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2010-02-10 21:08:36

「ど~も、似てやしませんか?」~「カリフォルニアの青い空」

テーマ:ど~も、似てやしませんか?

「ど~も、似てやしませんか?」のコーナーです。

今回の「似てる曲」はコチラ、



「さらば恋人」(作曲:筒美京平)


「カリフォルニアの青い空」(原題:It Never Rains In Southern California)

(作曲:アルバート・ハモンド/マイク・ヘイゼルウッド)



この2曲です。

筒美先生の登場ですね。

よく筒美先生の作品は洋楽から上手くフレーズを「引用」していると言

われます。それも批判的にというよりは、「上手いなぁ」という感嘆の

意を込めて、半ば好意的に受け止められるものが多い。

いわば、職業作曲家としての技術の高さとセンスの良さが覗える「引用」

が多いということです。


しかし、今回のはそういうことじゃない。

上記の2曲の並び順。

そうです、「さらば恋人」が1971年の作品、「カリフォルニアの青い空」

は1973年の作品、ということは、もちろん、「さらば恋人」は筒美先生

のオリジナル。


では、「カリフォルニアの青い空」が「さらば恋人」を参考にしたのか?

今回これを取り上げたのは、よくあるパターンとは逆だからです。

つまり、「参考」「引用」「模倣」の類は、

洋楽がお手本で、それを歌謡曲が「引用」するのが通常です。

何故なら、アメリカやイギリスのロックスターが日本の歌謡曲を聴いて

いたとは思えない。

当時日本の歌謡曲は国内のみのヒットでしたから、聴く機会も無かった

と思うからです。

ですから、当然のように洋楽と歌謡曲が似ている場合、洋楽の発表年

度の方が先で歌謡曲が後というのが常識で、非常に分かり易い構図に

なっています。

でも、これは違うのだ。


さて、似ていると言うけれど、それほど似ているか?

要するに歌いだしのメロ、進行が似ているというパターンですね。

その流れでいくとサビの部分もちょっと小さな変化をつけた程度の違い

のように思えてくる、全体的にはやっぱり似ていますね。

もっと言えば、「カリフォルニアの青い空」のイントロから「さらば恋人」

が歌えるし、その逆も可能、そんな感じです。


当時、冗談交じりに「筒美京平が洋楽にパクられた」とも言われたそう

です。

実際のところどうだろう?

アルバート・ハモンドやマイク・ヘイゼルウッドが「さらば恋人」を聴いた

可能性はあるのでしょうか?

「さらば恋人」が海外でヒットしたわけではない。

今の時代のようにネットで簡単に海外の曲が聴けたわけでもない。

だとすれば、聴いた可能性があるとすれば、日本で。

そうか、来日した時に「さらば恋人」を聴いて、「これはいいぞ」とか思い

暖めていた、というのは考えられないか?


しかし、このアルバート・ハモンドの最初のヒット曲、

それが「カリフォルニアの青い空」なんですよね。

ヒットも出していない1971年に来日なんかしないよな(笑)。

じゃぁ、プライベートで?いや、そこまで分かりません。

となれば、アルバート・ハモンドは「さらば恋人」を聴いていない。

「カリフォルニアの青い空」は彼のオリジナルのメロディなのだ。


アルバート・ハモンドはこの曲も含めて、ローリングストーン誌などの

辛口音楽雑誌ではコテンパンに叩かれるようなソングライターでした。

つまり、彼の歌はただ甘いだけなのだ。また、サウンド面でのこだわり

もあまり感じられない。

「『カリフォルニアの青い空』はきっと熱帯雨林を想像して書いたのだ

ろう」とまで同誌には書かれていた。

とは言え、メロディメイカーとしての彼は大したものだ。

この後レオ・セイヤーに書いた「はるかなる想い」が全米1位になり、

フリオ・イグレシアスが全米進出を図り、ウィリー・ネルソンとデュエット

した「かつて愛した女性(ひと)へ」も彼の作品だ。あれもヒットした。



と言うことで、この2曲、

初の「洋楽が歌謡曲を参考にした」事例と思いきや、

どちらも、立派なメロディメイカーとして辿り着いたナイスメロだった

ということで一件落着。








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2010-02-09 20:53:18

「売れ続ける」壁を超えた者がミュージシャン

テーマ:音楽

以前、こんなことを本で読んだことがあります。


ミュージシャンには壁がある。


一つは「デビューする」壁。


二つ目は「売れる」壁。


三つ目は「売れ続ける」壁だそうだ。



なるほど、そうかも知れません。

ミュージシャンに憧れる若者は多い。

でも、その多くは何とかしてデビューしようと悪戦苦闘します。

ライブをやる、自主CDを創る、デモを送る。オーディションに出る。

それでも、デビュー出来るのはほんの一握りですね。

だから、普通に考えれば、デビューしているミュージシャンの方が

デビュー出来ていないミュージシャンに比べて何かが優れている

と考えられる。

「何か」とは単純に音楽的要素だけじゃなくて、ルックスとかも含めて。


しかし、不思議なことに、多くのデビュー出来ていないミュージシャン

はこう考えたりする、


「俺もデビューさえ出来れば、チャンスが与えられれば、面白いことが

出来るのに」


ある意味間違いじゃない。今売れているミュージシャンもデビュー前は

そう考えていたに違いないから。



ただ、それは一面真実だが、本当のところ現実はもっと厳しいと思う。

「デビューさえ出来れば」という考えは、上記3つの壁の中で「デビュー

する」壁が一番高いと考えているから出てくる発想とも言える。

だが、実際のところ、この3つ壁の中で一番低いのが「デビューする」

壁だと思う。

単純に考えて、デビューしたけど、売れない奴がいる。

一度は売れたけど、消えていく奴がいる。

「デビューする」壁を超えたミュージシャンでさえ第2、第3の壁の前に

敗れ去っていくことが多い。

これが現実だ。

「デビューさえ出来れば」という考え方は、「デビューさえしていない」か

ら、まだ第2の壁、つまり「売れる」壁が現実のものになっていないし、

それに追い詰められることもないから出てくるものだろう。


例えば、二世ミュージシャンなら、どうだろう?

