ある若者を思う

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「いまどきの若者は~」の嘆きは、紀元前の墓碑にもあるとか。しかし昨今の若者には~と、つい年寄りモードになってしまう。しかし、今日はある日本の若者を褒めようと思う。

 例の学会の後、その開催大学に留学している日本の学生たちと、出身大学の先生たちとで一席を設けようということになった。お店に向かう時、ある学生重いだろうと私の荷物まで持ってくれた。そして、一足先に、どの店にしようかと、あたりを回ってくれる。

 お店では、その学生は韓国式に、先生たちに面と向かっては杯を傾けない。こちらがいいのよ、と言っても。そして言葉の端々に相手への配慮が見られた。日韓両方の礼儀をわきまえている~と感心。

 行った時間がそもそも遅かったから、12時がまわって店をでた。留学先は一山全部が大学だ。学生寮は山の頂上付近。彼らをタクシーで送ってから、山のふもとの先生たちの宿舎に戻った。荷物をまとめてから、さ、ねるぞという時にベルが鳴った。

 「これ、忘れ物じゃありませんか?」と例の学生。わざわざ届けてくれたのは、その時の学会誌。額には汗が滝のよう。

「え、これのために?」「いや、ちょうど先輩に用もあったし」

夜中1時に、用などあるはずもない。

帰国してみると、その学生から食事会のお礼のメールが届いていた。

私が社長なら、こんな学生を雇いたいたいと思う。娘婿がこんな人だったら~とか。いまどきの若者も、捨てたもんじゃないじゃん。
 

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韓国みやげ

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どこかにいくとおみやげに困る。つまり、お土産とはその土地のもの。しかし、現地のものを買ってきたところで、喜ばれるとは限らない。それを承知で、買ってみる。
キムチはパス。すでに気圧の影響で味が変わる。
海苔、これもパス。油が乗りすぎたり塩が濃かったり(だから、うちは、知り合いが内職で調味する無印の海苔を買っている)。

だから、タバコとともに公社が管理している高麗人参ときた。そのにおいでいかにもキキそう、まず、ドリンク剤を腰に手を当て、免税店でグイ~っ。人参エキスを手にいれたら、今度は人参が入った化粧品(実は結構はまっているアイテム)、高麗人参入りゼリー(ウェッ、先生これ出していい?との反応だったが)・・・あ、それと、唐辛子入りチョコ!

 悲しいかな、どんな韓国土産がいいでしょうか。

誰かいいアイディアありません?どんな土産が喜ばれましたか?

ヨン様グッズ?いや、それは私がキープ。確かに、お金のかからない韓ドラ役者たちの「チラシ」が一番喜ばれましたが。映画館の前にある映画広告もグッドだと思うし。
 

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 つかの間の韓国。しかしその間でも生まれ育った所なのに、長らくの日本の生活のせいか、なじめない事があってビックりする。食べ物はやはりこれこれ、と思う。しかしトイレは勘弁して~。使ったトレペがゴミ箱に入っている。多分水圧の問題で洋式トイレを詰まらないようにするためだと思う。これは憂鬱だった。確か、イタリアもそうだったかな。 もう一つ、韓国は基本的に敬語だと褒めたけど、言葉に気を使う分、空気を読むのは少々鈍いような気もする。韓ドラでも肩がぶつけることがよくある。普通、肩がぶつかりそうな時には、視野に入った時から避けるのに。奥の席に座ろうとするとき、あ、ここに座るんだなと思ったら相手への配慮があってしかるべきなのに、知らんぷり。これは個人経験で言っては危険だけど、そういう傾向があるんだな~と思ったり。 学会の発表で、若手研究者に日本側は緻密は研究をするけど、見方が狭い、韓国が大胆に大きく捕らえるところはいいが、その分荒削りだったりするのと、何か通じるものがあるような気が…。 
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ジミーな国際交流2

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 あっというまの韓国でした。さて、その学会名は「日韓次世代学術FORUM」。何する学会かといえば、名前の通り、次の世代を担う大学院に在籍している人たちの研究をお披露目する場であり、討論の場です(私はただの世話役ですが)。専門は人文関係ならなんでもOk。母体は釜山にある東西大学校の日本研究センター。研究の刺激はもちろん、なんの利害関係もない時に研究者同士の交流や友情を通して、政治家の発言ひとつに左右されない人間関係を構築することもその目的。  驚いたのは、韓国語が上手な日本人の多さ(つまり発表する院生)。日本人はミクロ、韓国人はマクロなな視点での発表が多かったとの諮問教授の指摘があった。院生でこう活動に興味がある方、検索してみてください。ちなみに、来年は日本が会場になりそうです。

