なりたて看護師の試験対策ブログ

看護師の国家試験を受験する前に学ばなければいけない事や、知っておいて損のない情報を垂れ流しています。なにかの参考になれば幸いです。かなーりマニアックな内容ですので専門用語ばかりです全部説明はしていられないのでフツーの人は外国語感覚でサラっと流してくださいな


テーマ:
下肢静脈瘤患者の標準看護計画


下肢静脈瘤とは
 静脈、特に表在皮静脈が迂曲、拡張した状態、通常は一次性静脈瘤を指すが、深部静脈閉塞の結果それに従って側副血行として拡張した、いわゆる二次性静脈瘤および先天性血管奇形や動静脈瘻の一症状として静脈拡張を示すものもある。大伏在静脈に圧倒的に多い立位、筋肉疲労が誘因となるが、女性に多く、妊娠を契機として起こることが多い。

アセスメントの視点
 30~40才の女性に好発し、立位により大腿下部~下腿に多数の怒張、疼痛が出現し、また屈曲した静脈瘤を触知するため、美容上気になり受診する例が多い。血液のうっ滞が起こり血栓性静脈炎を起こしやすい。慢性化すると、皮膚の色素沈着や難治性潰瘍を形成する。

症状
・下肢重量感
・疼痛(立位時緊満感)
・浮腫
・夜間痙攣
・色素沈着
・難治性潰瘍
 
検査
 〈術前〉
・全身一般状態の把握
・病歴の聴取(家族歴、既往歴における血液疾患等の有無、妊娠、深部静脈血栓の有無等)
・胸部X-p撮影
・心電図
・血液一般検査
・血液型
・出血時間、凝固時間、プロトロンビン時間、抗プロトロンビン時間、等
・肝機能検査
・尿一般検査
・Trendelenburgテスト
・Perthesテスト
・下肢静脈造影
・その他の機能検査

治療
 手術は、一次性のものに行なう。二次性のものには禁忌
 1.保存的に弾性ストッキング・包帯を着用、安静、患肢挙上
 2.ストリッピング、不全交通枝結紮・切除術
 3.静脈瘤硬化療法

術後の経過と管理
 術後の一般的な検査は、他の疾患と変わらず必要に応じて血液一般検査、肝機能検査、胸部X-p撮影、心電図等を行なう。患肢に対しては術直後よりBraun架台や枕等による患肢の高挙、圧迫包帯の着用、抗生物質の投与を行ない、包帯交換は第2ないしは第3病日に行なう。歩行は第1病日より可能となる
 1.精神的サポート
創跡、創部皮下出血、浮腫によりボディイメージの障害をきたす可能性がある。いずれも術後一時的なものであることを説明しておく必要がある。
 2.疼痛の管理
十分な除痛によりADLの拡大を図る
 3.創の処置
術前より皮膚の低栄養状態をきたしている場合や炎症部位の皮膚切開の場合は、創治癒の遅延や感染を起こしやすい。体動によるガーゼ除去や、排尿時のガーゼ汚染に注意する。
 4.静脈還流の促進
下肢全体の組織損傷が多く、リンパ還流が障害され、うっ血を生じやすい。術後1ヵ月以上は圧迫が必要である。

術後合併症
 1.出血
ストリッピング直後の不適正な圧迫か、圧迫時間の不足によって起こる皮下出血であり、血腫を形成するので創を縫合閉鎖する前に重ねたガーゼを転がすようにして血腫を創外に誘導しておく。多少の皮下出血は手術の性質上やむをえないが、3~4週間後に吸収される。
 2.浮腫
下肢全体の組織損傷が多くリンパ還流が障害されるため、深部静脈の還流を促し、うっ血を最小限にとどめる必要がある。
 3.創感染および創のし開
一般の静脈瘤の手術ではほとんど見られないが、炎症部位に皮膚切開を加えた場合や潰瘍例などで時に見られる。これらの経験から、皮膚切開はすべてマットレス縫合をしておくようにしているが、なお創のし開が起これば、二期治癒を待つ。日数を要するが動脈血行不全がないかぎり必ず治癒するものである。
 4.神経損傷
ストリッピングの手術の際、表在静脈を損傷し知覚障害を呈することがある。とくに小伏在静脈の外側に腓腹神経があり注意を要する。一般には数か月から1年位で改善するものである。
 5.静脈瘤の再発
初めての手術で静脈瘤をとり残したり、新たに発生する静脈瘤もあり、症状が強く美容的にも希望があれば追加手術を行なう。
 6.肺塞栓の発生
深部静脈血栓症と異なり、ほとんど経験されない。呼吸困難、胸痛、呼吸促迫が術後に出現したら一応疑う必要があるが、ほとんどみられない。


看護計画(術前)

Ⅰ.アセスメントの視点(術前)
 硬膜外麻酔で手術が行なわれるため、全身状態の評価が必要である。厳重に年令制限はないが、原則として70歳以下を対象としている。手術適応時は、既往歴や機能の低下には十分注意する

Ⅱ.問題リスト(術前)
#1.疾患や手術に対する不安
   [要因]・疾患そのものへの恐れ
       ・手術そのものへの恐れ
       ・検査や治療に対する情報不足
       ・入院という慣れない環境
       ・社会的役割が果たせない
       ・手術後や退院後に対する予期的不安

