どこかで見た名言で「チャンスの神様は後ろ髪がない」というものがあった。

その心は?と問われると「駆け抜けていく瞬間に振り返っても、後ろ髪がないから、つかむことはできない」ということらしい。



自分自身、よく「高校時代はよかった…」「大学生のあの頃はよかった…」というような美化しすぎな過去を回想しがち。

まあ冷静に考えれば、高校生の頃の自分は今過ごしている一瞬一瞬が尊いなんてことは露にも思わないし、大学生が持つフリーダムな時間がどれだけ尊いかなんて気がつかないのである。

当時考えているのは、晩飯のこととか、夕方からのバイトいきたくねーとか、カワイイあの子がキャンパス内を男と歩いてて鬱だ死のうorzといったようなどうでもいいことばかりなのだ。

過去を俯瞰できる歳になって、あの頃に戻れない切なさに気付く。

過ぎ去った時間というものに後ろ髪があれば、今からでも過去をもっと有意義に過ごすことができるのに。。。

まーでも、過ぎ去った時間を捕まえることができないからこそ、今を大切にしようと思えるんすよね。

仮に近い将来科学が発達してタイムマシンとかで、過去をやり直せたりできるようになったとしたら。

時間の不可逆性というものが失われてしまったら。

人は何事も為せなくなってしまうと思う。

過去は取り返せないからこそ、その一瞬一瞬に全力を注ぐから、時間と言うものは美しいものであって。

その一回性が失われてしまったら、人間と言うものは生きた屍のようなものになる気がします。

僕も20代中盤に差しかかろうとしています。

色々な思い出も積み重なった今、感じるようになったのは時間の不可逆性が持つ美しさです。

後悔の残る時間もやり直したいと思う時間も皆、とことん美しい。

今日の一曲   列車/lost in time

最近気付いたのだが、どうやら自分は冬が苦手のようだ。

理由は以下に述べる二つの理由に集約される。

1・寒すぎてあらゆるモチベーションを奪われる
2・ファッションが画一化する


1について補足しよう。

今年の冬ははっきり言ってくそ寒い。
自慢じゃないが、俺はこの2ヶ月ほど、ヒートテックタイツを穿かずにいられなかった日はない。況や寝るときもや。

そんあクソ寒い毎日。
それゆえ休みの日はすぐにやる気破壊兵器こたつから出てこなくなる。

こたつは人をダメにする。

春になってほしい。春になれば若葉が茂り、虫や動物たちが始動し始めるように、自分もこたつという閉鎖的空間に居住するのではなく、もっと開かれた外的空間へのアプローチをするに違いない。

要するに寒いと家から一歩も出る気がなくなる。

人間だもの。

かつお。


\磯野~野球しようぜ~/


2について補足する。

これは個人差があるだろうが、冬はファッションが画一化する季節だと俺は思っている。

というのも、数少ないアウターを着まわさざるをえないからである。

自分が抱える冬の先発投手はユニクロで購入したダウンショートジャケットとジャナスタのPコート。

私服を着る際はひたすら中二日で連投させているのが現実。


なぜならクソ寒いからである。
クソ寒いから少しでもあったかい服装しようとすればユニクロダウンに頼らざるを得ない。

実用性を最重要視してしまうから、服装も画一化する。
私服の際は常にウニクロダウンを着用し、代わり映えの無い日常に埋没したかのような錯覚にとらわれることになる。できる抵抗といえば、パンツをチノパンにするかジーンズにするかぐらいだ。

春になれば、毎回同じアウターという画一化された没個性になることはなく、色々な着こなしが楽しめるはずだ。

早く春になってほしい。。。


話は変わるが、最近読書熱が上がってきている。
なのでもしいい本があれば是非教えてほしい。時間を作って読みたい。その代わり自分からもおヌヌメ本を自己満で書いてみる。

◎貴志祐介
⇒最近だと「悪の教典」で話題になってる著者。この人は人間の悪いところ、ゾッとするところを書くのが本当に秀逸。クソ寒い季節に読むと、更に背筋が寒くなるような。「黒い家」にはデビュー作とは思えないくらい、ゾッとする狂った人間が出てきますしね。怖いところは、作品の世界観が現実とかけ離れてないところかな。「悪の教典」もそうだけど、身近にいる人間が持つ怖さというものをこの人の作品読むと感じることが多いです。個人的に好きな作品は「新世界より」です。あ、あと文章が上手いというか、続きが読みたくて仕方ない作家だと思います。俺はこの人の作品のおかげで、食欲が読書欲に勝てないこともあるのだと悟りました。