お笑い芸人にもの申す

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学会先の釜山の某大学でこれを書いています。半端な時間が空いたから。
機内で読んだ新聞に、名コメントで有名な韓国のお笑いタレントのキムジェドンの記事がありました。本人の許可なコメント集を出した出版社との訴訟で、出版差し止めとなったと。
 そういえば、この人のコメントは、聞くたびにうなされます。とても教訓めいて、ややもすれば年寄りの説教になるところを、独特なしゃべりと場にぴったりの言葉選びで、誰もを頷かせる力があるのです。そりゃ、コメント集を企画した出版社も理解できるくらいです。

 覚えている彼のコメントひとつ。
1年という時間の大事さは、受験生に聞け。・・・・・1分という時間の大事さは、目の前で乗るべき電車を逃した人に聞け」(講義が始まって10分がすぎても、筆記道具を出さない大学生の多さ。わざと、はい、いまから聞き取りっ。一番・・・・といっても急ぐ様子もない風景を思い出しました)
 自分がバカになるギャグは許すとしても、突っ込みを入れるのと他人を攻撃するのとを勘違いしている芸人。そして、ガラの悪い言葉遣い。それをまねる子供たち。この悪循環を思ってしまったしだいです。

 はい、風紀委員でした。


韓流スターが続々と来日している。はじめは、え、どこがいいの?日本でもこのくらいのルックスは多いじゃないか、と思ったり、ポスター一枚で素敵~と思ったり。

どころが、ドラマを見ているうちに、または歌やダンスを見ているうちに、ファンになってしまう人が多いようだ。これが、第一段階。 

 しかし、マスコミの露出が多くなると、話し方、振舞い方など、多くの面が天秤に掛けられる。教養や知性までもが審査基準となるようだ(少なくとも私は)。チェジウはなぜか滑らかでない発音のせいで、その美貌点を削ったり、クォンサンウは少々舌が短そうなのが気になるが、会話の切り替えしのうまさで高得点だったり、「パリ恋」のヒロインのキムジョンウンはそのアドリブ力で賢いと思うに十分だった。それにヒーローのバクシンヤンも写真だけじゃ、甥役の方がよかったのに、見てるうちに^0^だったり~。これが第二段階。 
つまり、第一ではいまいちでも、第二で嵌ったり、その反対だったり。
今のところ、一も二も合格だったのはヨン様かな。そして、他に誰?
韓流・日流含め、飽きっぽい視聴者の嗜好を満足させるスターの要因は、果たしてなにかしらん~。

敬語の話をしていたら、似た事を思い出した。

大ヒット映画『猟奇的な彼女』でのワンシーン。彼女の父とお酒を酌み交わす時、面と向かって飲まず、横を向いた。すると彼女の母がいたから、また違う方向を向いて飲んだ。こういうシーンで、もし彼が面と向かって飲んだなら、その場で彼女の家を追い出されたのだろう。「あんな礼儀知らずの奴とは、付き合うにあらず」という一喝で。
 つまり、目上の人とは面と向かって酒を飲んではいけないという韓国式礼儀コードがある。タバコも同じだ。ついでにいうなら、お酌する時、飲み物を持った手を残った手で添える。
 ま、ややこしい文化と思うあなた。いいえ、韓国人は単純な人種です。逆に言うと、敬語とこれさえ守れば、結構広い範囲で甘えが通用する・・・・と思います。


敬語使いの日韓比較

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 敬語の形式は似ているのに、使う範囲において日韓に差がある。

代表的な違いが、上司が部下にも、夫婦間でも敬語を使うことだ。韓ドラでもこの辺は「ため口」に翻訳されている。
 韓国では基本的に対人間関係のほとんどは敬語だ。ため口は、同い年か兄弟関係くらいだ。使い方も、ため口に「ヨ」さえつければいいから、難しくもない。

 初対面から同い年と分かったら、もうため口を使っていいかとお互いの了解を得て言葉を崩す。すると距離感はぐっと近くなるのは日本語のニュアンスと同じ。
 そこで男女の場合、仲良くなって結婚の運びとなる。それが結婚を機にお互いが敬語を使うようになる。最近は、新婚のうちは、ため口のままの場合が多いが。