#2.疾患による苦痛
   [要因]・下肢の痛みや美容的変化
       ・症状からくる精神的苦痛

#3.長時間の立位や座位による下肢のうっ血
   [要因]・下肢の静脈還流の障害

Ⅲ.看護目標(術前)
1.疾患、手術に対する不安が軽減され手術に向けて精神的準備ができる
2.肢の安楽な体位が取れる

Ⅳ.看護問題(術前)
#1.疾患や手術に対する不安
  &手術の必要性がわかり納得できたことを言葉で表現できる
   患者の思いや不安を言葉で表現できる
   疾患に対する不安を言葉で表現できる
   術前・術後の自分の状態がイメージでき、対処方法を言葉で表現できる
  $手術当日まで

-1.入院への適応状況
  2.疾患、術前検査、手術に関する患者の情報量とその理解度
  3.表情、言語、態度の表出状況と不安の程度の関係
  4.食欲、食事摂取状況
  5.身体症状の有無と程度
  6.サポートシステムの状況
  7.睡眠状況
  8.対処行動と対処能力

-1.検査の必要性、方法を分かりやすく説明して協力を得る
  2.手術について、医師から十分説明を受けることができるように配慮する
  3.術前オリエンテーションを不安なく受けられるように援助する
  4.家族の支援が受けられるように必要時参加を求める
  5.不安を表出できるように以下のケアをする
    1)患者や家族の訴えをよく聴き、受容的態度で接する
    2)不安が表出できるよう患者や家族との信頼関係を作る
    3)疾患に対する不安は、医師から十分説明が受けられるようにする
    4)静かで休息の取れる環境を作る

-1.患者が術後の状態を具体的にイメージできるように説明する。特に尿バルーンの挿入や、安静の必要性を認識できるように働き掛ける
  2.医師の説明で、理解不足の内容があれば追加説明をしてもらい、納得して手術が受けられるようにする
  3.不安な状態を表出できるよう考慮し、不明なところは質問するよう促す

#2.疾患による苦痛
  &身体的・精神的苦痛を最小限にとどめられる
  $手術当日まで

-1.静脈瘤の痛み
  2.下肢疲労感の有無

-1.仰臥位時は、下肢挙上とする。この時、膝か動脈の圧迫や股関節屈曲を避ける

-1.長時間の立位や椅子に腰を掛けることを避ける
  2.座位時、長時間足を組まない
  3.締め付ける下着を付けない

#3.長時間の立位や座位による下肢のうっ血
  &下肢の安静により静脈還流を助け、破裂や閉塞を起こさない
  $手術前日まで

-1.下肢の変色
  2.皮膚、毛細血管の有無
  3.下肢疲労感の有無
  4.静脈瘤の痛み
  5.下肢の腫脹

-1.静脈をうっ血させるような体位を避ける

-1.長時間同一位置に脚を置かない
  2.神経や血管を圧迫するので、座るときは足を組まない
  3.静脈還流を良くするため、保温に気をつける
  4.下肢倦怠感のある場合は臥床し、下肢挙上する


看護計画(術後)

Ⅰ.アセスメントの視点(術後)
 下肢静脈瘤手術後の早期の合併症としては、出血、神経損傷、浮腫があり注意する。適切な処置によって予防、軽減ができるため、出血の有無、歩行による下肢の倦怠感、腫脹の程度などの観察が必要となる。患肢に対して術直後より、血液の還流をよくし、うっ血を防ぐため、家族を含め日常生活指導が必要である。

Ⅱ.問題リスト(術後)
#1.術後出血
   [要因]・不適切な圧迫
       ・圧迫時間の不足

#2.神経損傷
   [要因]・手術の際、表在神経を損傷したことによる知覚障害

#3.患肢の浮腫
   [要因]・組織損傷によるリンパ還流の障害

#4.静脈瘤の再発
   [要因]・表在静脈と深部静脈の交通
       ・静脈弁の不全

#5.創治癒の遅延や感染
   [要因]・術前より皮膚の低栄養状態
       ・炎症部位の皮膚切開

Ⅲ.看護目標(術後)
1.手術からくる苦痛の緩和とともに、患者が現在の状態を理解でき、術後合併症を起こさない
2.弾性ストッキングの着用目的を正しく理解できる
3.心身ともに自立し、退院に向けて準備できる

Ⅳ.看護問題(術後)
#1.術後出血
  &血腫の形成を予防できる
  $術後3~4週間まで

-1.内出血、血腫形成の観察
  2.ガーゼ汚染の量
  3.四肢冷感の有無
  4.血液データ(Hb、Ht、プロトロンビン時間)

