『大正浪漫~禁断の恋~医者の彼』

あれ?
今回のCDってヘッドフォンかけたほうが数倍よくない? ←

ダミヘ使用だろうが最初の一回目が車中試聴というのは相変わらずです
このシリーズもラスト5枚目 オオトリは鳥ちゃん。

これもね、すっごいしんどく疲れていた時に聴いていて
その時、エロ&トキメキ拒絶の真っ最中だったわけで。
想像の範囲でヤッちゃってる感があるシリーズなのでそれなりに勇気をもって聴いたのが一番最初。

しんどすぎて、疲労感ばかりが強いときだし癒しにもならないのでは・・・?
なぁんて考えたりしたのですが、何も音がないのも・・とCD装着。
鳥海ボイスに堕ちたのか、それとも演技にヤられたのか
アマテラスのように何かが心に届いたの
疲れてたのに、ときめきはやってきたwww

乙女復活への狼煙になりかけたCDでございます( ̄ー ̄)ニヤリ

大正って響きがいいなぁって思う
「大正浪漫」ってタイトルがそのままでもどかしく感じるところもいいのかもしれない
語りで言われる告白ですら、本当だったら説明くさいとか思っちゃうところなのだろうけれど
時代設定が「大正」っていうだけでそういうものが吹っ飛ぶというか・・・うん。いい感じでタイムスリップ出来ちゃったんだろうなぁ
このシリーズって、ひとつひとつはいいものをもっているし、軽めのシチュエーションCDが増えた中ではちゃんとしたものだと思う
お話がかなりしっかりめ。

今回のお相手。お医者の卵
華族の次男坊お坊ちゃま@鳥ちゃん
身分がどうとかどうでもよくてちょっと家柄というものに反発しております
主人公はカフェの女中。看板娘でウェイトレスサン
天涯孤独の身で両親の借金を返すために働いている・・ってわけで。
華族様で医者の卵なお坊ちゃまと庶民な主人公

大体ね、お医者の卵ってだけで、この時代どれだけお金持ちなんだ?って位じゃない?
給費で学校に行くことができたとしてもそんなのはほんの一握り
一般庶民が勉学に励むってなかなか難しいでしょ?
自分の身分が嫌で親に反発して家をでて勉学に励んでいたとしてもそのお金はどこからでてるのかね?
礼壱郎は身なりだってそれなりなものだと思うもん
フツーのお坊ちゃまお坊ちゃました感じを受けはしないのだけれどちょっとしたところを深読みすると、礼壱郎もやっぱりお坊ちゃまなんだよね

自分の喫茶店に通ってくれるようになって運命が回りだして礼壱郎がタダの学生サンじゃない、華族サマだと気づいちゃう (これも遅くないかww身分差はあるだろうwww)

気づいた瞬間、自分との身分差にひるむの
告白されてもひるんでしまうの
ちょっぴり不機嫌になりながら「俺についてこい」って感じでグイグイきてくれる礼壱郎で、
それでも理屈くさい感じがまたね・・・www

押して引いて・・っていろんなことが起きて二人で障害を越えて・・最後の壁が・・ってなるんだけれど、これ、完全にバレだからなぁ(笑)
そこはさておいても、このCDの鳥ちゃんいい
最初のオレ様なツンツンはどこに行ったのか?と思うくらいベッタベタな「好き」を感じられるもん。感情を抑えても抑えきれないところがいいの
障害が起きて、うろたえながらもちゃんと一緒に、という想いは感じられる。

ドラマチック、という言葉だけで片付けるのはもったいないかな?
きっと、CDじゃなかったらこの展開ってベタで「あ、そう」って思うのかもしれないけれど
ちゃんとちゃんと流れる時間を感じてどっちに転んでもエンドとしては悪くないし余韻はあるもの
しっとりとした、大正時代の、とある二人の物語

時代が変わろうが恋愛って普遍で、言葉ひとつとっても「触りたい」ではなく「触れ合いたい」
wwwwちょっとニュアンスがかわるだけでそれだけでいい感じになっちゃうんだね
いっぱい「愛してる」って囁かれるモノと違って「愛してる」って言葉に重みを感じる、感じてしまうような二人の歩んだ数年間の物語でいいおはしだったと思います