2011年10月14日

ワイルド・スピード MEGA MAX(IMAX・字幕版)(ネタバレ)

テーマ:新作映画(2011)
ワイルド・スピード MEGA MAX(IMAX・字幕版)※シネマハスラーへのリンクを追加しました(12/16)

三角絞めでつかまえて-ワイルドスピードMEGAMAX

原題:FAST FIVE
2011/アメリカ 上映時間130分
監督・製作総指揮:ジャスティン・リン
製作:ニール・H・モリッツ、ヴィン・ディーゼル、マイケル・フォトレル
製作総指揮:アマンダ・ルイス、サマンサ・ビンセント
脚本:クリス・モーガン
撮影:スティーブン・F・ウィンドン
美術:ピーター・ウェンハム
編集:クリスチャン・ワグナー、ケリー・マツモト、フレッド・ラスキン
音楽:ブライアン・タイラー
出演:ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ドウェイン・ジョンソン、ジョーダナ・ブリュースター、タイリース・ギブソン、クリス・“リュダクリス”・ブリッジス、マット・シュルツ、サン・カン、ガル・ギャドット、ドン・オマール、テゴ・カルデロン、エルザ・パタキー、ヨアキム・デ・アルメイダ
(あらすじ)
前科者ドミニク(ヴィン・ディーゼル)と彼を脱獄させた元捜査官ブライアン(ポール・ウォーカー)は、お尋ね者として追われながら、ブラジルの裏社会で超高級車の強奪を繰り返していた。逃亡生活から抜け出して永遠の自由を得たい彼らだったが、彼らを逮捕する特命を受けた連邦捜査官ルーク(ドウェイン・ジョンソン)が立ちはだかる。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




91点


※今回の記事は、読みにくく分かりにくい長文がダラダラと続いていて、顔文字もかなりウザイ感じなので、そういうのが苦手な人は読まない方が良いです…。

2011年現在、主役が張れるマッチョ系ハゲ頭アクション俳優といえば、ストンコロック様、そしてヴィン・ディーゼルの3人であり、「彼ら全員が同じ映画に出た時、イデが発動する」と一部では囁かれていますが(誰も得をしないウソ)、そのうち2人が同作品に出演して、しかもタイマンを張るワケです。格闘アクション映画が好きなら絶対に押さえておくべきということで、もともと観るつもりだったのはさっきアップした通り。どうせならベストの環境で観たかったので、ユナイテッド・シネマとしまえんIMAXシアターで観てきました。最高の映画体験でしたよ。


夜のユナイテッド・シネマとしまえんに到着。わざわざIMAXで観るなんて贅沢ですな。3Dではないので注意!
三角絞めでつかまえて-ユナイテッドシネマとしまえん

近くの回転寿司で腹ごしらえ。牛タン寿司とか、ビールと一緒に肉中心の組み立てで20皿ほど食べちゃった、エヘヘ。
三角絞めでつかまえて-牛タンのお寿司

さらには初めてのウィンブルシートも購入! 準備万端だぜ!
三角絞めでつかまえて-ウィンブルシート


まず、適当に話の流れを書いておきますね↓(赤字は僕がグッときたところです)


ブライアンとミア(ジョーダナ・ブリュースター)が護送車を襲って、ドミニクを救出する
ブラジル・リオで昔の仲間ヴィンス(マット・シュルツ)と再会
ヴィンスのツテでブライアン&ミア&ドミニクは麻薬取締局が押収した車を盗むことに
窃盗団の裏切りに会い、危険な目に遭ったり(予告編にあるダイブシーン)
麻薬取締局の捜査官が殺されたことで(犯人は窃盗団)、ホブス捜査官(ロック様)が捜査に乗り出す
盗んだ車から悪の実業家レイエス(ホアキン・デ・アルメイダ)の裏金情報をゲット
ミアの妊娠が発覚
ドミニクたちは仲間を集めて、レイエスの裏金をすべて強奪することに
仲間集合→計画準備でトライ&エラー→トイレ爆発で大量のウンコシーン
ホブスとドミニクが初顔合わせ
計画準備前夜、ヴィンスがポールやドミニクと和解
計画実行寸前、ホブス捜査官に乗り込まれて、全員逮捕(この際、ホブスとドミニクがタイマン
ドミニク一味の移送中、レイエスの手下たちが襲撃。
ホブスと新人婦警エレナ(エルサ・パタキー)を残して、FBIのチームは全員死亡
ドミニクたちがギャングを撃退。ドミニクが手を差し伸べる→それを掴むホブス
ヴィンス、腹に被弾して死亡
復讐に燃えるドミニク→尻込みする仲間たち→「オレもやるぜ」とドミニクに同調するホブス
手荒い手段で警察署から金庫を強奪
金庫を使って街や車を破壊しまくるカーチェイス
橋の上での、金庫をガンダムハンマーのように操ってパトカーを破壊しまくるカーアクション
エリアスの車も破壊→手下はブライアンが射殺→レイエスはホブスが射殺
実は途中で空の金庫とすり替わっていたことが発覚→ヤレヤレといった感じのホブス
大金をゲットしたメンバーたちの幸せ描写→ドミニクとブライアンはレース開始→エンドロール
2作目に出てきた捜査官モニカ(エヴァ・メンデス)がホブスのところに
「実はレティ(ミシェル・ロドリゲス)が生きてる!?Σ(゚д゚;)」的なムードで終了



