2015年12月12日

007 スペクター(ネタバレ)

テーマ:新作映画(2015)
007 スペクター

007 スペクター

原題:Spectre
2015/アメリカ 上映時間148分
監督:サム・メンデス
製作:バーバラ・ブロッコリ、マイケル・G・ウィルソン
製作総指揮:カラム・マクドゥガル
原案・脚本:ジョン・ローガン、ニール・パービス、ロバート・ウェイド
脚本:ジェズ・バターワース
撮影:ホイテ・バン・ホイテマ
美術:デニス・ガスナー
衣装:ジャイニー・テマイム
編集:リー・スミス
音楽:トーマス・ニューマン
主題歌:サム・スミス
出演:ダニエル・クレイグ、クリストフ・ワルツ、レア・セドゥー、レイフ・ファインズ、モニカ・ベルッチ、ベン・ウィショー、ナオミ・ハリス、デビッド・バウティスタ、アンドリュー・スコット、ロリー・キニア、イェスパー・クリステンセン、ステファニー・シグマン
パンフレット:★★★(720円/スペクターについてのコラムが良かったけど、パンフなんだからもっとネタバレ全開で良いのでは)
(あらすじ)
「スカイフォール」で焼け残った写真を受け取ったボンド(ダニエル・クレイグ)は、そこに隠された謎を追って単身メキシコ、ローマと渡っていく。その過程で悪名高い犯罪者の美しい未亡人ルキア・スキアラ(モニカ・ベルッチ)と出会ったボンドは、悪の組織スペクターの存在を突き止めるが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※今回の記事は、残酷でグロい画像が貼ってあるので、苦手な人は気をつけて!

素敵な前売り特典目当てに前売り券を購入済みムービーウォッチメンの課題映画になったということで、師がダッシュするほど忙しい仕事の合間を縫って、TOHOシネマズ新宿に行って来ました。好みのタイプでした (^ε^) スキヨ


散財した結果、超金欠なので、IMAX版は断念して7番スクリーンで鑑賞。人は少なめでしたよ。
7番スクリーン


なんて言うんですかね、一流の雰囲気をまとったバカアクション映画という印象。ハッキリ言って、「007」シリーズにはあまり思い入れがないので、旧作のオマージュ云々はサッパリだったんですが(オープニングは「北斎漫画」の樋口可南子さんの濡れ場を連想しました…)、序盤、悪の組織スペクターの会合をあそこまで重々しく描いた時点で、「あ、好みのタイプだ!∑(゚Д゚)」と。あんなビジネスライクにテロや人身売買の報告をするとか、いちいち側近にヒソヒソ声で伝達するとか、やってることは相当変なのに超カッコイイからビックリですよ。21世紀の今、“悪の組織”というバカバカしい存在に妙な説得力を持たせた、見事なアプローチじゃないでしょうか。アクションも勢いがあって愉快というか、スペクターのアジトの大爆発は笑ったし、雪山で飛行機で車に突っ込むシーンとかやることが「エクスペンダブルズ」のようで大好きでしたね (´∀`) ウフフ


この会議の雰囲気が素敵な上に…。
スペクターの会議

側近にヒソヒソ声で話しかけるシルエット状態のボスが超良かった! 男子たるもの、1度はやってみたいプレイですな。
シルエットのボス

この雪山でのチェイスシーンのメチャクチャさも大好物。
バカな飛行機アクション

「エクスペンダブルズ2」の飛行機で敵アジトに突っ込む場面を思い出しました。
飛行機ごと洞窟に!


今振り返ると、前作の「スカイフォール」もそういう部分はありましたけど、ギャグは真面目な顔でやるのが効果的ということをスゲーわかってるというか。スペクターのボスとか、バカなんじゃないかなと思う点ばかりなワケですが(拷問前にボンドの腕時計を奪ってなかったのは驚いた)、逆にそこがキュンとくる感じ。例えば、終盤、ボンドが爆破寸前のMI6の施設に乗り込む場面とか、壁にわざわざ「JAMES BOND」って赤スプレーで書いたりとか、射撃場の標的の頭の部分にボンドの顔のコピーを一枚一枚丁寧に貼り付けたりとか、組織が一丸となって準備したことを考えると、笑いながらも萌えちゃった次第 (´Д`;) カワイイ...


