WBCと兵役

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WBCで韓国が4強になった、3月16日。11人の韓国の代表選手のうち、11人は兵役免除の恩恵にあずかると発表された。日本のマスコミは、韓国が強かった理由の一つに、「(鼻先の)にんじん」があったと、表現した。つまり、兵役免除。
 韓国の20歳~30歳の男子は、誰しも2年の兵役義務がある。しかし、いくつかの抜け道がある。一人息子の年老いた両親、身障者がそれ。別枠で、国威を宣揚したスポーツ選手や、芸術家への特例がある。具体的には、サッカーのワールドカップ16強に入ったとき、オリンピックで銅メダル以上なら、免除される。または、芸術分野でも権威ある国際コンクールで入賞を果たした場合がそれである。

 しかし、今回の「WBCのベスト4」は、これらの基準に入ってなかった。そのため、議論もなく、急遽「鶴の一声」で決まってしまったことに、国民は賛否両論。賛成派は、あれだけの成績なら同然という立場。反対派は、じゃ、国威宣揚がその趣旨なら、ドル箱の韓流スターは?とくる。または、一般庶民は、「どうせ、何の芸もないおいらとは無関係さ」か、「国民の義務に例外を認めるのはおかしい」と。

 これらの論議は、スポーツに、芸術に、芸能に、「大韓民国」が目立ちはじめたからのことではあるけれど、逆にいうと、「国威宣揚に固執する」ことから早く抜け出て欲しいと思うのは、私だけだろうか。

「デ~ハンミンクック(大韓民国)・ちゃちゃーっつちゃーっちゃ!(または、ニッポン、チャチャチャ)」と叫ぶことで味わう「愛国心」と「ナショナリズム」とは、紙一重。

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