◎雫井修介
⇒最近だとエリカ様主演の「クローズドノート」原作者。この人も貴志さんと同じというか、続きが気になってしょうがない系作家だと個人的に思ってます。最近の作品だと「つばさものがたり」があって、「クローズドノート」同様キレイに泣ける作品出してます。(悪く言えばスイーツ系)しかしこの人は感動系だけじゃない。悪役を書くのがとってもうまく、ほとんどの作品に出てくる悪役と言うか嫌な奴が出てくるのですが、そいつらが大体「ざまあwww」と思えるような展開になるのです。これはすごいカタルシスです。この人のうまいところなのでしょうが、その嫌なやつが本当に嫌なやつなんです。それこそ作品読んでて、「うぜええええwwww」と思えるくらい。そう思えるようなキャラ書けるのって本当すごいですよね。一番好きな作品は「火の粉」です。キャッチコピーは「ふんんんっ! ふんんんんっ!」です。読まないとわかりづらいでしょうが…これは越してきた隣人の恐ろしさを描いた作品です。こちらも食事を忘れさせてくれる作品だと思ってます。

◎竹宮ゆゆこ先生
⇒「とらドラ」書いてる人。ライトノベルって本当にイラストで損してますよね。「とらドラ」に出てくるキャラクターがそれぞれ抱え持つ悩みとか葛藤って、誰かしら持ったことがあると思うのです。例えば第三者から見た自分と主観的な自分の食い違いとか。「誰もわかっちゃくれねえんだよ!一人なんだから!」と松岡修造が言うように、本当はわかって欲しい自分のことを誰にもわかってもらえない辛さが「とらドラ」読んでてひしひしと感じます。味があるキャラばかりです。ライトノベル=読む気にならないと思ってる人に読んでほしいなあと思う今日この頃。

というわけで、なんかおヌヌメ本あったら教えてください~

そうだ、ラブサイケデリコ聴こう

と思い立ったのがつい先日だったため、改めて「グレイテストヒッツ」というラブサイケのファーストアルバムをレンタルしてきました。

これが発売されたのは平成13年、つまり僕が中3or高1の冬に発売されたことになります。


当時の僕はというと、ロキノン系の音楽に感化され始めており、テレ東のジャパンカウントダウンという番組を見始めた頃でした。

ラブサイケデリコも、当時の番組内でピックアップされており、印象に残っていたことを覚えています。

特に、シングルである「your song」と「last smile」のインパクトはすごかった。

これをくるりで例えるなら、「ワールズエンドスーパーノヴァ」級の衝撃である。100sで例えるなら、「honeycom,ware」級の衝撃である。3時間くらい同じ曲を聴き続けていても、全く飽きない音楽があることを、知ったものだった。

「your song」と「last smile」だけは10年後も聞いてそうだ。


話を戻すと、中学生の頃にはまったラブサイケデリコも今聞いてみると、全然神だ。。

英語詞と日本語詞が織り成す独特の世界観や、アンニュイな感じとか笑

ラブサイケデリコを一言で表すと「アンニュイ」としか思いつかない。だがそのアンニュイさがいい。


当時はシングル曲のよさに惚れてましたが、今聞き返してみると、アルバム曲もすっごいいいことに気がつきました。時代を先取りしすぎだろこの人たち。


というわけで、今日中にCD返してこなきゃいけないので、「last smile」でも聴きながら返してきます。

それにしてもこの曲のイントロは神イントロだなあ~鳥肌が立つ。



雑記

ユニクロで働く女の子のファッションを見るのがとても好きだ。特にスタッフの女の子の私服が見れたときなんかは幸せな気分になる。というのも、ユニクロコーデ(店内で働いているとき)と私服コーデ(プライベート)だと若干雰囲気が変わってくるからだ。

この人はユニクロではこんなコーデであるのに対し、私服だとこんな感じになるのか!と。それが素晴らしいときなんかは松岡修造張りに拍手喝采したくなる。

これも一つのギャップ効果なのかもしれませんね。


にしても、ユニクロのウィメンズは全身ユニクロでも素晴らしいよなあ。メンズは全身ユニクロで固めようとすると、相当ハードルが高い気がする。

女性から見て、女性の全身ユニクロってどう感じるんだろうとふと思った。男の自分からしてみれば決して悪くないと思うのだがどうだろう。


今日の一曲 last smile/LOVE PSYCHEDELICO