待漏院 その2

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『待漏院』では、開門前に出勤したらしておくべきことが続いて述べられています。

 

「其れ兆民未だ安んぜざれば、これを泰んぜん所を思ふ。四亥未だ附ざれば、之を来さん所を思ふ」

(人民はまだ安泰ではないので、これを豊かにすることを考える。異民族たちはまだ平定されていないので、これをこちら側に取りこむことを考える)

 

門が開くのを待つ時間を使って、政策のこと、その日の政治のこと、いかに皇帝に進言をするかということを考えるように、と書いてあります。

なんだかすご~~く仕事が出来る人に共通するものがありますね。

 

ところで、この文章の続きに宰相に相応しくないのは、どういう人間か、と述べられています。

二つの条件が挙げられていて、これがちょっと面白かった。

 

一つ目は

「個人の利益ばかりを考えていて、自分の利益になることばかりを進言し、政柄(賞罰の権)を壊し、帝位を危うくするもの」

 

二つ目が

「毀もなく誉もなく人並みに努力をして、給料をもらって、何の失敗もせず全うするもの」

 

一つ目の条件に当てはまらないようにするのは当たり前ですが、二つ目の条件に当てはまらないようにするのは大変なことですよね。

努力して失敗しないで全うするものが宰相に相応しくないとはね~~むしろいい宰相の条件にも聞こえますけどね!

 

 

 

 

 

 

 

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