2010-03-24 00:00:00
「つい買ってしまう商品心理」 第51回
テーマ:つい買ってしまう商品心理
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まず、このシリーズが「第2ステップの内容」であることをご理解ください。「第1ステップ」はシリーズ第1段「売れる商品開発塾」(商品開発・実査マーケティング入門編)です。(もくじ)
・・・・・・・■ このレポートの活用方法 ■・・・・・・・
このシリーズに書いてある「どの節の内容」が不満なのかということを「購買者」に「聞いて、聞いて、聞きまくること」で明確にしていくのです。必ずといって良いほど、自分が「きっと、ここだ」とは思っていなかった部分を指摘され、自分が驚くことになります。(苦情法)
そうやって「課題となる部分」がみつかったら「その内容が書いてある節」を5回ほど読み込むのです。その上で、そこに書いてある内容を充分に理解して「今まで気にしなかった【モデリング】の「ベース」となる「達人技」を探し出して「見て、見て、見まくる」のです。(着眼法)
そうしているうちに「自社(自分)の「何(WHAT)が不足していたのか」がハッキリしてきます。こうやって【達人企業(達人】と「自社(自分)」の差を埋めていけば、面白いほど売上が上がり出すのです。
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1日「2回」:「00:00」と「12:00」に更新!
(土曜日は、午前中1回の更新となります。
日、祝祭日はブログ更新も「お休み」です。)
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シリーズ第2段
「つい買ってしまう商品心理」
第3章 「なぜ、ヒット商品ばかりが売れるのか。」
(9)ユニクロのマーケティング的・魅力
**************
ファッションは行き着いてしまった-4/5
(←第3話)の続き 今回は第4話
「ジーンズ・ビキニ・ミニスカート」
洋服の流行についての分類と傾向などを書き始めたら「パリ・コレクション」「ミラノ・コレクション」「ニューヨーク・コレクション」などに登場したデザイナーによる各年の「業界への刺激」などについて、事細かに表現しなければなりません。さらに、そこには女性市場特有の「偶発的な短期的ブーム」なども絡んできますから、さらに複雑なものになります。
さらに、洋服については「色」と「形」が絡んできます。色彩については「財団法人 日本ファッション協会 流行色情報センター(通称JAFCA)」などによって調べることが出来ます。ホームページなどを見てみると「今年、こういう色を流行させようという企業側のしかけ」がうっすらと見えてくるように思います。
ここでは「ファッション業界の動き」ではなく「自動車がファッション化してきた」といった「他の商品が売れる原因」を探していくことが基本となりますので、マーケティング分析という視点から「ファッション業界に起こった大事件」を紹介していくことにしたいと思います。なぜならば、こういったことが理解できれば「購入する側」の「買う心理」を理解しやすくなるからです。
「ファッション」というものは元来「美しさを競うもの」です。しかしながら、美しさを競っていくうちに「ファッション業界の行き詰まり」という大事件が起ったのです。その大事件が起ったのは1965年。イギリスのファッションブランド「マリー・クワント」のファッションショーでのことでした。
世界で初めて「マイクロミニスカート」が紹介されたのです。なぜ、こういうことが起こったのかというような「過去の事件」と、その時の「時代背景」を理解しておけば、現在起こっている「ユニクロのブーム」とも重なる要因が非常に多いので、さらに納得いただけるからです。
1960年代ごろから、ファッションのサイクルが短縮し、激化していきました。あまりにも「提供する側が過激な企業戦争」を初めてしまったために「新鮮味」というものがなくなってしまいました。つまり、ファッションというものの「魅力」が「迷走」してしまったのです。迷走をはじめた「ファッションの魅力」が行き着いたところは「ファッション破壊」でした。