-1.医師に報告する
  2.安静度を確認する

-1.創部皮下出血形成により、ボディイメージの障害をきたす場合、術後一時的なものであることを説明する。

#2.神経損傷
  &神経障害からの改善
  $数か月から1年

-1.知覚の有無
  2.歩行時障害の有無

-1.下肢挙上による腓骨神経麻痺に注意する
  2.転倒などの危険がないように歩行する

-1.一般には数か月から1年くらいで改善することを説明し、患者の不安を軽減させる

#3.患肢の浮腫
  &患肢の安静と浮腫の予防
  $術後1ヵ月以上

-1.患肢の浮腫の状態
  2.歩行による下肢の倦怠感、腫脹の有無
  3.疼痛、しびれ感

-1.患肢をブラウン架台、または、ギャッジベッドにより挙上して血管内圧を減少し、うっ血を少なくする
  2.臥床時は下肢挙上
  3.歩行は筋肉の運動により、血液の還流をよくし、浮腫を軽減させるが、長時間の立位は避ける
  4.弾力包帯の使用;同じ強さで末梢から中枢に向けて巻く。その後、鼠径部まで巻き余分がある場合、下方へは巻かない
  5.体動、歩行により包帯がずれることがあるので、その際は巻きなおす
  6.創の抜糸後は弾性ストッキングを着用する。その際、患肢のサイズにあったものを購入する
  7.定期的に患肢の周囲測定をする
  8.医師の指示によりエアマッサージ施行

-1.うっ血予防のため、下肢挙上の説明
  2.弾力包帯の必要性を説明
  3.弾力ストッキングは一般的に3ヵ月程着用する必要性を説明
  4.患肢の腫脹は一般的に3ヵ月くらいで消失するが、1~数か月かかることもあることを説明

#4.静脈瘤の再発
  &日常生活を理解することから下肢静脈瘤の再発を予防することができる
  $退院まで

-1.下肢変色、下肢疲労感、疼痛、重圧感、腫脹

-1.静脈をうっ血させるような体位を避ける

-1.刺激感染を防ぐため、下肢を清潔にしておく
  2.創傷、過度の圧迫などを下肢に与えない
    1)締め付ける衣類は付けない
    2)長時間の立位、座位、正座は避ける
    3)神経や血管を圧迫するので、座るときは足を組まない
    4)静脈還流を良くするため、保温に努める
    5)下肢倦怠感のある場合は臥床し、下肢挙上
  3.仕事は体力の回復にあわせて徐々に慣らしていくが、静脈還流促進に心がける
  4.下肢の倦怠感が著名であったり、腫脹が軽減しないなどの症状があれば受診する

#5.創治癒の遅延や感染
  &創部の清潔保持ができ、血流の改善を図ることにより、縫合不全を起こさない
  $術後3~10日まで

-1.疼痛、腫脹、発赤、ガーゼ汚染の色と量

-1.ガーゼ交換は無菌的操作で行なう
  2.抗生物質の指示がある場合は正確に投与する
  3.下肢の腫脹がある時は皮膚が弱いため外傷を予防する
  4.入浴は抜糸後2~3日で許可する

-1.体動によるガーゼ除去や、排尿時のガーゼ汚染に注意する
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テーマ:
包茎患者の標準看護計画


包茎とは
 包皮が亀頭をおおっている状態で、包皮を反転すれば亀頭が露出可能なのを仮性包茎、包皮口が硬く反転しにくい状態を真性包茎という。後者では包皮を無理に反転すると亀頭頚で陰茎を強く絞扼し、強い浮腫とともに亀頭部の血行障害がおこる。

アセスメントの視点
 包茎は亀頭包皮炎を合併しやすく、癌発生の原因にもなり、高度だと水腎症や水尿管症を生ずる。仮性包茎は必ずしも手術を必要としないが、真性包茎は包皮の背面切開または環状切除を行う。

症状
 小児期に定期検診や母親の観察により無症状の状態で発見されることが多い。亀頭包皮炎を合併した場合、包皮の浮腫と発赤、亀頭の発赤とびらん、膿排出が認められ、局所の疼痛と熱感を訴える。包皮口がきわめて細いと排尿困難がみられ、高度になると水腎症や水尿管症を生ずることもある。

検査
・ 触診
・ 一般術前検査(血液デ-タ、呼吸機能、心機能)

治療
 背面切開または環状切除の外科的処置を行う。術後合併症として血腫や感染をおこすことがある。また、亀頭包皮炎を合併しているときは亀頭包皮炎の治療を先行し、局所の清潔と抗生物質の投与にて全治を待ってから包茎に対する処置を行う。


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看護計画(術前)

Ⅰ.アセスメントの視点(術前)
 対象は小児に多く、環境の変化に適応しにくいことや、手術などのストレスを対処する能力が未熟なことを考慮し、家族の協力を得ながら環境をつくることが大切である。

Ⅱ.問題リスト(術前
#1.不安(中等度)
   〔要因〕・入院による環境の変化
       ・理解力の不足
       ・未知の検査や処置への恐怖
       ・外見的な悩み

#2.感染:亀頭包皮炎
   〔要因〕・亀頭に恥垢がたまりやすく不潔になりやすい
       ・尿により汚染されやすい部位
       ・清潔保持のセルフケアが困難

Ⅲ.看護目標(術前)
1.身体的・精神的に落ちついた状態で手術を受けることができる。
2.感染を予防することができる。

Ⅳ.看護問題(術前)
#1.不安(中等度)
   〔要因〕・入院による環境の変化
       ・理解力の不足
       ・未知の検査や処置への恐怖
       ・外見的な悩み

