どうすれば営業を女性が好む職種にすることができるのか? | 兼元知大のブログ

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株式会社ブレインワークス
コンサルタント 兼元知大です。よろしくお願いします。

皆様!

こんにちは。梅雨ですね。
雨が続くと気持ちも暗くなりがちです。でもそんな時こそ!元気を出すことが重要になりますね。

さて、ちょっと間が出来てしまいましたが、前々回の続きになります。

それまでの話で営業が女性に向いていることはご理解いただけたものと思います。
実際にお会いする方からもそんなお話を良くお聞きします。

先日も「兼元さんブログ読んでますよ!。でも実際に女性を営業に行かせるのはハードルが高いのです」
こんな話も頂きました。


確かにそう思います。

一般的なイメージが邪魔をして「女性=営業はキライ」といった図式が、当事者の「女性たち」だけでなく「経営者や上司であるマネージャー」自体が持ってしまっているのです!
これが大きな問題になります。


まずこの意識をマネージャーが変えていかなければ、ということになります。

ですので、例えば弊社が行っている「営業の達人塾」でも同じことをお願いしております。
つまり、個々の営業スタッフの成績を上げるためにはその上司(もっとも良いのは社長ですが)も一緒にスキルを磨いていただくこと、それが重要であると。


営業を女性に好まれる職種にするのも同じなのです。

順序としては

1.営業のマネージャーご自身が「女性こそ営業に向いている」ことを理由含めてしっかりとご理解いただくこと。

2.次に女性の皆様も「なぜ営業は女性にこそ向いているのか?」をしっかりとご理解いただき、

3.では女性の目線からすると「具体的に自分のどの部分が営業に向いているか?」を理解頂き納得してもらう。

この3段階が必要になってくるのです。

2と3が似ているように感じる!って思割れる方もいらっしゃると思います。
ところが、これは全く!異なるものですのでご注意下さいませ。

ここは後程書かせて頂きます。


今回のテーマは

「どうすれば営業を女性が好む職種にすることができるのか?」

でした。

その前提として1の上司であるマネージャーの理解が必要になることに触れました。
でも、これではテーマの本筋である「女性ご自身が営業を好きになる。」ことには繋がりません。

ここで、やっと本題に入れるのです。
女性が営業を好まない理由はなんでしょうか?

以前この「営業力の引き出し方とは?」の中でも少しだけ書きましたが、
営業の印象は
「体育会系」
「声が大きい」
「強引」
「気合と根性で頑張る」
「足で稼ぐ」
だと書きました。

しかし現実にはそうではなく、「営業らしくない女性」が、営業として大活躍している事例が非常に!多く、
「見た目も柔らかい。」
「物静か。」
「控えめ。」

つまり声が大きくなくても、体育会系で無くてもOKだということなのです。

これがなぜなのか?を理解頂き自分に置き換えて納得いただければ良いことになります。
加えて、女性視点での「営業の魅力」も合わせてご理解していただけるとより良いですね。


前にも書きましたが営業にとって最も重要なのは「確率」です。
この確率をあげることこそが重要なのです。
この営業における確率を上げるために必要なのが「コミュニケーション能力」になるのです。
この能力自体が女性の方が高い!
そのために営業は女性の方の方が比較的得意である傾向が強いのです。


でも、何度も申し上げますが営業のイメージがあります。
このイメージ自体を変えないことには、女性が「好む」職種にはなりませんよね?!
このままでは「女性は好まないが、女性のほうが向いている職種」になってしまいます。

ではこのイメージをどう変えて女性の方々に納得いただければ良いのか?となります。

先程は一般的に持たれている「営業マン(あえてマンと書いています)」のイメージを列挙してみました。

今度は「営業の行為」に対するイメージを書いてみましょう。
一般的にはこんな感じだと思います。

「営業とはお客様にモノを売りつける仕事」

特に多くの女性の方が持っていらっしゃるイメージだと思います。
これは先程の営業マンのイメージとの重なることだと思います。

先ほどと同じ以前のブログ「営業力の引き出し方とは?」で、
「営業も同じだと考えます。
お客様が欲しているモノ(先程から「モノ」と書いています。これは物質的な意味だけではなく、サービス的な意味も同じだからです)、あるいは欲するであろうモノを「お客様の欲しいだろうタイミング」で「お客様に提供すること。
これが営業なのです。」
と述べさせていただきました。


営業とはお客様の欲するモノを買っていただくことで売りつける仕事ではないのです。
つまりいらないモノには皆様は100円だって絶対に払わないのです!
しつこいようですが、ではなぜお客様はお金を払っているのでしょうか?

それは
「あなたの商品が必要であり、且つその値段に納得行くから」ではないでしょうか?

言い換えます。

「そのお客様にとって、あなたの商品やサービスは必要なモノであり、それをお客様が購入しないとお客様は「損」をしてしまう。だからお客様のためにその商品を購入いただくこと」
が営業というお仕事なのです。

つまり

営業の方に行っていただくことは、「お客様のために」「お客様が必要としている商品を」「納得して購入いただくこと」。になるのです!

それを実現するために前述の「コミュニケーション能力」を磨く必要があり、それは女性のほうが長けているのです。

その長けているコミュニケーション能力とは?
それは、

「おしゃべりをする力」です。


でも勘違いしてはいけませんよ。あくまでおしゃべりをする目的は「お客様の必要としていること」を見つけ出すためです。

だからメインで営業の方がおしゃべりをするのではなく、

「お客様に沢山しゃべっていただくこと」

これが最も重要になるのです。


まとめてみましょう。

営業とは

「お客様のために、お客様が本当に必要としている商品(モノ)を、お客様に喜んで購入頂き、笑顔になっていただく。そのためにお客様と沢山おしゃべりができるようにすること」

なのです!!

単に「商品をうりつける」行為からこんな素敵な行動に変わりました!

だから営業こそ女性の皆様に向いているのです。

これをしっかりと理解し納得頂ければ営業は「女性の好む職種」になるのです。
次回はもう少しだけ詳細に語っていきましょう!

それでは。