君」と「仲間さん」のような商品
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十人十色・感覚で商品を作るな
売れっ子タレントの歴史
1970年代から順をおって説明していきましょう。「山口百恵さん」「桜田淳子さん」「森昌子さん」が「スター誕生」という番組から生まれ、当初、一番華々しく登場したのが「桜田淳子さん」でした。次が「森昌子さん」・・・若い女性が演歌を唄う珍しさもあって人気となりました。
「山口百恵さん」は普通っぽい・・・ということで「遅咲き」となったのですが、結果的に「一番人気」は「山口百恵さん」となりました。1980年代に登場したのが「たのきんトリオ」、「田原俊彦(トシちゃん)さん」「近藤真彦(マッチ)さん」「野村義男(ヨッちゃん)さん」の3人・・・
やはり、当初華々しく登場したのが「田原俊彦さん」でした。追いかけるように「近藤真彦さん」。そして、目立たぬように「野村善男さん」・・・ ブームともいえる現象を巻き起こしたのは「近藤真彦さん」でしたが・・・
現在でも「ギタリスト」として「大物アーティスト【浜崎あゆみ さん】のバックバンド・ギタリストを始めとして現在でも大活躍している」のは、野村善男さんです。結局、隣に住んでいそうな「お兄ちゃん」が一番の売れっ子になっているのです。
女性では「松田聖子さん」「河合奈保子さん」「小泉今日子さん」「中森明菜さん」・・・「河合奈保子さん」と「小泉今日子さん」が最初に旋風を巻き起こし、いちばん普通っぽい「松田聖子さん」が大ブレークし、「中森明菜さん」が追従した・・・といった感じでした。
1980年代後半になると「夕やけニャンニャン」という、現在でいう「モーニング娘」の原形ともいえる「ご近所のお姉さん達」といったアイドルが大ブームとなりました。後に、バラエティーアイドル(バラドル)と呼ばれる「山瀬まみ さん」「井森美幸さん」「森口博子さん」たちが登場します。
1990年代に入り「かとうれいこ さん」「細川ふみえ さん」といった「グラビア・アイドル」が登場します。続いて「内田有紀 さん」「広末涼子さん」「深田恭子さん」といった「女優アイドル」という人たちも登場し、芸能界の「細分化現象」が見てとれる状態となってきます。
さて、少々「マーケティングの専門家」という物の見かたで話を進めていきましょう。1990年代の半ばには「ファッション・モデル型」という人たちも登場します。代表的な人といえば「宮沢りえ さん」「観月ありさ さん」「牧瀬里穂 さん」といったところでしょうか。
さらには「安室奈美恵さん」「SPEED」といった「沖縄ヒップホップ系アーティスト」が登場するようになりました。さらに「オーディション番組」から「鈴木あみ さん」や「モーニング娘」といった人たちが登場します。
かつては、全部をやらなければならなかった「タレント業」は「水着系タレント」「バラエティ系タレント」「女優系タレント」「モデル系タレント」「アーティスト系タレント」「隣のお姉さんグループ・タレント」といった具合に「専業化」していったのです。
そこにインターネットという新しいメディアが登場し「ネットアイドル」という「マニアな人たちのアイドル」が登場してきます。そのお陰で「細分化の波」は加速度的に進んでいきました。
現在では「女優」「バラドル」「グラビアアイドル」「女子アナ」「レースクイーン」「スポーツ選手」「チャイドル」「お菓子系アイドル」「女性声優」「TV特撮のヒロイン」「地下アイドル(ライブアイドル)」「AV女優」という風に、タレント業も大変な細分化市場となりました。
特筆すべきことは、たとえば3人のライバルが同時に並んだ時に「一番都会的でキレイな人」が売れ難いということです。足が短い「純日本人体形」だったり、ちょっと「田舎くさい」というか「ローカルの匂い」が残っている人のほうが売れっ子タレントになりやすいのです。
そうそそう・・・ タレントさんの細分化が始まった1990年頃から、少し業界に変化があったことを加筆しておく必要がありそうです。このころからテレビ局でいう「汚れ役」を、こういう人たちが平気で買って出るようになりました。
代表的な人たちといえば「宮沢りえ さん」「観月ありさ さん」「牧瀬里穂 さん」の3人組かもしれません。バラエティ番組に登場して、積極的に水をかぶったり、粉のプールに飛び込んだりという「女性タレントのプロ根性」を見せ始めたのがこのころです。
それから、かれこれ20年という歳月が流れていますが、1990年ごろを機転に「単純にカワイイ+1つの特技」といったことでは、この仕事のプロと認められなくなったような傾向が顕著に現れています。「菅野美穂 さん」や「香里菜 さん」といったタレントさんは、この辺りの核心を充分に理解しているように思います。
最近では、「完璧な都会のイケメン・美人」でもなく、当然、相当なるプロ根性を備えていながら「ちょっとローカルな匂いもするチャーミングさ」を持ち合わせている、元モデルの「お2人」、「福山雅治さん」や「仲間由紀恵さん」がテレビ番組などで大活躍しているようです。
絶世の美女・美男子ではなく「街のミス・コンテストやイケメン・コンテスト」で優勝するような人が大人気というのは、今始まった話ではないのです。古くは「美空ひばり」さんの時代からそうでした。なぜ、タレントさんの話を持ち出したかというと、これは「ヒット商品」にも同じことがいえるからです。
とても素晴らしいデザインの商品ではなく、どこか「懐かしい、田舎臭い匂いの漂う商品」が、やっぱりヒット商品になっているということがわかってくれば、日本人の「なんとなく買ってしまう心理」の核心を御理解いただけるような気がしたのです。
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「商売上手」の10ヶ条・・・・・・・・・・・
1)お客様の満足(ニーズ)つかめ。
お客様の満足(ニーズ)をつかめば、必ず売れる。
2)どうしたら満足(ニーズ)をつかめるか。
それは、「苦情法」と「着眼法」を使うとよい。
3)お客様は、嫌いなものならタダでも要らぬし、
好きなものなら高くても買う。
4)だから、不満をつかみ、素直に反省すると売れる。
それが「苦情法」である。
5)だから、満足するものに眼をつけて、
素直にそれを見習うと売れるようになる。
それが着眼法である。
6)つまり、苦情法と着眼法を使い続けると、
必ず売れるようになる。
7)頭で考えてばかりいる人は売れなくなる。
成功実例から学ばない人は、わかっていないと思え。
8)お客様は、難しいことを考えてはいない。
お客様は、素直に自分の満足に従っているだけである。
9)お客様の気持(ニーズ)をつかもうと思ったら、
自分の好みを一度、全部捨ててみよ。
そうすれば、お客様の真の姿が見えてくる。
10)人気はわかる。つかめると思え。
そうすれば「売れる商品(店)」は、
自然にわかるようになる。
(PHP研究所「どうしたら売れるのか/著「伊吹 卓」」より引用)
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