  &入院による環境の変化に適応でき、普段通りの日常生活を送ることができる。
   過度の不安、恐怖を持たずに検査や処置に臨むことができる。
   家族が検査や処置の必要性を理解し、納得できたことを表現できる。
  $手術前日


-1.発達段階の程度
  2.理解力とストレス対処能力の程度
  3.入院、手術に対する受け止め方
  4.家庭での日常生活パタ-ン
  5.好きな遊びの種類、お気に入りのおもちゃ
  6.患者の世話の中心者
  7.手術に対する家族の受け止め方と協力程度

-1.家庭での日常生活パタ-ンにできるだけ近づくよう環境調整
  2.検査や処置の説明は過度の不安を与えないよう直前に行う
  3.検査や処置の説明は患者の分かりやすい表現で行い、家族の協力を得ながら行う
  4.好きな遊びやおもちゃでストレスのはけ口を作る

-1.家族に術前検査や術前・術後の経過をわかりやすく説明し、患者には理解できる範囲の必要な説明のみ行う
  2.手術前は普段通りの生活や遊びができることを説明する

#2.感染:亀頭包皮炎
   〔要因〕・亀頭に恥垢がたまりやすく不潔になりやすい
       ・尿により汚染されやすい部位
       ・清潔保持のセルフケアが困難

  &陰部の清潔が保持され、感染の予防ができる
  $手術前日


-1.亀頭の状態(恥垢、発赤、疼痛、びらん、膿排出の有無)
  2.陰部の清潔方法
-1.入浴や、陰部洗浄にて恥垢の除去

  2.亀頭の発赤、疼痛、びらん、膿排出がみられる場合主治医の診察をあおぐ

-1.患者、または家族に陰部の清潔保持の必要性を説明する
  2.患者、または家族によって保清を行う場合は、恥垢の除去方法を説明し、医療者による確認の必要性を説明する



看護計画(術後)

Ⅰ.アセスメントの視点(術後)
 包茎の手術方法は背面切開術と環状切除術が行われる。合併症として感染、血腫をおこすことがある。特に、創部が亀頭であるため尿汚染により感染しやすい。また、対象は小児に多いので症状をうまく訴えられないことや、成人より苦痛に対するストレスが強いことを考慮して対応する必要がある。

Ⅱ.問題リスト(術後)
#1.不安
   〔要因〕・理解力の不足
       ・症状を言葉で的確に伝えることが困難
       ・創部の痛み
       ・排尿時の痛み
       ・拘束感

#2.合併症の危険性:創感染
   〔要因〕・尿による創汚染
       ・創への凝血付着
       ・粘膜の炎症

#3.合併症の危険性:血腫
   〔要因〕・過激な体動
       ・怒責
       ・勃起時の血流増加

Ⅲ.看護目標(術後)
1.創痛、排尿時痛などの症状が早期に把握され、苦痛を最小限にすることができる。
2.創感染、血腫の合併症がなく経過する。または、早期に発見され速やかに対処される。


Ⅳ.看護問題(術後)
#1.不安
   〔要因〕・理解力の不足
       ・症状を言葉で的確に伝えることが困難
       ・創部の痛み
       ・排尿時の痛み
       ・拘束感

  &症状が早期に把握され、創痛、排尿時痛などが軽減または消失する。
   創痛、排尿時痛、拘束感によるストレスを発散することができる。
  $術後1~3日


-1.手術、症状についてどのように受け止めているか
  2.表情、言葉、態度、機嫌
  3.創痛の有無と程度
  4.排尿時痛の有無と程度、排尿状況
  5.食欲、食事摂取状況
  6.睡眠状況

-1.患者が不安や緊張を増強させない環境作り
  2.創痛、排尿時痛がみられれば除痛薬の投与
  3.排尿を促し自然排尿が不可能な場合は導尿を主治医に施行してもらう
  4.排尿やガ-ゼ交換を行った後は、ほめていく態度で接する
  5.おもちゃなどを使用し気分転換、ストレスの発散を図る
  6.家族の協力を得る
  7.ガ-ゼ交換などの処置の場面では患者が怖がらないように説明をしながら行う

#2.合併症の危険性:創感染
   〔要因〕・尿による創汚染
       ・創への凝血付着
       ・粘膜の炎症

  &創感染をおこさない。
   創感染予防の行動が患者または家族が理解し実行することができる。
  $術後1日~退院前日


-1.バイタルサインズ(体温、脈拍、呼吸、血圧)
  2.創の状態(発赤、腫張、浸出液、臭い)
  3.疼痛の程度と持続期間

-1.排尿毎に創部のハイアミン消毒、抗生剤軟膏塗布、ガ-ゼ保護
  2.凝血など付着している場合はハイアミン消毒にて除去する

-1.排尿毎に消毒と軟膏塗布の必要性があることを患者、家族に説明する
  2.排尿毎に知らせるよう指導する
  3.退院が近づけば消毒と軟膏塗布の手技を患者に指導し手技の確認をする
      患者では不可能な場合は家族の中の世話の中心者に指導し手技の確認をする
  4.創部にできるだけ触らないよう指導する

