ゴーストライダー2(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

ゴーストライダー2(ネタバレ)

ゴーストライダー2

三角絞めでつかまえて-ゴーストライダー2

原題:GHOST RIDER:SPIRIT OF VENGEANCE
2011/アメリカ 上映時間95分
監督:マーク・ネベルダイン、ブライアン・テイラー
製作:スティーブン・ポール、アショク・アムリトラジ、マイケル・デ・ルカ、アビ・アラド、アリ・アラド
製作総指揮:E・ベネット・ウォルシュ、デビッド・S・ゴイヤー、スタン・リー、マーク・スティーブン・ジョンソン
原案:デビッド・S・ゴイヤー
脚本:スコット・M・ギンプル、セス・ホフマン、デビッド・S・ゴイヤー
撮影:ブランドン・トゥロスト
編集:ブライアン・バーダン
音楽:デビッド・サーディ
出演:ニコラス・ケイジ、イドリス・エルバ、ヴィオランテ・プラシド、キアラン・ハインズ、クリストファー・ランバート、ファーガス・リオーダン、ジョニー・ホイットワース
パンフレット:★★★★(700円/コラムなど読み応えがあるし、デザインも凝ってる)
(あらすじ)
父の命と引き換えに悪魔と契約を交わし、復讐(ふくしゅう)の精霊、ゴーストライダーとなったジョニー・ブレイズ(ニコラス・ケイジ)。ある日、ひっそりと暮らしていたジョニーのもとに僧侶のモロー(イドリス・エルバ)が訪れてきて、悪魔ロアーク(キアラン・ハインズ)が取りつこうと狙う少年ダニー(ファーガス・リオーダン)をロアークの魔の手から守ってほしいと頼まれる。少年の体に取りつけば、世界を支配するほどの強大な力となってしまうことを知ったジョニーは……。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




65点


「あら、世間の評価が結構高かったロマン・ポランスキー監督作の続編かしら?(゚Д゚し」なんてカン違いをした…ということは一切なく(不要な前置き)。前作に対してそんなに悪感情がなかったし、予告編も好みのタイプだったし、僕が大好きな「アドレナリン」を撮ったマーク・ネベルダイン&ブライアン・テイラー監督作ということで、うっすらとした期待を抱きながら新宿ピカデリーに行ってきました。嫌いではないカナー (・∀・;) エヘヘ


なんとなくダニー少年が劇中で妄想する“炎の立ち小便”のGIFを貼っておきますね。
三角絞めでつかまえて-炎の立ち小便


正直、前作のことはあまり覚えてないんですよね…。そんなに良くはなかった気がするんだけど、決して嫌いではないというか、60点くらいの印象が心にボンヤリと残ってる感じ。今回は僕的に65点というか、少なくとも前作よりは面白かったと思うのです。


前作の予告編はこんな感じ↓ クライマックスの展開が面倒臭かったような…。




基本的に好きなところが多めではあって。まず、前よりもかなりアグレッシブかつ狂ったムードになった主人公のゴーストライダーは大好物なクオリティ。悪党どもをちゃんと無惨に殺していく姿勢には溜飲が下がったし、BAGGER 288という超大型の重機を炎上させて破壊の限りを尽くすシーンも勢いがあって好感を持ちましたよ。やたらとハイテンションなニコラス・ケイジの顔芸は賛否両論ありそうですけど、僕は笑いながら観られました。設定とか少し変更されてたけど(純粋な続編って感じではない)、そこら辺はあまり気にならなかったです。


バイクがチョッパータイプから変わって、より攻撃的なムードになったゴーストライダー。
三角絞めでつかまえて-バイクが変わったゴーストライダー

「手に触れるモノを何でも燃やせる」ので、超大型重機も炎上…って、メチャクチャだなー(褒め言葉)。
三角絞めでつかまえて-何でも燃えます


ニコラス・ケイジが愉快な顔芸を披露する公式動画を貼っておきますね↓




その他の登場人物も良かったです。悪魔ロアーク(キアラン・ハインズ)の手下のキャリガン(ジョニー・ホイットワース)が、“触れるモノを腐らせる能力”を身に付けた悪魔ブラックアウトになってからの“人間を朽ち果てさせる残虐描写”は実に楽しくて…(しみじみ)。“光眼の僧侶”モローもなかなか渋くて、最後、ブラックアウトにボロボロにされながらも頭突きをかまして散るシーンが超カッコ良かった!ヽ(`Д´)ノ 久しぶりに見たクリストファー・ランバートが弱い役だったのは残念でしたが…(ひと昔前だったら、ラスボスでも良かったのになぁ (ノω・、) サミシイ )。