いい歳してこういうことをするボスのこと、部下はどう思ってるんですかね。
壁に落書き


そして、僕的には何よりも殺し屋Mr.ヒンクス役でバティスタが出て来たのがうれしくて… (ノД`) ヨカッタ サム・メンデス監督に要求されて、体重を270ポンド(122.5kg)以上に仕上げて臨んだだけに、大画面で観るとそれはそれは迫力がありましてね…(しみじみ)。「態度がでかい幹部の頭をテーブルに叩きつけて、両手の親指で目を潰す」という登場シーンから最高だったし、「実際にダニエル・クレイグのパンチが当たって鼻骨を折った」という列車内の長回しのタイマンも重戦車のようだったし、彼に関しては褒めてあげたい気持ちで心がいっぱい。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」に続いて「007」シリーズに出て、もうすっかりトップスターの仲間入りということで、本当に良かったなぁと。唯一の不満はダニエル・クレイグごときに負けたことですが、まぁ、それは目をつむるとしますかな(偉そうに)。


ボンドの敵役に抜擢されたバティスタ。「映画秘宝」によると、持っているのはAF2011デューラー・プリズマティックという実在の銃なんだって (゚⊿゚) ヘー
Mr.ヒンクス

ちなみに「目潰し」というと、空手の二本指で潰すタイプとか…。
三角絞めでつかまえて-許すかバカ!

この三本貫手を連想しがちですけれども。
3本指の目潰し

やっぱり確実なのは「死霊のはらわた」でアッシュがやってた“親指で潰すタイプ”だよね。これが僕らのスタイルさ!
死霊のはらわたの目潰し


その他、役者さんたちも良くて、ベン・ウィショー演じるQなんて、製作者サイドの腐女子たちに向けた狙いがミエミエで超あざといメガネ男子なのに、ちくしょう、それでもすっかり好感を抱いてしまう安心仕様。あと、驚いたのが、Mr.ホワイトを演じたイェスパー・クリステンセンで、過去作に出てきた時と雰囲気が全然違ってて、役者というのはスゴいものだなぁと。一応、備忘録としてオチを書いておくと、「カジノ・ロワイヤル」「慰めの報酬」「スカイフォール」で起きた“怪奇な事件”はシグマ ゴルゴム スペクターの仕業でして。それを突き止めたボンドが敵のアジトを大爆発させたり、さらに仕掛けられた罠をクリアしてヘリを拳銃で撃ち落としたりすると、あえてボスを殺さずにボンドガールのマドレーヌ(レア・セドゥ)との人生をチョイスして、MI6を辞職。前作で大破→修理が終わったアストンマーチンに乗って、彼女と一緒に立ち去ってましたよ。


“世界メガネ男子十傑”を選ぶとするなら確実に入るだろう男、Q。健康志向なので、おひつを空にしたりはしない(どうでもいい文章)。
素敵なQ

良い具合に消耗したMr.ホワイト。この時と比べると別人のようですな (`Δ´;) ヌゥ
ミスター・ホワイト(イェスパー・クリステンセン)


ということで、映画の雰囲気的な“好き度”でいえば「スカイフォール」より上だったのに、なぜ点数が70点なのかというと、長かったから (´・ω・`) いや、僕だって「長い映画=良くない」と短絡的には思いませんけど(「ウォーリアー」なら、あと1時間長くても構わない)、無駄に感じる部分が多かったんですよね…。例えば、今作はボンドvs幼なじみの対決以外に、M(レイフ・ファインズ)vsC(アンドリュー・スコット)という戦いも同時進行するんですが、これが実にパッとしなくて。Qがカタカタとキーボードを叩いてシステム更新云々するくだりとか、あまりにもどうでも良すぎるサスペンスで、好感を抱いているはずのQにすらイラッとしたほど。無理にチーム感を出さなくても良かったんじゃないかなぁ。それ以外では、ホテル・アメリカンのくだりは「早く話が先に進まないかなぁ… (´・ω・`)」と思いながら観てました。

それと、これを書くと身もフタもないんですが、「スペクターのボスのオーベルハウザーは、実はボンドの里親の実の息子で、父親のハートを掴んだボンドに嫉妬して、父親を殺して自分も死んだことにしてますた (・ε・) カッコウという展開は、「だからなんだよ ( ゚д゚)、 ペッ」としか思えなくて。設定のあとのせサクサク感は仕方ないとしても、あまりにも説明が足りないし、とは言え説明されたとしても長くなるし、別にそんな話にしなくても良いんじゃないかぁと思ったり。


この人のバカっぽさは嫌いじゃないんですがー。
オーベルハウザー(クリストフ・ワルツ)


と、ダラダラと書いて来ましたが、基本的にはスゲー楽しかったです (o^-')b イイネ! ちょうど仕事でカリカリしていたんですけど、笑いながら観られて気分がスッとしたというか。70点にはしちゃいましたが、話の着地は素敵だし、ダニエル・クレイグのボンドでは一番好きかもしれません。話題作だし、気になる人は観に行っても損はしないんじゃないかな、たぶん。




サム・メンデス監督による前作。僕の感想はこんな感じ



新作が公開されるたび、こういうBOXが出るけど、熱いファンはどう対応してるのかしら…。



サントラでございます。輸入盤もあります。



バティスタのインタビューが載っております。



物欲を超刺激するカーレースセットを貼っておきますね。






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