#3.合併症の危険性:血腫
   〔要因〕・過激な体動
       ・怒責
       ・勃起時の血流増加

  &血腫をおこさない。
   患者または家族が血腫予防の行動を理解し実行することができる。
  $術後1日~退院前日


-1.血腫の有無
  2.排便コントロ-ル
  3.退院後の日常生活スタイル

-1.便秘がちの場合は水分摂取、のの字マッサ-ジ、緩下剤の投与で排便コントロ-ルを保ち、怒責予防に努める

-1.排便コントロ-ルを保ち、排便時怒責しないよう患者または家族に指導する
  2.医師より許可がでるまでは激しい運動や自転車などペニスに振動のかかることはしないよう指導する
  3.できるだけ勃起をさけるため性的刺激はさけるよう指導する
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テーマ:
尿失禁患者の標準看護計画



尿失禁とは

 尿失禁は尿禁制がとれた状態であり「尿の漏出が社会的ないし衛生的に問題であり、しかも他覚的に認め得る状態」をいう。尿失禁の発生は、膀胱や尿道、脊髄や中枢神経系における排尿機構そのものに異常があって起こるばかりでなく、ADL障害や痴呆などにより排尿動作が適切になされない場合にも起こる。特に高齢者では2つの原因が絡まって複雑な状態で発生することも多い。


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アセスメントの視点

 尿失禁は、身体的、心理的、社会的に患者の生活に大きな影響を及ぼし、尿失禁の世話をしている家族の生活にもさまざまな影響が出てくる。また、尿失禁ケアが不充分であると尿路感染症や褥創を引き起こす原因となる。さらに溢流性尿失禁は放置しておけば、腎不全を起こす。従って、尿失禁の発生を予防し、かつ発生した尿失禁に対しては素早く適切な対応をして、失禁を改善していくことが大切である。


症状

 1)腹圧性尿失禁
 腹圧が一過性に上昇するような咳、クシャミ、笑い、立ち上がるなどの動作の際に尿が不随意的に漏出する状態をいう。腹圧の上昇に伴い受動的に膀胱内圧が上昇するが、尿道括約筋機構に欠陥があってこれに耐えられないために起こるもので膀胱排尿筋の収縮は認められない。主に中年以降の女性に多く、妊娠4回以上の経産婦に有意に多い。また、経尿道的前立腺切除術後、前立腺摘出術後、膀胱脱、子宮脱などとも関連がある。
 2)切迫性尿失禁
 一度尿意を催すと、我慢して排尿を引き延ばしておくことのできる時間が短くなったために速やかに排尿しないと漏らしてしまう状態をいう。うまく排尿していれば頻尿、尿意迫にとどまる。
(1)運動切迫性尿失禁
大脳の排尿中枢の障害による排尿の抑制不能のために起こる。原疾患として脳硬塞、脳内出血、痴呆、脳腫瘍、多発性硬化症、パーキンソン症候群などがある。
(2)感覚切迫性尿失禁
下部尿路疾患(急・慢性膀胱炎、膀胱腫瘍、膀胱結石、初期の前立腺肥大症、尿道炎など)による排尿の抑制不能のために起こる。
 3)溢流性尿失禁
 腹圧の上昇や腎よりの尿の流入による膀胱内の尿量の増加により膀胱内圧が上昇したために、膀胱から尿が押し出されて漏れて出る状態をいう。尿閉が続いたために膀胱壁が過伸展するのみならず、尿道括約筋機構にも影響をきたし膀胱内圧の上昇にわずかながら耐えられなくなった状態である。高度の前立腺肥大症、前立腺腫瘍、直腸癌・子宮癌術後、抗コリン剤やジソピラミドなどの薬剤が関連している。
 4)反射性尿失禁
 少量の尿がたまると尿意なしに不随意に尿が漏れる状態をいう。脊髄の排尿中枢よりも上位における完全な損傷(脊髄損傷、腫瘍など)のため、膀胱からの尿貯留の連絡が脳に達することなく、脊髄の下部排尿中枢を経由する短絡的な経路で膀胱に戻り排尿命令が出されるという形をとる。
 5)真性尿失禁
 尿意なしに尿を漏らす状態をいう。反射性尿失禁や完全尿失禁、また意識障害や情緒障害における錯乱状態や知能障害による尿失禁は真性尿失禁といえる。ただし、知能障害によるものは尿意を感じているか分からず判定できないことが少なくない。
 6)完全尿失禁
 膀胱内に尿を全く貯留することができないためにほぼ連続的に漏らす状態をいう。尿道括約筋の完全損傷によるもので、外傷、前立腺手術後、長期バルンカテール留置による萎縮膀胱などが原因として挙げられる。
 7)不完全尿失禁
 膀胱内に貯留した尿を何らかの形で不随意的に排出する状態をいう。完全尿失禁以外の腹圧性、切迫性、溢流性、反射性尿失禁を合わせたものと考えてよい。
 8)機能性尿失禁
 泌尿器科的には異常はないが、認識力、および肉体的機能、精神的な意欲、又は、環境的な障害のために尿器使用ができないことによる尿の漏出をいう。
(1)知能障害による尿失禁
 直接的に尿失禁を来す疾患として、正常水頭圧症、パーキンソン病に伴う痴呆、脳血管性痴呆が挙げられる。また、知能低下は基礎に頻尿状態がある場合、尿失禁の間接的促進因子として重要である。
(2)情緒障害による尿失禁
 精神的な錯乱状態や欲求不満、不安、怒り、恐怖など種々の心理的不安定に基づく意識的ないし無意識的に行われる異常な場所での排尿という形の尿失禁がある。
(3)意識障害における尿失禁
 重症、熱性疾患による錯乱状態などの意識障害がもとでは、溢流性尿失禁ないし外見的には反射性尿失禁のような何らかの形の尿失禁となっている。
(4)ADL障害による尿失禁
 ADL障害に頻尿のような素因因子が素地にあると促進因子として働いて尿失禁に発展する可能性がある。


