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10/9(水)


スリランカ滞在5日目



シーギリヤで謎の男の子に

付きまとわれる。

この後、どうなってしまうのか?!

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ずっと私のあとをつけてきた


謎のシーギリヤンボーイも私と同じく


これからバスに乗って、『ダンブッラ』


という街に行くらしい。





一見、気が弱そうで穏やかな


性格には見える。





ボーイの目的が何なのかはさっぱり


分からないが、冷たくあしらっても


懲りずにチョロチョロと


話しかけてくる。





「どこから来たの?」とか


「これからどこに行くの?」とか。





周りに何もないバス停で逃げ場を


失った私は、仕方なくそれら質問に


サラッと答えていった。



(再び同じ場所でバスを待つ)



ボーイが言うには


「自分はガイドじゃなくて、ニゴンボに


あるレストランで働くコック」


だそうだ。





「ニゴンボ」はここから何百キロと


離れた場所にある、空港近くの街だ。


そこのコックが、わざわざこんな所で


どこの馬の骨とも分からない


日本人に何の用があるというのだろう?





(あぁ、なんだかめんどくさいなぁ。


早くバス来ないかな~。。)





じっと突っ立っていると


ちっちゃなハエらしき虫が


まとわりついてくる。


ハエはどこに行っても多いなぁ。





バス停の周りをウロウロ


歩き回ってると、向こうの方に


シーギリヤが見えた。






(ここからも見えるんだ~


やっぱり、すごい迫力あるなぁ!)





15分くらいして、やっとバスが来た。


座席は結構空席が目立つ。


私に続いて、シーギリヤンボーイが


乗り込んで来た。





するとボーイはなぜか私の


隣の席に座ったのだ。





(え~?!この子なんなの?


早くダンブッラに着かないかな。。)





そんなことを思いながら、バスの


運賃を回収に来たスタッフに


お金を払おうとしたら、ボーイが


「キミの分も払っておいたよ」


と言っている。





「お金払うよ」と何度言っても



ボーイは「いいよ、いいよ」と言って


受け取ってくれない。





ますますボーイの目的が何なのか


わからなくなってきた。。





バスはこんなのどかな


街の中を走って行く。


(果物が売っているお店)


(奥に見える建物は幼稚園)



1時間もしないうちに、バスは


ダンブッラの街に着いた。


もちろんシーギリヤンボーイも


一緒に。。(汗)





朝からパンしか食べてないから


この辺でごはんでも食べたいところ


だけど、ただ今の時刻16:30。





ひとまず、この街で有名な見どころ


「ダンブッラ石窟寺院」方面へ


歩いて行ってその途中に


よさげなお店があったら入ろう。





スタスタそっち方面へ歩き出すと



またもやだシーギリヤンボーイが


あとをつけてくる。





「1人で行くから大丈夫だよ」


と言ってもまだ付いてくる。





「1人が好きなの!1人にさせてよ!!」


と強く言うと、さすがのボーイも


付けてこなくなった。





ほどなくして、大きな目印の


時計台がある場所まで来た。



(かなり大きい道路が走っている。
大きな街にはお約束の時計台)



地図をチラッと見て、右にスタコラ


進んで行くと、お別れしたはずの


シーギリヤンボーイが


「石窟寺院は左だよ!」と


いつの間にか私のうしろまで来ていて


そう教えてくれたのだ。





結局、石窟寺院までは


トゥクトゥクで行くことにした。





「ありがとう。でも1人で行くから


大丈夫だよ。」


と告げると、それからボーイが


あとを追って来ることはなかった。





今考えてもよくわからない子だったけど


ただ友達が欲しかっただけなのかな?





いやはや、シーギリヤンボーイと


お別れすることに気を取られていて


気付いた時には食堂に入るタイミングを


完全に逃してしまっていた。





ダンブッラ石窟寺院の周りには


お店が何もなく。。。


時間も17時近くなっていたから


ひとまず寺院を見に行くことに。





敷地に入ると、こんなド派手な大仏様が。






ここを右に行くとチケット売り場。


1500ルピー(約1050円)の入場料を


払って、この大仏様の左側の階段を


登って行くと、、、





大仏様の肩越しにかすかに見える


シーギリヤロック!