ブラックアウトの殺戮描写は良い感じ。「トゥインキーだけ腐らない」ってのは、アメリカでは鉄板ネタなんですかね。
三角絞めでつかまえて-ブラックアウト(ジョニー・ホイットワース)

カッコ良かった“酔いどれ武闘派僧侶”モロー。演じたイドリス・エルバには今後も期待したいところ。
三角絞めでつかまえて-モロー(イドリス・エルバ)

“教会”のリーダー、メソディウス(クリストファー・ランバート)。ブラックアウトにアッサリ殺されてしまうというね…。
三角絞めでつかまえて-メソディウス(クリストファー・ランバート)


ストーリーも普通にグッとくるというか、「不思議な能力を持つ子どもと、彼を必死に守ろうとするシングルマザー」という設定だけで、僕的にはモリモリとごはんがススムくん。さらに「守ってくれると思ってた教会も『この子は殺しておかねば!ヽ(`Д´;)ノ』と命を狙ってた!」という流れも、ありがちだけどドキドキして良かったし、ジョニーが一旦、ゴーストライダーの力を捨てるのも面白い展開でしたよ(「スーパーマンII」を思い出したり)。


「巨大な敵から逃げる母子」って話は本当に多いですよね~。似た感じだと、小説ですけど「邪教集団トワイライトの追撃」とか好きです。
三角絞めでつかまえて-ナディアとダニー


一応、終盤の流れを書いておくと、「儀式に乗り込んだジョニーは、ダニーの力を借りてゴーストライダーの力を取り戻す→皆殺し!ヘ(゚∀゚*)ノ ヒャッハー!→派手に追撃したせいでダニーも死んじゃったけど、ゴーストライダーの力の源である堕天使ザラソスの“青い炎”の力で息を吹き返す→『これからは青いゴーストライダーとして活躍するから、みんな応援してくれよな!(o^-')b』ってムードでバイクで突っ走って終了」って感じでした。


この“青い炎”の力は人間を生き返らせちゃうのデス (゚Д゚) スゲェ!
三角絞めでつかまえて-アオイホノオ


って、褒めてばかりなんですが、正直なところ、微妙に物足りなかったんですよね…。終盤の「マッドマックス2」風のチェイスとか悪くはないんだけど、特に目新しい感じもないから、「それなら『マッドマックス2』を観ますネ (´∀`) ウフフ」って思っちゃう。アクションも頑張ってたけど、例えばクライマックス、ゴーストライダーが復活して一気に大量殺戮するシーンとか、鎖につないだロアークを空にぶん投げて落とすシーンとか、予告編を観て期待してた以上のことは起きなかったのが、スゲー残念でしたよ…。ブラックアウトに関しても、もう少し派手なタイマンが観たかったなぁ。


この放り投げるシーンとか良いんだけど、予告編で観ちゃってたから、インパクトは弱かったです。
三角絞めでつかまえて-放り投げてみました

この場面も素晴らしいんですが、これ以上のことは起きないのだもの… (´・ω・`) ウーン
三角絞めでつかまえて-炎のチェーンで皆殺し!


その他、映画全体のムードも少し安っぽかったりするんですが、トルコのヒエラポリス遺跡とか名所でロケをしたりとか、アクションになるべくCGを使わなかったりとか、製作者にいろいろとこだわりがある姿勢は好きだし…。まぁ、嫌いじゃない作品ではありましたヨ (・∀・;) エヘヘ 気になる人は劇場に足を運んでも良いような気がしないでもないですぞ。




マーク・ネヴェルダイン&ブライアン・テイラー監督作。ステイサム主演映画で一番好きです。



マーク・スティーヴン・ジョンソン監督による1作目。嫌いじゃないけど、凡庸な印象。



日本語訳の原作漫画。読み返したいんですが、実家にあるんだよなぁ。



“バイク乗り”に好評というDVDを貼っておきますね。動画はこんな感じでございます。



なんとなく貼りたくなった映画。評判は良くないみたい。



どうしても貼ってしまうロマン・ポランスキー監督作。僕の感想はこんな感じ