検査

・ 問診
・ 一般神経学的検査
・ 検尿:尿感染(濃尿の有無)、尿糖が特に重要
・ 外陰部の診察:尿失禁による皮膚炎の程度と範囲をみる
・ 尿失禁定量テスト
・ 内視鏡検査
・ 排泄性腎盂造影(IVP)
・ 排泄時膀胱尿道撮影(VCG)
・ 膀胱造影(CG): 腹圧性尿失禁を疑う症例では鎖尿道膀胱造影を行う
・ 膀胱内圧測定
・ 尿道内圧測定
・ 尿流量測定
・ 尿道括約筋筋電図


治療

 1)薬物療法
(1)反射性及び切迫性尿失禁
膀胱平滑筋の弛緩を惹起する抗コリン作用のある薬剤が用いられる。
(2)腹圧性尿失禁
尿道を収縮させる作用のあるα刺激薬や三環系抗うつ剤が用いられる。これらに加えてβ刺激薬が有効であるとの報告もある。
(3)溢流性尿失禁
尿道抵抗を下げる意味でα遮断薬が用いられる。

 2)手術療法
(1)恥骨後式手術
(2)内視鏡的膀胱頸部つり上げ術
(3)スリング術
(4)経腟的手術
(5)尿道周囲注入術

 3)骨盤底筋訓練
 骨盤底筋訓練は、腹圧性尿失禁が軽症で、患者の年齢層が若く、十分な動機づけがなされている場合により効果をあげやすい。手術をした場合でも、再発予防の意味で骨盤底筋訓練を続けることは有用である。また、改善効果の出た後も、生活習慣として一生継続するよう指導する必要がある。

 4)自己導尿法
 神経因性膀胱の慢性期の尿失禁や、術後尿閉となった場合、また残尿がある場合に対して行われる。



看護計画(術前)


Ⅰ.アセスメントの視点(術前)

 尿失禁定量テストが10g以上でかつ尿失禁の日常生活への影響が大きいものは手術の対象となることが多い。手術は、患者への侵襲の少ない針式膀胱頸部つり上げ術(ステイミー法など)が選択されることが多い。関連症候群がある場合は、それに対する手術も同時に行うことが大切である。腹圧性尿失禁などは中高年の女性に多く、精神面へのケアが重要となる。


Ⅱ.問題リスト(術前)

#1.不安
   〔要因〕・入院による環境の変化
       ・尿失禁に対する不安
       ・疾患及び検査、治療に対する情報不足
       ・尿の臭いに対する気がね
       ・回復に対する期待
       ・仕事の維持が困難
       ・社会的役割の変化(社会的孤立への心配)

#2.排尿パターンの変調
   〔要因〕・尿道筋に分布する神経障害
       ・排尿自立への意欲の低下

#3.自己尊重の障害
   〔要因〕・疾患の理解不足

#4.尿路感染
   〔要因〕・尿漏れによる陰部汚染


Ⅲ.看護目標(術前)

1. 2. 3. 精神的に安定した環境の調整ができる。


Ⅳ.看護問題(術前)

#1.不安
   〔要因〕・入院による環境の変化
       ・尿失禁に対する不安
       ・疾患及び検査、治療に対する情報不足
       ・尿臭に対する不安
       ・回復に対する期待
       ・仕事の維持が困難
       ・社会的役割の変化(社会的孤立への心配)

  &不安が軽減又は消失したことを言葉で表現できる。
   不安や羞恥心をもたず排尿行動がとれる。
  $手術前日


-1.以下のことを観察し、アセスメントする
     1)排尿様式(失禁の程度)
     2)失禁対策の状況(おむつ使用、集尿器使用、尿器使用)
     3)排尿行動の状況(自立しているか、介助が必要か)
     4)精神状態(不安、当惑、恐怖、羞恥心の有無と程度)
     5)睡眠状態
     6)食欲、食事摂取状況
     7)活動状況

-1.対象に合った排尿様式と排尿行動の援助を行う
  2.患者の抱えている問題を受け止め励ます
  3.排尿行動に対する環境調整として以下のことを行う
     1)プライバシーの確保
     2)トイレに近い部屋、入り口に近いベットにする
     3)室内にポータブルトイレを置く
     4)保温に気をつける
  4.失禁に対する器具類の選択の援助を行う
  5.睡眠がとれるように、水分は昼間に多く摂取し就寝前は飲まないよう調整する
  6.尿失禁しても大丈夫なように、ベットに防水シーツを敷いて安心させる
  7.失禁を訴えた場合は、待たせることなくすばやく援助する
  8.日常生活がスムーズにいくように、個人に合った排尿訓練を行う