敷地内には人がほとんどいなくて


石窟寺院に行く道がどこなのか


全然わからなくて、しばらくウロウロ。。





やっと観光客らしき人達が、さっきの


大仏様の左側にある階段を登って


行くのが見えたので、すかさず


その後を付けて行く。


(私もシーギリヤンボーイと一緒やん。。)



(こんな階段がひたすらつづく)


息を切らしながら登って行くと


ようやく入口らしき建物が見えてきた。


(この建物の向こうは裸足で
歩かなければなりませぬ。)



建物を抜けると、かなりの高さまで


登ってきたことがわかる。






そしてこちらが世界遺産の


「ダンブッラ石窟寺院」


岩肌に沿うようにお寺が建てられている。




この中は5つの部屋に分かれていて


薄暗い部屋の中には壁画が


描かれていたり仏像が並んでいる。








ここは紀元前1世紀に造られたのもの


らしいのだけど、壁画が色あせると


上に新たなもの描いていったりすることも


多かったようで、最初のオリジナルは


ほとんど残っていないそうだ。





何年も何年もこうして、仏教を信仰する


人の手によって、この場所が


守られてきたんだなぁ。





日本にも仏像はよく見かけるし


馴染み深いものだと思うけど


やっぱりヨーロッパの人には


新鮮に映るものなのかな。





仏像好きの観光客さんが興奮して


「ワォ!ワォ!!」と言いながら


写真を撮りまくっていたのが


印象的だった(笑)





さぁ、もう17:30を回っている。


そろそろキャンディの街に帰らなくちゃ。





来た道を引き返して行くと


お土産物を売っている人達がいた。


現地の人がカタコトの日本語で


話しかけてくる。





日本語がしゃべれる現地人に会ったのは


スリランカに来てから、ほとんど


初めてと言っていいくらい。





「オミヤゲドデスカ~??」





思わず「日本語うまいですね!」


と声をかけてしまった。





そしてついでに「THE・おみやげ!!」


って雰囲気のポストカードを購入。


帰国して友達にあげたら


すっごく喜んでくれる子と


困った顔してる子



2つにわかれたよ(笑)


(私はこのインチキ写真っぷりが好きです)



そこからさらに階段を下っていくと


野良犬や野ザルが数匹いた。





前にバラナシで、野ザルに


背中をド突かれたことがあったから


かなり怯えていたけれど。。。





何事もなく、その場を


通りすぎることができた。





無事に下まで戻ってくると


日が落ちかけてきていて


うっすら薄暗くなっていた。





その辺にいた人に話しかけて


キャンディ行きのバス停を聞くと


石窟寺院の向かい側で待っていれば


停まってくれるようだった。





数分して1台のバスがやってくる。





それを見てア然とする。


行きのバスとは比べものにならないほど


乗車口まで人がいっぱいだったのだ。


しかもドアは開きっぱなし。





仕方なくそのバスに乗り込み


乗車口のステップに立っていると


心優しい現地のおじさんが


「あそこに席が空いてるから座りな」


と言ってくれた。


お礼を言って座らせてもらう。





心の中で


(アニキ、ありがとう!!)


と叫んでいた。





いやしかし、そこで座らせてもらえたから


よかったものの、ずっと立っていたら


疲れとバス酔いで、途中下車


していたかもしれない。





それほどに現地のバスは揺れるし


スピードも半端なく、停まる時も


思いっきり急ブレーキ。





行きとは比べものにならないほど


2時間のドライブはきつかった。





悟りを開けてしまうくらい


頭が「無」になろうとしていた頃


隣にいた現地人のお兄さんが


突然窓に向かって祈りはじめた。





よーく見るとバスはキャンディ湖の


そばまで来ていて、そのお兄さんは


仏歯寺の方角に向かって


祈りを捧げていたらしかった。





現地の方は本当に信仰心が


熱いんだなぁ。


それゆえに荒々しい人が


すごく少ない気がする。





今まで出会ったスリランカ人は


みんな穏やかな人ばかりだった。


(犬も穏やかだった。それって


国民性に比例するんだと思う)






ようやく20時頃、朝出発した


バスターミナルに無事到着。





降りたあと、腰は痛いし、バス酔いで


変な咳が出まくっていた。





(ゲホゲホゲホ、、、)





周りも薄暗いから、人通りの多い


道で帰ろう。





ひとまず「キャンディ駅」の中に


避難して地図を見ること。





みぞおちの辺りを押さえながら


ゲホゲホ咳をして駅の建物に入ると


そこにいた男性に声を掛けられた。





(またもや付きまとわれるの、私、、、?)


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次回


『スリランカの車窓から』


キャンディ最後の夜

につづきます!


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