スカートがスカートのシルエットやラインを完全に捨て去り「スカートを切り捨てて、足を丸出しにする超ミニスカート」を生み出し、水着自身のもつ「水着の美しさ」を捨て去ることで「ビキニ・スタイル」を生み出していったのです。そもそも「ファッション」は「美しく見せるための化粧術」のようなものだったのです。
ところが、ビキニやマイクロミニのスカートは、その化粧術を捨て去ってしまい「人間の裸が持っている魅力を活用する」という手段に出たのです。いってみれば「開き直り戦略」、はたまた「やけくそ戦略」とでもいうのでしょう。これは「ファンション」に対する「自己破壊」であり「自己放棄」といってものでしょう。
つまり、1960年代の時点で「ファッション」というものが、一度、完全に行き詰まった状態になり「開き直る」という形で、ファッション性を捨て去ったファッションというものが誕生した・・・といった事件が起ったことをまず、頭に入れておいていだたきたいのです。そして、その「ファッションを捨て去ったファッション」の流行にのったのが「デニム」だったのです。
「デニム商品」は、少し前までは「ジーンズ」と呼ばれていました。ファッション商品として日本で脚光を浴びたのは当時の「イタリアのファッションショー」だったと言われています。時期は、1968年~1970年ごろのミニスカートブームの後となります。そもそも、ジーンズ自体「アメリカのカーボーイの作業着」だったのですから。
土にまみれても気にならないほどラフな布地で、荒い肌触りの綿素材に「虫よけ」「ヘビ避け」のための「藍染め」を施したものです。アメリカの「藍」は「インディゴ」と呼ばれジーンズの独特の青を「インディゴ・ブルー」と呼んだのですが、あの「青い色」が屋外での作業のための「虫よけ」「ヘビ避け」だったことを知っている人は最近はずいぶん少なくなったようです。
さて、ジーンズは「身体にピッタリとフィットさせたもの」として、特に「女性のヒップラインを協調するもの」でした。ジーンズもまた、ミニスカートやビキニと同じく「人工的な装飾」を拒否したものだったのです。
ここで言いたいことは、日本の高度経済成長の時期に「人間の生み出す技術」に盲信して急成長したのは良かったけれど、ふっと立ち止まってみると、公害問題が山積みとなり、「人間の生み出す技術」に挫折し、自然の尊さに気づき、自然への復帰を願い「eco活動」をおこなっている様子と何ら変りはないのです。
飽食状態になると、必ず反動が起きる。これはいつの時代も繰り返されてきています。たとえば「ETC割引」で「田舎に旅行をする」という現在のブームについても同じで、この動きは1970年ごろにも起こっています。東海道新幹線の「東京大阪間」が開通し「未来の科学」をテーマにした「大阪万博」が開催されたころ「故郷回帰」の「ディスカバー・ジャパン」というキャンペーンが始まります。
地方の「民芸品」を紹介する雑誌なども発売され「旅行ブーム」が起こったのです。この「故郷回帰ブーム」にのって各地の百貨店では「物産展」というものが開催され、驚くほどの集客力を発揮していました。いまだに、この名残で「物産展」を開催している百貨店もあるようですが、物産展の人気の背景には「科学の発展による反動から生まれた故郷回帰」があったのです。
この「現象」が理解できると、「装飾品が多くついたファッション」に疲れた反動で「マイクロミニ」や「ビキニ」が生まれたこと。さらに、「都会のファッション」を追い掛け回すことに疲れた若者が、開き直って「ジーンズを履き出した」という「購買者の心理」が見えてくるようになると思います。
企業の「売上を上げる」ということは、「押売りをする」ということではなく、「買う側が、どういうわけだか買ってしまう」という商品を予測を立てて準備していくことでしか実現できません。そこには常に「ハイテク」と「人間性・自然性」の「綱引き」があり、「装飾過多」と「装飾の切り捨て」の「やじろべえ的動き」が存在しているのです。
(つづく)
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WHATをさがせ!・・・・・・・・・・・
1)「WHAT」何が売れているのか探せ!
2)「WHY」なぜ売れないのかを探せ!
3)「HOW」どうしたら売れるのか探せ!
4)「WHICHI」どちらが売れるのか比較せよ!
5)「WHAT」何をすれば売れるのか見つけよ!