-1.自分が思うほど他人は尿臭などを気にしていないことを話す
  2.夕食後の水分摂取は控える、適度の運動を行う等、睡眠がとれるような方法について指導する

#2.排尿パターンの変調
   〔要因〕・排尿筋に分布する神経障害
       ・排尿自立への意欲の低下

  &尿失禁がなくなる。
   自然排尿ができる。
   不眠、疲労が出現しない程度の尿回数になる。
  $手術前日


-1.以下のことを観察し、アセスメントする
     1)尿失禁の程度
     2)排尿時痛、違和感、残尿感、排尿状態(回数、量、性状)
     3)不眠、疲労感の有無と程度
     4)排尿に関する患者の訴え

-1.陰部の清潔保持に努め、尿漏れ、下着の汚染の状態をみて、陰部の清拭・乾燥、下着交換等の援助を行う
  2.夜間、尿意切迫のある場合は、不眠、疲労を軽減するため尿器、ポータブルトイレの使用を勧める
  3.プライバシーの保護に努め、室内環境を整える

-1.夜間の尿意切迫に対して不眠、体力の消耗を軽減するための工夫について指導する
    (安楽尿器・ポータブルトイレの使用、水分はできるだけ日中に摂取するようにする)
  2.陰部の清潔の必要性について説明する

#3.自己尊重の障害
   〔要因〕・疾患の理解不足

  &疾患による尿失禁を受容できたことを言葉で表現できる。
   排尿コントロールができる。
  $手術前日


-1.以下のことを観察し、アセスメントする
     1)言葉による表現、表情、態度、動作
     2)疾患の理解度
     3)排尿状態(排尿回数、時間、排尿量、残尿感の有無)
     4)尿失禁の状態(失禁量、おむつの使用状況、集尿器使用の有無と種類、尿器使用の有無)
     5)排尿様式(自然排尿、失禁等)
     6)尿の性状(血尿の有無、混濁の有無、悪臭の有無)
     7)皮膚の状態(外陰部の発赤、褥創の有無)
     8)水分摂取状況
     9)精神状態の観察
     10)バイタルサイン
     11)コーピング
     12)サポートシステム

-1.的確な情報を提供し、共感的な態度で接することで尿失禁に対する受容を促す
  2.精神的苦痛・不安を除去するため以下の援助を行う
     1)排尿行動に対する説明、激励、調整
     2)環境の調整、器具類の選択

-1.指示された治療は続けるように励まし、困ったことはいつでも相談してよいことを話しておく
  2.1日の飲水量、飲水時間、排尿時間、尿量、失禁量を記入するよう指導する

#4.尿路感染
   〔要因〕・尿漏れによる陰部汚染

  &感染を起こさない。
   感染の徴候が早期に発見され、速やかに対処できる。
   感染時の随伴症状が軽減または消失する。
   腎機能が保持されている。
  $手術前日


-1.以下のことを観察し、アセスメントする
     1)排尿様式(自然排尿、失禁性排尿等)
     2)排尿状態(尿の性状・回数・量)
     3)発熱の程度、熱型、悪寒戦慄の有無
     4)水分摂取状況
     5)腎機能
     6)感染の誘発に関する以下の項目
       (1)外陰部の皮膚の観察
       (2)飲水との関連
       (3)失禁パット交換頻度

-1.感染予防のため身体(特に陰部)の清潔保持に努める



看護計画(術後)


Ⅰ.アセスメントの視点(術後)

 内視鏡的膀胱頸部つり上げ術とは、恥骨上から長い針を腟前壁にむかって刺入し糸を通し、腟壁、膀胱腟隔壁などを下方の支点、腹直筋筋膜を上方の支点として膀胱頸部をつり上げる方法である。術後、排尿筋の緊張が回復するまで尿閉などの排尿困難の可能性があり、自己導尿が必要となることもある。また、膀胱頸部の挙上の具合によっては、再び尿失禁の起こる恐れがある。このような場合、排尿や生活を主体的にうまくコントロールして、より豊かな充実した生活を送ることができるように支える必要がある。


Ⅱ.問題リスト(術後)

#1.疼痛
   〔要因〕・手術による組織の損傷
       ・術後の体動制限
       ・尿道バルンカテーテルの挿入
       ・不安、緊張による精神的要素

#2.排尿パターンの変調:尿閉、頻尿
   〔要因〕・膀胱刺激症状
       ・排尿筋の過緊張

#3.尿路感染
   〔要因〕・術前からの尿路感染
       ・尿道バルンカテーテル挿入による逆行感染
       ・尿道粘膜の炎症
       ・残尿
       ・膀胱尿充満(膀胱内に長期停滞)

#4.尿失禁
   〔要因〕・腹直筋筋膜の脆弱さ
       ・膀胱頚部の挙上の程度


Ⅲ.看護目標(術後)

1. 術後合併症の発症がなく早期に回復できる。
2. 3. 術後状態の変化が理解でき、体力の回復とともにセルフケアができる。



Ⅳ.看護問題(術後)

#1.疼痛
   〔要因〕・手術による組織の損傷
       ・術後の体動制限
       ・尿道バルンカテーテルの挿入
       ・不安、緊張による精神的要素

