ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄(ネタバレ)

ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄

ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄

原題:Pay the Ghost
2015/アメリカ 上映時間94分
監督:ウーリ・エーデル
製作:ニコラス・シャルティエ、クレイグ・J・フローレス、パトリック・ニューウェル、イアン・レビ
製作総指揮:デニス・ベラルディ、シビル・ルイ、フランク・バックス
原作:ティム・レボン
脚本:ダン・ケイ
撮影:シャロン・メール
美術:ルパート・ラザラス
衣装:クリストファー・ハーガドン
編集:ジェフ・マカボイ
音楽:ジョセフ・ロドゥカ
出演:ニコラス・ケイジ、サラ・ウェイン・キャリーズ、ベロニカ・フェレ、ジャック・フルトン
パンフレット:★★★(500円/薄い分、値段は安い。江戸木純さんのコラムが素敵)
(あらすじ)
ハロウィン・カーニバルで大学教授マイク(ニコラス・ケイジ)の息子チャーリー(ジャック・フルトン)が忽然と姿を消した。それから1年後、マイクは言葉では説明不能な不可解なイメージや恐ろしいメッセージに悩まされ続ける。疎遠状態の妻とともに失踪した息子の謎を追うマイクは、ハロウィンに子どもが行方不明になる事件が頻発している事実に気づき、事件の核心に近づいていく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




55点


今さらながら10月下旬=ハロウィン付近で公開された映画の感想をアップしておきますね。ニコラス・ケイジのことは好きな方だけど、特にファンというワケでもないので、この映画を観るかどうか迷っていたところ、「どこを切ってもニコラス・ケイジ!『組飴』の技術がすごい」なんて記事を読んじゃいまして(こちらの動画もオススメ)。ポストカードやクリアファイルといったありがちな特典がはびこる中、わざわざ飴を作る姿勢に感銘を受けたので、前売り券を購入。とは言え、仕事やら家庭やらでバタバタしちゃって、ハロウィンから1カ月近く経った11月下旬の上映終了週、渋谷シネパレスで鑑賞いたしました。GAGAよ、なぜ… (`Δ´;) ヌゥ」と思ったり。


これが前売り特典の特製組飴だッ! 「ニコラスだけに2個入り」という配慮を愛してる。
ニコラス・ケイジの組飴

渋谷シネパレスはメンズデーがある素敵な映画館なのさ。
渋谷シネパレス

エレベータを出ると、ニコラス・ケイジのスタンディがお出迎え。
ニコラス・ケイジがお出迎え

ロビーにはこんな展示があったりしてね。
こんな展示がありました

しかもニコラス・ケイジのお面がもらえる上にキャンディのつかみ取りまであって、サービス過剰なのです。
お面&キャンディつかみ取り

で、ついシルクアイス(250円)も食べちゃったのでした (ノ∀`) フトッチャウー
シルクアイス(バニラ&チョコ)


あらすじを雑に書くと、「ハロウィンの夜に息子がいなくなって、妻との関係はすっかり冷え切ったけど、『ウン百年前に魔女狩りで3人の子どもを殺された魔女の呪いのせいで、毎年ニューヨークでは3人の子どもが霊的な存在にさらわれている』ことがわかったので、魔女の家に行って子どもを奪い返したぜ!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァ!」ってな調子。一応、家族3人で抱き合ってめでたしめでたし風に終わるかと思ったら、とばっちりを受けて死んだ女教授の目が見開いて終わってましたよ、たぶん。


魔女に襲われながらも、子どもの幽霊たちに助けられて、ニコラス・ケイジと息子は無事現世に帰ってました。
魔女に襲われるニコラス・ケイジ


ニコラス・ケイジを観ているだけでもなんとなく愉快だし、「祭りの最中に子どもを見失う→『あなたのせいYO!m9`Д´し ビシッ』と妻に責められる」というくだりは胃が痛かったし、「どうして子どもがいなくなったんだろ… (´Д`;) ドキドキ」なんて謎解き要素もそれなりには楽しめたので、決してつまらなくはなかったんですが、手放しでオススメできる感じもなくて。印象的には「他人以上、友達未満」だったんですよね(なにこの例え)。

まぁ、「霊能者の無駄死にっぷり」とか「事件の真相を探る刑事が意外と何もしないまま終わる」とか「とばっちり的に死ぬ女教授」といったところも気になるんですけど、かなり微妙に感じたのは「魔女が復讐として無差別に3人の子どもをさらっていた」というオチ。なんかニコラス・ケイジやその奥さんの過去に何らかの因果があるのかと思いきや、息子は単にランダムで選ばれただけっぽいから、僕的には「せめて魔女狩りに荷担した奴らの子孫を狙えよ」とか思っちゃう。なんて言うんですかね、確かに目の前で子どもを殺された魔女は超可哀想ですが、せっかく復讐するならもうちょっと相手を選んでほしいというかさぁ。僕はこういう「本来の相手に届いていない復讐」って、イライラしちゃうんですよ… (´・ω・`) ウーン

そして、一番考えさせられたのが、配給を担当したGAGAの押しっぷり。僕的には「凡作ホラー」としか思えなかったものの、わざわざ飴を作るわ、チラシは2種類あるわ、スタンディも用意するわ、展示も意外としっかりしてるわ、入場者プレゼントとしてお面を作っているわ、飴のつかみ取りまで企画するわと、「こんな映画になぜそこまで!? (°д°;) ドウシテ?」と脳内に流れるのは「なぜ?の嵐」。もしかしたらGAGAにはニコラス・ケイジの大ファンがいるのかもしれないな…なんて考えながら帰路についた晩秋の夜なのでした。おしまい。




何気に観ていたウーリ・エーデル監督作。でも、1ミリも内容を思い出せないのです… (´・ω・`)



ニコラス・ケイジ×ゴーストなら、こっちの方が好き。「2」の感想はこんな感じ



ハロウィン絡みで一番好きなのはロブ・ゾンビ版のこれでございます。