原油は枯渇しませんったら。http://cruel.org/economist/oil/lotofoil.html
一部の馬鹿な環境論者は、最近の原油高が石油資源枯渇の証拠だなんて無知蒙昧なことをわめきたてるし。また例のロンボルグ『環境危機をあおってはいけない』が出たとき、環境保護論者は、世界のエネルギーが枯渇しかけているという信念(中略)を実際に抱いている環境保護論者は、ほとんど(まったくではないにせよ)いないとのたまっていたくせに、ちょっと状況がかわると「実は京都議定書は石油枯渇対策だ」なんていうことを言い出す安井至のような人が出てくる。どこにそんな証拠があるんだ! 言っていることはロンボルグ本と同じなのですが、特にキャンベル論文は発表当時(1998)えらくもてはやされて、石油埋蔵量予測の決定版と言われていまだに信じている人が結構いるので、それをはっきり批判してある文章をネットにあげとくのも重要でしょう。
ここでの論点はつまるところ:
・技術がどんどん発展してきて、これまで地下から取り出せなかった原油がどんどん 取り出せるようになってくるので、新しい油田が見つからなくても使える油田はどんどん増える。
・新しい油田も見つかる可能性はたくさんある。まだ探していないところはいくらでもあるし、技術革新でこれまでは手が出なかったところも手が出る。
また発見技術や利用技術も向上して、昔の(映画「ジャイアンツ」みたいな)闇雲に掘って大当たりをねらう状況とはまったくちがう。
・問題があるとすれば、技術開発への投資が一時的に鈍っていたことだが、新しいプレーヤーが出てきてこれも先の見通しは絶望的とはいえない。
ちなみにここで訳出したような議論に対して必ず出てくるのは「そんな技術が今後開発される保証はない」という話だけれど、将来予想をあらゆる技術が現状で止まるという想定で行うべきだというのはあまりに極端。
アメリカ地質研究所は、2000 年に包括的な調査を行い、そんなピークははやくても20年は先だと結論づけた。IEAも大まかにどういしていて、必要な投資さえ行われれば、原油供給は 2030 年以降まで制約されることはないと論じている。.
石油悲観論者たちの希望の星は、コリン・キャンベルとジャン・ラヘレールだ。引用されることの多い 1998 年の「サイエンティフィック・アメリカン」論文で、かれらは世界的なハバードのピークは、ちょうど今頃(2005 年頃)だと予想していた。『ガソリン切れ』だの『石油の終わり』だのと題名の陰気な本も山ほど出ている。そして石油悲観論者の投資銀行家であるマシュー・シモンズ氏は、五月にサウジアラビアの原油生産の維持可能性を疑問視する本
原油楽観論者は、原油の将来は明るいと論じる。オデルは近著『なぜ二十一世紀の地球エネルギー経済は化石燃料が主役になるか』において、伝統的な原油生産は今世紀半ばまではピークを迎えないし、カナダのタールサンドのような非伝統的な石油資源がピークを迎えるのは、やっと今世紀末頃だろうと予想している。マサチューセッツ工科大学のモリス・エイデルマンは、「今後 20 年から 50 年にわたり市場に供給されている原油の量は、どう見積もっても無限に等しい」とまで断じている。
蛇足
環境・環境と草木もなびく・・国際金融家のシナリオどうりすすむ・。
人口削減の為には手段を選ばず・。