彼らはコネもあったので、「デビューする」という壁を簡単にクリア出来

たように見える。それは半ば事実なのだろうが、だからと言って、売れる

とは限らないし、それこそ最初は売れたとしても「売れ続ける」壁は並

大抵のことでは超えられない。そこではコネなど役に立たない。



結局「売れ続ける」壁を超えた人間だけがミュージシャンなのだ。

「デビューする」壁が超えられなければ、ただの人。

「売れる」壁が超えられなければ、元ミュージシャン。

「売れ続ける」壁が超えられなければ、過去の人。


「売れ続ける」壁とは実に曖昧模糊としている。

何年売れ続ければ、クリア出来たことになるのか?そんな答えはない。

現にヒット曲らしいヒット曲がなくても一流であり続けているミュージシャン

は何人かいるでしょう?

かと思うと、何曲かヒットを飛ばしても、跡形も無く消え去る人もいる。



そんな時、ふと思うのはどれだけ一生付いてきてくれるファンがいるか

ということだ。

ヒットを出したけど、消えていった人、

これはファンが離れていったということだ。


「売れ続ける」壁


これを超えるということは一生モンだな。

果たして10年後、20年後、本当のミュージシャンになるのは誰だ?






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2010-02-08 21:26:13

ビバ!歌謡曲~「コスモス街道」

テーマ:ビバ!歌謡曲

「ビバ!歌謡曲」です。

今回はコチラの曲です、



「コスモス街道」



作曲:都倉俊一   作詞:竜真知子   歌唱:狩人



懐かしいですね、狩人。

実は2007年に解散したらしいです。そういえば、お兄さんの方はアマ

チュアボクサーになると噂に聞いたな。妻が言ってた。

あれ?でも、アマチュアボクサーって職業じゃないよな、アマなんだか

ら。まぁ、いずれにせよ、今現在の彼らはどうしてるのか知りません。


狩人と言えば、やはり、デビュー曲「あずさ2号」が最大のヒットだし、

一番有名、一応、今でも残っている曲と言っていいのだろうか。

もちろん、あの曲は名曲だと思いますよ。

思いますけど、何て言うのかな、さすがに「狩人と言えば『あずさ2号』」

っていう取り上げ方が偏りすぎていて、「いや、もっと他にもあるだろ!」

と言いたくなることが多いのだ。

例えば、当時のヒット曲を取り上げた懐メロTV番組で彼らが歌うのは

「あずさ2号」、当時のヒット曲を集めたコンピを作ったら、収録曲は

「あずさ2号」。どうも、「あずさ2号」は簡単に聴けるんだけど、コチラの

方はかなりヒットしたのに酷い扱いを受けてます。



と言うわけで、私が選んだのは、第2弾シングル「コスモス街道」。

これはいい曲ですよ。

何しろ、パターンは「あずさ2号」と一緒ね。完全に2匹目のどじょうだ。

静かな立ち上がりから、中盤にかけて徐々に盛り上がり、最後は

待ってました~って感じの迫力あるサビ。全く同じです。


「あずさ2号」が名曲なら、この曲も名曲なんだ、同じパターンなんだから

というのは言い過ぎですけど、ただ、不思議とね、確かに2曲を比べると

「あずさ2号」の方が全体的にバランスがいいので、そちらの方が残る

というのは分かるんですよね、先に売れてもいたし。

しかし、何故か両方好きで聴き比べている限りにおいては「コスモス街道」

の方が好きなんだな。そういう感覚ってない?


作曲は都倉先生ですよ。

あの盛り上がっていくサビの部分って実は都倉節ですよね。

例えばフォー・リーブスの「ブルドッグ」や渋谷哲平の「ディープ」なんか

にも通じるメロディライン。ああいうの好きだな。

確か「狩人」って芸名は都倉先生のネーミングでしたね。「ヒット曲ハンター」

って意味らしいです。


そして、歌詞は竜真知子先生。

この人もヒットメイカーだ。「すみれ September Love」とか「Mrサマータイ

ム」あたりが代表作?河合奈保子氏も彼女だな、作詞は。

もちろん、「あずさ2号」もね。

歌詞の内容は、秋の避暑地で別れた恋人を思う女性ですね。

避暑地とは軽井沢ですね。最後の盛り上がり、

「右は越後へ行く北の道 左は木曽まで行く中山道♪」

これは北国街道と中山道が交差する追分宿、つまりは軽井沢のことを

歌っている。かっこいい歌詞だな、これは。プロって感じ。

まぁ、「コスモス街道」っていうのは近くにある国道254号線のことなんだ

そうですけど、まぁ、そこらへんの誤差は重要ではない。

「あずさ2号」は本当に8時丁度ってあったらしいけど、新宿?

私あんまり鉄道は詳しくないんで(笑)。


まぁ、何にしても、世間は「あずさ2号」ばかりを取り上げすぎだよ。

たまには「コスモス街道」も取り上げて欲しいなぁ。






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