Question;
 メーカーでバイヤーをしています。先輩のバイヤーは強い立場を利用して、業者に対して、常に値切りまくります。そのやり方は正しいのでしょうか? 

Answer;
 バイヤーという業務から考えると値引交渉をすることは当然のことです。ただ、相手の気持ちを考えず、やみくもに値切りまくっているとしたら問題です。
 
 なぜなら、もし相手が不承不承で、腹の中は煮えたぎっているとしたら、それ以降、相手の自発的な協力を得られなくなるからです。つまり、累計としての成果は期待できません。

 以前、自営でデザイナーをしている知人から、次のような心情を聞かされたことがあります。

「先日、発注先から、追加の費用は払えないけど、何時までに、これとこれをやってくれ、と。さも、取引してやってるのだから、それぐらいやれよ、と上から目線で無理強いをされたそうです。

 指示を受けた内容は、とても追加費用を貰わないとできない作業なので、非常に不快で腹が立った。

 仕事を貰う弱い立場なので文句は言えないが、自分も人間だし、心がある。そういう場合は、どうしても、気持ちが乗らず、仕様を満たすだけの仕事になってしまうとのことでした。

 もし発注者が、自分に対して信頼や期待を寄せてくれていることが伝わってくれば、たとえ充分な報酬を貰えなくても、徹夜をしてでも喜んでやる」と。

 つまり、人の気持ちがからむ値引交渉の場合は、値切りまくるより、この人のために頑張ろうという気になってもらったほうが、成果は間違いなく上がります。

 

 この文章はNRIJ『戦略的交渉力』プログラムの理論をベースにしています。

さらに詳しく知りたい方は、次のモノを参考にしてください。

  

NRIJホームページ : http://www.nrij.jp

書 籍         『絶妙な交渉力の技術』(明日香出版社)

公開セミナー: 日本能率協会主催「戦略的交渉力セミナー」

http://school.jma.or.jp/search/detail.php?seminer_no=839

eラーニング:  日経オンライン講座「実践ビジネス交渉力」

http://www.nikkei-nbsonline.com/course/kouza_xap90901.html

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