(PHP研究所「どうしたら売れるのか/著「伊吹 卓」」より引用)
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「ジーンズ・ビキニ・ミニスカート」
洋服の流行についての分類と傾向などを書き始めたら「パリ・コレクション」「ミラノ・コレクション」「ニューヨーク・コレクション」などに登場したデザイナーによる各年の「業界への刺激」などについて、事細かに表現しなければなりません。さらに、そこには女性市場特有の「偶発的な短期的ブーム」なども絡んできますから、さらに複雑なものになります。
さらに、洋服については「色」と「形」が絡んできます。色彩については「財団法人 日本ファッション協会 流行色情報センター(通称JAFCA)」などによって調べることが出来ます。ホームページなどを見てみると「今年、こういう色を流行させようという企業側のしかけ」がうっすらと見えてくるように思います。
ここでは「ファッション業界の動き」ではなく「自動車がファッション化してきた」といった「他の商品が売れる原因」を探していくことが基本となりますので、マーケティング分析という視点から「ファッション業界に起こった大事件」を紹介していくことにしたいと思います。なぜならば、こういったことが理解できれば「購入する側」の「買う心理」を理解しやすくなるからです。
「ファッション」というものは元来「美しさを競うもの」です。しかしながら、美しさを競っていくうちに「ファッション業界の行き詰まり」という大事件が起ったのです。その大事件が起ったのは1965年。イギリスのファッションブランド「マリー・クワント」のファッションショーでのことでした。
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1960年代ごろから、ファッションのサイクルが短縮し、激化していきました。あまりにも「提供する側が過激な企業戦争」を初めてしまったために「新鮮味」というものがなくなってしまいました。つまり、ファッションというものの「魅力」が「迷走」してしまったのです。迷走をはじめた「ファッションの魅力」が行き着いたところは「ファッション破壊」でした。
スカートがスカートのシルエットやラインを完全に捨て去り「スカートを切り捨てて、足を丸出しにする超ミニスカート」を生み出し、水着自身のもつ「水着の美しさ」を捨て去ることで「ビキニ・スタイル」を生み出していったのです。そもそも「ファッション」は「美しく見せるための化粧術」のようなものだったのです。
ところが、ビキニやマイクロミニのスカートは、その化粧術を捨て去ってしまい「人間の裸が持っている魅力を活用する」という手段に出たのです。いってみれば「開き直り戦略」、はたまた「やけくそ戦略」とでもいうのでしょう。これは「ファンション」に対する「自己破壊」であり「自己放棄」といってものでしょう。
つまり、1960年代の時点で「ファッション」というものが、一度、完全に行き詰まった状態になり「開き直る」という形で、ファッション性を捨て去ったファッションというものが誕生した・・・といった事件が起ったことをまず、頭に入れておいていだたきたいのです。そして、その「ファッションを捨て去ったファッション」の流行にのったのが「デニム」だったのです。
「デニム商品」は、少し前までは「ジーンズ」と呼ばれていました。ファッション商品として日本で脚光を浴びたのは当時の「イタリアのファッションショー」だったと言われています。時期は、1968年~1970年ごろのミニスカートブームの後となります。そもそも、ジーンズ自体「アメリカのカーボーイの作業着」だったのですから。
土にまみれても気にならないほどラフな布地で、荒い肌触りの綿素材に「虫よけ」「ヘビ避け」のための「藍染め」を施したものです。アメリカの「藍」は「インディゴ」と呼ばれジーンズの独特の青を「インディゴ・ブルー」と呼んだのですが、あの「青い色」が屋外での作業のための「虫よけ」「ヘビ避け」だったことを知っている人は最近はずいぶん少なくなったようです。
さて、ジーンズは「身体にピッタリとフィットさせたもの」として、特に「女性のヒップラインを協調するもの」でした。ジーンズもまた、ミニスカートやビキニと同じく「人工的な装飾」を拒否したものだったのです。
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飽食状態になると、必ず反動が起きる。これはいつの時代も繰り返されてきています。たとえば「ETC割引」で「田舎に旅行をする」という現在のブームについても同じで、この動きは1970年ごろにも起こっています。東海道新幹線の「東京大阪間」が開通し「未来の科学」をテーマにした「大阪万博」が開催されたころ「故郷回帰」の「ディスカバー・ジャパン」というキャンペーンが始まります。
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この「現象」が理解できると、「装飾品が多くついたファッション」に疲れた反動で「マイクロミニ」や「ビキニ」が生まれたこと。さらに、「都会のファッション」を追い掛け回すことに疲れた若者が、開き直って「ジーンズを履き出した」という「購買者の心理」が見えてくるようになると思います。
企業の「売上を上げる」ということは、「押売りをする」ということではなく、「買う側が、どういうわけだか買ってしまう」という商品を予測を立てて準備していくことでしか実現できません。そこには常に「ハイテク」と「人間性・自然性」の「綱引き」があり、「装飾過多」と「装飾の切り捨て」の「やじろべえ的動き」が存在しているのです。
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3)「HOW」どうしたら売れるのか探せ!
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