衆議院の山口２区の補選がありますね。
こういう時、新聞の報道は、「福田内閣が成立して初めての国政選挙」という言い方をする。「今後の国政の行方を占う」って紋切り型もある。
中国新聞の選挙戦スタートの記事を読むと、
http://news.goo.ne.jp/article/chugoku/region/Tn200804150025.html
山本氏は午後、岩国市内のホテルで約1200人を集めた自民党の各種団体総決起大会に出席した。古賀誠選対委員長、連立を組む公明党の北側一雄幹事長ら国会議員約30人も壇上に。夕方には、市中心部のスーパー前で自民党の中川秀直元幹事長らと地域活性化を訴えた。
平岡氏も14日、岩国市新庁舎の完工式に出席後、周防大島町に移動して街宣カーで島内を巡った。民主党の菅直人代表代行も同町と柳井市を訪問。計10カ所で街頭演説し道路特定財源の暫定税率問題や、75歳以上が対象の後期高齢者医療制度（長寿医療制度）の廃止を訴えた。
ということです。暫定税率関連、後後期高齢者医療制度が争点化しているのは間違いないし、この選挙の結果が「政局」に影響してくるのでしょう。
去年、沖縄の選挙で反自・公が勝っていたら、教育基本法だって改悪を止められたかなと今でも思います。
ただ、選挙の意味を政局の文脈で考えるというのは、永田町とマスコミの政治部の設定した枠組みですね。今回など、確かに現時点での人々の意識を計るものではあるだろうけど、大きな都市の首長や県知事でも国政への影響が語られます。
そうには違いないところもあるか。でも報道が国政に関わりをつけるから政局がそれで影響されるともいえる。
それより、地方の首長選挙なら、そこで問われる地方の問題がいかに普遍性があるのか、と問題設定するほうが全国区のマスコミの役割ではないか？
例えば、過疎地をかかえる県の知事選とかなら、中山間地でムラが消えているとか農政とか地域格差の問題が問われているのか。いないのか。北海道や沖縄だって固有の問題が普遍の問題なわけでしょ。いきなり国政への影響で語るのかい。
もう一つ、一般論ではなく今回の補選に関わる疑問として、岩国の基地問題、共産党が候補を立てないことは、みんな興味がないのかな。
引用したニュースでみるように、岩国市が大票田の選挙区なんでしょ。この前の市長選挙の結果がどう関わるのかというのも知りたい。地域にかなりな対立を持ち込んで強引な選挙をしたから、その辺で政治不信から投票率が落ちるとかありえるかなと思います。
勝てない選挙区では候補を立てないという共産党の方針がはじめて適応された選挙なのかな？
実際の基礎票ではあんまり関係ないかもしれません。でもここで二大政党の構図をくずしたいなんて候補を立てたら、市民運動系の人からも厳しい反発が出たでしょう。
このへんは、誰も言わないね。政局中心の見方だと、二代政党の買った負けたになる。選挙によってはそこが大事なのだけど、資本主義が野蛮になって、格差はＯＫ，福祉は切り捨て、という時代を変えられるのか、どうするのか、を基本に置かない政治談議はなんだかなあ。
事情があってアメンバ限定に変えたエントリにＢＬＯＧ ＢＬＵＥＳあにさんのつけたコメント。
共産党を応援しよう
はい！級長。僕は共産党を応援し、クラスのみんなにも応援するよう呼び掛けています。どうしてかってゆうと、僕は、修正資本主義から修正を取り外した資本主義の新自由主義の政治がひどいと思うからです。もう貧乏な人たちは、新聞なんか読むと、生きるか死ぬかの瀬戸際に追い込まれています。日本は代議制の間接民主主義国家なんでしょ。だったら、貧乏な人が少しでも楽になるには、貧乏な人たちの利益を代表する政党が伸びることだと思います。それは、共産党だと思います。でもクラスのみんなは、ワーキングプアとか後期高齢者とかを可哀想だとか言いながら、そうゆう貧乏な人のために頑張ってる共産党は、シカトなんです。それってヘンじゃないですか、だから僕は共産党を応援し、みんなにも応援を呼び掛けています
それにつけても、検索かけたらたくさん出てきたよ。
ゲンダイネット
衆院山口２区補選で、福田自民党はなりふり構わぬ土建屋選挙を繰り広げている。その裏では疑惑、憶測に加えて、怪文書まで飛び交い、シッチャカメッチャカ。なんでもありの自民党は、大阪や宮崎のタレント知事への応援要請まで検討し始めたという。
5月危機占う山口補選
世界日報(会員登録）
それがたまたま二十七日の山口補選になる。民主党が勝てば民意は民主党に傾いているとの何よりの証拠だ。福田首相は引き下がるより手がない。 もちろん自民党が勝利すれば、小沢代表が引っ込む番になる。その意味でも二十七日の補選の審議は重大だ。 ...
なんてのも、googleの一番最初に出ていた。