君たちの春(彩香ちゃん、豪憲君に捧げる詩) | プールサイドの人魚姫

プールサイドの人魚姫

うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。

 

春雨

 

 



春がそこまでやってきた

 

からんころんと 音たてて

しあわせ探しにやってきた

新芽の萌え出るふるさとは

雪さえ消えて 雨のまち

かあさん お空は広すぎて

わたしは 迷子になってます

からんころんと 音たてて

わたしの春は 待ちぼうけ

いつまでたっても来ないから

わたしは 眠くてしかたない

かあさん そろそろお迎えに

いつもの笑顔で お迎えに

からんころんと 音たてて

命が 二つ消えました