 しかし子供の成長とともに、もしくはせめて他人の前では体面上、尊敬語を使う。中年夫婦がため口を使っては白い目で見られるから。先日、20世紀初めの時代を描いたドラマ『土地』で、使用人と結婚した女当主は、結婚した日から夫に対して昨日までの命令調からころりと変え尊敬語を使った。

 そういえば、冬ソナの金次長は理事のミニョンにため口を使った。先輩だから。
 ところが、年下の夫は結婚しても、妻に対して尊敬語で妻はきのうまでのため口のままか、敬語を使う。なにより先立つ恐るべし年功序列だ。だから、日本での年上女房のように、妻は敬語を、夫はため口のパターンは韓国では存在しない。
  しかし年齢に勝つものがある。血筋の序列だ。例えば、年下の叔母は、どんなに年上でも甥、姪に敬語を使わない。甥姪が叔母に敬語を使うかどうかは、その家のしつけによるけれど。「パリ恋」でも、先ほどまでため口を使ったのに急に言葉を変えるのを指摘すると「だって叔母になる方ですから」というシーンがあった。
 日本の敬語体系は恐ろしく複雑で発達しているのに、最近のその使用範囲は皇室かセレブ気取りの時だけくらいに狭められては、もったいないような気がする。もし倦怠期なら、敬語では話られてみてはどうかと思ったり。敬語で話されたら、こっちもワガママを通すわけには行かないから不思議。
 昨今の学校荒れの建て直しは、生徒と先生間の言葉遣いから直してみたらどうかと思ったりする(ついでに先生のジャージ姿も。体育先生でもないのに、ジャージの必要はあるかと思うから)。もちろん先生も生徒に敬語を使って。 「敬語=敬うから使う言葉」。学校でも仕事でも成り立つべき関係はお互いへ敬う心?
                  はい。韓ドラの「姑」でした~^0^

荷物じゃあるまいし、言葉はなぜ下ろす?
いえ、尊敬語から、ため口にするという意味。
基本的に韓国では初対面同士は尊敬語で話す。
それが、自分が相手より年下と分かると、「マル、ネリセヨ:言葉を下ろしてください」とくる。似た表現に「マル、ノウセヨ:言葉、置いてください(高いところから地面に?)」がある。
 では、お互いが同い年では「ヤジャ(ため口の語尾)しよう」「マル、トゥジャ:言葉の(堰を)取ろー」(尊敬語は高いところにあるもの、もしくは何かに堰きとめられているイメージか)といって、言葉遣いを定める。お互いの納得の上でため口を使おうというのだ。これ無しでいきなりため口では、いくら相手が年上に見えても、内心ムッとくる。喧嘩秒読みになってしまうので、要注意。

「舌が半分」の意味

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 直訳すると「舌が半分か、なんでバンマル(半分の言葉=ため口)か」という台詞がドラでよく登場する。つまり、半分の言葉(ため口)をいうなら、あるべき長さの舌も半分のはず、とくるのだ。
 個人的な感想でいうなら、敬語の形式は日本語の方が、よくいえば発達している。ところが、敬語の使用範囲となると、韓国の方が広いといえる。というのは、日本では先生や会社の上司でさえも慣れてくるとため口で済ます場合が多いが、韓国ではそれは有り得ない。あと、夫婦間も。金婚式を迎える程の永く連れ添った夫婦でも、お互い敬語で話すのが普通だ。この場合、日本では夫はため口だが、妻は敬語を使うにしても、お互いが敬語を使うのはまだドラマでも見たことがない。敬語使いだからといって夫婦関係が疎遠かといえば、いえいえ、友人の母のように、還暦が過ぎても父の帰りのベルに、鏡を見てから玄関を開けるほど熱々でも、である。だから、見知らぬ人がため口で声を掛けれるのは、誰から見ても親子ほどの年の差があるときのみである。でなければ、どっくみ合いまで至るのに、数分とかからない。
 でも、敬語が難しいようじゃ、使うに使えない。だからか、敬語の使い方は実に簡単だ。ため口に「ヨ」をつけるだけ。後は、これよりもう少し丁寧な、例の「~ニダ」形。その上は「~シムニダ」。この3ランクの敬語さえできれば、舌が半分と言われることはない。しかし、英語の発音のために舌を切ったのなら、仕方ないけれど(これ、本当にあった怖~い話?)。