スマイル看護部長のつぶやき

滋賀県彦根市にある「友仁 山崎病院」の看護部長による、当院の看護部の紹介や、様々な視点からのつぶやきで皆さんと交流できればと思っています。


テーマ:

先日院内で看護研究発表会を開催しました。

そこで、一部の時間を使って事例検討会を公開で行ったのですが、

模擬事例として紹介したものに、私自身考えさせられるものがありました。

事例の内容は、がんターミナルの患者と家族が延命拒否を希望されていたにも関わらず、

挿管されてしまったという事例でした。

呼吸困難な患者を目の前に、担当看護師が私だったらどうしただろうか?

苦しみあえいでいる患者を目の前にして、

延命拒否なんだからこのまま看取るしかないと思えるのか。

事例では、医療者としてやらなければならない患者の苦痛を軽減するための

救命処置が家族の同意のもと実施されました。

しかし、電話での同意だったのでその苦しみ様も家族は見ていないこともあってか、、

結果的には、挿管されたことに家族は不満を漏らしたのです。

「延命」という言葉を患者や家族、医療者が同じようなイメージで理解できていたのか。

命を永らえるような医療行為はしないでほしいことが延命拒否ととらえているのなら、

それは、喘ぎ苦しんでいても何もしないということなのか

そこのところを理解できるように患者や家族に説明し選択してもらうのが

看護の倫理綱領第4条の

 「人々の知る権利及び自己決定の権利を尊重する。そして擁護する」にあたるのだと思います。


安楽死という言葉がやり取りされるようになってずいぶん経ったように思いますが、

今ではリビングウイルつまり尊厳死が主流になってきました。

自分が生きている間に、自分の人生の終末をどのように終えるのかを家族と共に話し合い、

その思いを尊重する考え方です。  

個人の意思を尊重する考え方が家族にも浸透していき、

意思の疎通が図れない人にPEGを造設してみたり、 

家族の気持ちが切り替えられるまで点滴を続けたりというようなことが少しでも改善されていくといいのにと思う今日この頃です。

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