2009-11-10 21:12:53

「ど~も、似てやしませんか?」~序章

テーマ:ど~も、似てやしませんか?

「ソングでCM」を始めたばっかですけど、

また、新企画を始めたいと思います。

名付けて、


「ど~も、似てやしませんか?」


です。



いや、変なタイトルで申し訳ありませんが、

この企画、要するに「あの曲とあの曲って似てるよね?」っていう

コーナーですな。

誤解されると困るのですが、例えば「パクリじゃないの、コレ?」と

言うことが目的ではありません。話の流れでそうなることもあるか

も知れませんが、主旨としては「似ている」と言うことを話題にした

いと言うことです。


と言うのも、一口に「似ている」と言っても、その理由は様々だと

思うからです。何も「似ている」曲の全てが「パクリ」ではないのだ。

つまり、「似ている」=「パクリ」ではなく、「似ている」>「パクリ」と

考えましょう。


それでは具体的に、

仮にAという曲とBという曲が似ているとしましょう。

そして、Aの方がBより先に発表されていた。

そんな時、そのパターンは概ね下記のように分類されます。


①偶然似(ぐうぜんに)

正に言葉の通りです。

後から発表されたBの作曲家はAという曲を知らずにBを書いた。

実際Bの作曲家がAという曲を知っていた可能性は否定出来ませ

んが、その可能性は極めて低いと思われるケース。

例えば、Aが世界的に知名度が低い日本のポップス、Bが海外の

曲なんていう場合はそういう可能性がありますね。


②潜在似(せんざいに)

これは①と違って、Bの作曲家はAという曲を知っているケース。

Bの作曲家はBを創る際、Aを意識して創ったわけではないが、

Aが潜在意識の中にあって、それがBに出てしまったというもの。

①とは逆に、Aの知名度が高く世界的な名曲だと、そのメロディが

知らず知らずに出てしまうという例ですね。


③顕在似(けんざいに)

こちらは②と違ってBの作曲家はAを意識して創ったものです。

代表的なのが「パクリ」。

これはわざとAに似せてBを創ったというもので、

まぁ、言うなれば「盗作」ですね。

ヒットしたAみたいな曲を創ろうという意図があったものです。

中には「Aみたいな曲創ってよ」っていう発注がなされることもある

と思いますね。


ただ、「顕在似」は全て「盗作」かと言うとそうではありません。

「パロディ」もここに含まれるでしょう。

こちらはAの雰囲気をわざと借りて来るという高等技術です。

それでもBのオリジナリティは失われないというもの。

そもそも「似ている」こと自体が狙いなんですから。

ビートルズとラトルズなんかが正にそれ。


この①②と③は判別が難しいわけです。

何故なら、「盗作」であるか否かを争う裁判などは、ある意味そ

こが焦点になるのです。

まぁ、実際に曲そのものが多くの人の印象として似ていれば、

Bの作曲家が「Aなんて曲知らない」と言ったり、「Aを意識しては

いない、あれは私のオリジナルだ」と言っても、「盗作」になってし

まうでしょうが、そこに「盗む意思」があったかどうか、つまり「確

信犯」であるかどうかはうやむやになるのです。


そして、もう一つ、


④作家似(さっかに)

はい、これはAとBが同じ作曲家である場合に起こります。

ある意味「作風」かも知れません。

もしくは、お気に入りのメロディの「使いまわし」とか。

これって意外と多いです。

私も曲を書きますが、やはり、どうしても似てしまうってある。

癖みたいなものがあって、好きなメロディ展開に流れる傾向は

誰にでもあると思います。

これは多くの人が「似ている」と思っても、当然ですが「盗作」では

ありませんね。元々のメロディも自分のものなんですから。


と、まぁ、この4パターンに分かれるわけです。

ただ、残念なことに「似ている」曲の多くは「顕在似」、それも

「パクリ」と思われるものではないだろうか?

かと言って、それを糾弾するのが目的ではありません。

あくまで「似ている」ことを話題にすることが目的。

もし興味が湧いたら、聴き比べてみて下さい。


総論はここまで。

次回からは各論に入ります。







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