薪ストーブ
テーマ:ブログ震災とそれに続く電力不足もあり、
昨年の夏は自宅で買電ゼロをめざした
さまざまなエコ住宅の実験をしてきました。
その続編として、冬の節電&エコ生活のために、
薪ストーブを使ったらどうかと思い立ちました。
薪ストーブに思いあたったのは、
ジャーブネット会員でリーディングプロジェクトにも参画中の
岩手県は株式会社千田(ちだ)工務店の会長、
千田孝道さんとお話したのがきっかけでした。
意外な方もいらっしゃるかもしれませんが、
実は、光熱費は冬の方が夏よりも高いのです。
ですから、冬の節電になにか切り札はないかと
思案をめぐらせていた時だったので、
薪ストーブと聞いてすぐにピンときました。
太陽光発電や蓄電池、HEMSなどを使って
電力を機械的にコントロールすることも大事ですが、
なるべく機械に頼らずに
ありのままの自然エネルギーを活用すること、
それこそが本来のエコ住宅のあり方ではないでしょうか?
再生可能な資源である木材を使って木の家をつくり、
その際に生まれる間伐材を再利用した
机の天板を小学校へ寄贈する。
こうした持続可能な取り組みが、
エコ住宅をひろめるための
もっとも基礎になる活動だと思っています。
特に間伐材は、それ自体がエネルギーとなります。
限りある資源の石油やガスではなく、
循環資源である木材を使う薪ストーブこそ、
エコ住宅にはふさわしいはずです。
そう考えて薪ストーブの導入を
家族や周りの人に相談すると、なんと大反対。
危ない、手入れが大変、というのが理由です。
いったんは引かざるを得ませんでしたが、
薪ストーブに対する未練の火はくすぶっていました。
そんな時です。
薪ストーブの一件は何も知らない副社長の岡平から、
次のような話を聞きました。
電気もガスも断たれた被災地で、
大活躍したのが「火」だった。
火があれば明かりになり、お風呂が沸かせ、
暖がとれて、食べ物を煮たり焼いたりできた。
これほど多用途に使えるのは火だけである。
人間は唯一、火を使う生き物である。
しかし、現代社会は安全性や効率を理由に
その火を遠ざけてしまった。
もしかすると火を使えないことが、
私たちの大切な何かを奪っているのかもしれない。
薪さえ手近にあれば、
万一のときでも火が使えるではないか。
この話を聞いて、ようやく私は
薪ストーブを自宅で使うことを決意しました。
改めて家族にもその話をすると、
快く了解してくれました。
それからしばらくして、
写真の薪ストーブが我が家にやってきました。
どうです、いい感じだと思いませんか?
こうしてリビングに設置した薪ストーブの炎を見ていると、
ふと、幼い頃から火が好きだったことを思い出します。
子どもの頃は焚き火をして、焼き芋をつくりました。
少し焦げ味のついた、あのおいしさは今でも忘れられません。
大工時代には、端材で焚き火をおこし、
火を囲んで暖をとり、
湯を沸かしたり、弁当を温めていました。
炎を見ていると、
そんな思い出が次々とよみがえってきます。
火は、見ているだけで心が落ち着き、
癒されます。
そして、火のまわりには自然と人が集まります。
そんな素晴らしい薪ストーブを、
これからも使い続け、
広めていければいいなと思っています。








