2017年02月09日

レミニセンティア

テーマ:ブログ

こんにちはかに座

 

香住出身の井上雅貴さんが監督を務める映画『レミニセンティア』が、豊岡劇場で3月25日(土)~4月7日(金)まで上映されます。ロシアを舞台にしたSF映画で、子役の井上美麗奈さん(監督の娘さん)以外は全てロシア人の演者、ロシア語で制作されています。ロシアで撮られた映画でありながら、スタッフは日本人、日本の資金で制作されていることで、日本映画という分類になります。

 

 

井上監督がロシアで映画を撮りたいと思ったのは、ロシアの巨匠、アレクサンドル・ソクーロフ監督の映画『太陽』にメイキング監督として参加したことがきっかけだそうです。その時、通訳をしていたイリーナさんは現在の奥さまであり、『レミニセンティア』ではプロジューサーを務めます。助監督は監督の弟さんです。スタッフは3人、自費制作で作られました。

 

STORY

ロシアのとある街、小説家のミハエルは愛する娘ミラーニャと二人で暮らしていた。彼の元には悩める人々がやってくる。

「私の記憶を消して欲しい。」

ミハエルは人の記憶を消す特殊な能力を持っていた。小説のアイデアは彼らの記憶を元に書かれたものだった。そんなある日、娘との想い出の一部が無いことに気づく。過去が思い出せず、悩み苦しむミハエルは教会に行き神に祈る。すると、見たものすべてを記憶する超記憶症候群の女性マリアに出会う。彼女は忘れることが出来ない病気に苦しんでいた。そして、ミハエルと同じく特殊な能力を持っていた。その能力とは記憶を呼び起こす能力だった。ミハエルは彼女に取り引きを持ちかける。

「記憶を消すかわりに、娘との記憶を取り戻してほしい。」

彼女の能力によりミハエルは記憶のはざまへと落ちて行き、そこで、衝撃の真実を知ることとなる。

 

実は豊岡劇場での上映に先立ち、大阪の第七藝術劇場で観てきました。率直に、面白かったです。夢と現実の違いはどこにあるのか、人の感覚とは何か、因果や縁というものについても考えさせられる哲学的な内容でした。なんとなく、宮沢賢治の心象スケッチ『春と修羅』の「序」や、明恵上人のことを思いました。井上監督は舞台あいさつで、時間を自由に操ることのできる「映画」と、時間とともに蓄積していく「記憶」は相性が良いと語っていました。

 

少人数で作られた映画でありながら、「ロサンゼルス シネマフェスティバル オブ ハリウッド」で主演男優賞、監督賞、長編作品賞、「新人監督映画祭」では長編作品賞という輝かしい賞を受賞されています。

 

 

井上監督は、ロシアは芸術に対して造詣の深い国だと言います。例えば、「何をしているの」と尋ねた時、日本人が職業を答えることが多いのに対して、ロシアの人は「絵を描いている」とか「歌を歌う」とか、自分の大切にしていることを答える人が多いそうです。それにはロシアが元は社会主義の国家であったことが少なからず関係していて、仕事は生活を支えるための手段であり、生きる目的は他にあるという考え方が根付いているのではないかとのことです。印象的だった教会でのシーンは、本当のミサの様子がドキュメンタリーのような形式で撮られ、作品に臨場感を与えています。こうしたロシアの風土や思想を垣間見れるのも興味深いところです。

 

長々と書きましたが・・・レミニセンティアぜひご覧ください!

豊岡劇場の後にも、全国の映画館を巡回するそうです。第七藝術劇場では、現在も上映中です。

 

 

香美町香住観光協会 http://kasumi-kanko.com/

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