  &手術に伴う身体的苦痛が緩和され、日常生活が安全、安楽に行うことができる。
  $術後7日

-1.以下のことを観察し、アセスメントする
     1)痛みの部位、程度、頻度、持続時間
    2)尿道バルンカテーテルの挿入状態
    3)尿道バルンカテーテルよりの尿流出状態、尿量、状態
    4)バイタルサイン
     5)表情、行動、体位、可動状況、睡眠状況、コーピング状況、性格
     6)不安の有無と程度
    7)身体状況、セルフケア能力の程度とその意欲

-1.必要な処置に対する安楽への配慮
  2.尿道バルンカテーテルの圧迫、屈曲がないよう実際の可動範囲を考慮して管理する
  3.不安が表出できるよう環境作りを行う
  4.頻回な訪室による不安の緩和に努め、精神的援助を行う
  5.自立していないセルフケア行動を援助する

-1.疼痛や苦痛があれば不必要に我慢せず表現できるよう説明する
  2.安楽な体位や体位変換を指導する
  3.不安や疑問はいつでも表現できるように説明する

#2.排尿パターンの変調:尿閉、頻尿
   〔要因〕・膀胱刺激症状
       ・排尿筋の過緊張

  &尿流出が保たれている。
   尿閉や頻尿による疲労感、不眠、焦燥感が軽減または消失したことを言葉で表現できる。
  $退院前日


-1.以下のことを観察し、アセスメントする
     1)排尿状態(回数、量、排尿に要する時間、尿線、1回尿量の変化、残尿感)
     2)夜間の排尿回数
     3)排尿に対する言葉による表現
     4)排尿状態の行動への影響
     5)睡眠時間
     6)食事摂取量
     7)水分摂取の量、時間と夜間の排尿関係

-1.トイレの近い部屋を用意し、ベッドの位置を入り口に近いところにしたり、ベッドの高さを調整する
  2.プライバシーの保護を図る
  3.ベッドサイドに尿器を準備し、安眠を図る
  4.昼間に必要な水分を取り、就寝前の水分摂取は制限する
  5.陰部の清潔を保ち、十分に乾燥させる
  6.残尿が多い場合や尿閉の場合はカテーテルを挿入し、導尿を試みる(自己導尿が継続して必要な場合は、神経因性膀胱の援助計画を参照)

-1.1日に必要な水分の摂取計画を助言する
  2.陰部の清潔の必要性について説明する

#3.尿路感染
   〔要因〕・術前からの尿路感染
       ・尿道バルンカテーテル挿入による逆行感染
       ・尿道粘膜の炎症
       ・残尿
       ・膀胱尿充満(膀胱内に長期停滞)

  &感染をおこさない。
   感染の徴候が早期に発見され、速やかに対処できる。
   感染時の随伴症状が軽減または消失する。
   腎機能が保持されている。
  $退院前日


-1.以下のことを観察し、アセスメントする
     1)排尿様式(尿道バルンカテーテル留置、自然排尿、自己導尿等)
     2)排尿状態(膀胱尿充満の有無と程度、尿の性状・回数・量、残尿の有無と量)
     3)発熱の程度、熱型、悪寒戦慄の有無
     4)水分摂取状況
     5)腎機能
     6)感染の誘発に関する以下の項目
      (1)残尿量との関連
      (2)尿道バルンカテーテルとの関連
      (3)飲水との関連

-1.尿道バルンカテーテルが留置されている場合
     1)留置元を適宜消毒し、ガーゼで被覆し汚染のつど交換する
     2)固定をしっかり行い、屈曲や抜去、逆流を予防する
     3)挿入部、陰部の清潔を保つ
  2.輸液の管理、intake、outputのバランスを図る

-1.自覚症状は我慢せず、すぐ訴えるよう指導する
  2.尿道バルンカテーテルが留置されている場合は屈曲や抜去されないよう体
動に注意することを指導する

#4.尿失禁
   〔要因〕・腹直筋筋膜の脆弱さ
       ・膀胱頚部の挙上の程度

  &尿失禁による苦痛が軽減でき、ADLが充分に行える。
   不眠、疲労が出現しない程度の尿回数になる。
  $退院前日


-1.以下のことを観察し、アセスメントする
     1)尿失禁の程度
     2)排尿時痛、違和感、残尿感、排尿状態(回数、量、性状)
     3)不眠、疲労感の有無と程度
     4)排尿に関する患者の訴え
     5)行動範囲やその状況

-1.陰部の清潔保持に努め、尿漏れ、下着の汚染の状態をみて、陰部の清拭・乾燥、下着交換等の援助を行う
  2.夜間、尿意切迫のある場合は、不眠、疲労を軽減するため尿器、ポータブルトイレの使用を勧める
  3.プライバシーの保護に努め、室内環境を整える。

-1.夜間の尿意切迫に対して不眠、体力の消耗を軽減するための工夫について指導する
    (安楽尿器・ポータブルトイレの使用、水分はできるだけ日中に摂取するようにする)
  2.陰部の清潔の必要性について説明する
  3.重いものを持ったり、腹圧のかかる姿勢や怒責を避けるように指導する
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