とりあえず書いておきたいことは2つなんですが、1つ目は、「IMAXで観るロック様は最高だった… (ノДT)」ということ。ごめんなさい、「妖精ファイター」「ウィッチマウンテン/地図から消された山」は観てないので間違っている可能性がなきにしもあらずですが、僕が観た限りでは、今回のホブス捜査官はロック様史上最もカッコ良いキャラクターだったと思いました。「ファースター 怒りの銃弾」の主人公も素晴らしかったんですけど、今回の方が上というか。ヒグマのような攻撃的な肉体に優れた知性、そして強固な意志! そんなカッコイイとしか言いようがないロック様をIMAXの大画面で観られるワケですから…。ハッキリ言って、僕的にはこの要素だけなら100点の映画でしたね。


ロック様はあまりニコニコせず、面白おかしいことも言わず、厳しいムードに徹した方が全然良いと思う。
三角絞めでつかまえて-ロック様


だから、基本的にはロック様寄りで観てまして。あのドミニクと初顔合わせの時、「ここはブラジルだぜ!?ヘ(゚∀゚*)ノヘラヘラ」なんて言われて、周囲から銃を向けられて、渋々引き下がらざるを得ないシーンがあるじゃないですか。あれが超悔しくて!ヽ(`Д´)ノ あのさ、ドミニクは「麻薬捜査官は殺してねえ」とかやたら偉そうに居丈高にホザいてて、新人婦警のエレナも同調してたりするけどさ、警察側からすれば、そんなの信用できるワケがないでしょうよ。最初の脱獄シーンだってさ、言い訳的に「死者はゼロでした」なんてニュースで言わせてたけど、アレ、死者が出てても全然おかしくないし、あの列車のシーンだって爆破とかしまくってるんだから、ドミニクたちのせいで死ぬ可能性だってあったワケで。だから、あの「オレは職務を遂行するだけだ」というホブスの姿勢は超正しいのに、なんか「おやおや、ホブスってのはずいぶん頭の固い分からず屋だね ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ」的なムードはね、しかも犯人(トラック運転手たちに散々迷惑をかけておいて無反省のクズ野郎)にバカにされながらも引き下がらざるを得ないその気持ちを考えるとね、我がことのように悔しかった!ヽ(TДT)ノ まぁ、後述する理由もあって、ドミニクに100パーセントの憎悪を向けていたワケではありませんけど、発信器を逆探知されてアジトを突き止められて計画が頓挫した時はね、少しだけ「あら、口ほどでもありませんでしたネ ( ´_ゝ`) ププッ」って胸がスッとしましたよ。


このシーン、噛んだ下唇がちぎれそうになるほど悔しかったです…。
三角絞めでつかまえて-ここはブラジルだぜ!


で、逮捕時にホブスvsドミニクのタイマンシーンになるワケですけど、ここが超素晴らしかった!ヽ(`Д´)ノ 大画面一杯に広がる合計200キロ超の肉体と肉体! 今どきの“手をパシパシするアクション”ではなく(それも好きだけど)、テレフォンパンチ上等の“昔ながらのアメリカンな殴り合い”の進化系。アームロックとかバックドロップとかプロレス技もしっかり入っててね。ヘッドスプリングは余計な気がしたけど、デカいのに高い身体能力を持つホブスのスゴさを表現したと考えれば、入れて正解だったかも。ヴィン・ディーゼルの肉体も体重を増やした感じがして良かったし、本当にね、本当にね、IMAXで観て良かったYO!ヽ(TДT)ノ 正直、最後にドミニクが勝つのは少しだけイラッとしたけど、でもね、「ワイルド・スピード」シリーズはヴィン・ディーゼルの団体だから、立ててあげるのも大事だし、「オレが!ヽ(`Д´)ノ」「オレが!ヽ(`Д´)ノ」のプロレス界で対戦相手に柔軟に負けてあげられるのもロック様の良いところだったりするから、これはこれで良し! というか、むしろドミニクが反撃する際、「ミアが視界に入る→怒りパワー充填!」という描写があったと思うので(僕の妄想?)、ヴィン・ディーゼル側もちゃんと気を遣ってる感じがして好感が持てました。僕の好みでは、あと10分くらい続けてほしかったけど、素晴らしい格闘シーンだったと思いますよ。


予想以上のド迫力だった2人のタイマン。区別が付かないとか言うな!
三角絞めでつかまえて-ホブスvsドミニク!


まぁ、「タイマンに負けても、逮捕は別」ということで、ドミニク一味は連行されるんですけど、レイエスの手下の襲撃を受けるんですよ。で、あんなに優秀だったFBIの仲間たちがポポポポーンと死んでいくの…。僕はモロにFBI側に感情移入してたからさ、これまた超悔しくて!ヽ(`Д´)ノ 演出がまた上手くて、「ああん、今、行けば助かるのに、体が動かないよぅ、動かないよぅ、ああ、また死んじゃった…」って感じで、仲間たちが殺される様子を眺めるしかないホブスの無念が伝わりまくって座席で悶絶状態ですよ。

そんな時、ドミニクたちが銃を片手に援護してくるというね。「なんだよ、FBIの仲間たちは友情フラグのためのかませ犬かよ ( ゚д゚)、 ペッ」と思って、あんなベタな演出には絶対尻尾を振らないつもりだったんですが…。ちくしょう、差し出されたドミニクの腕をホブスが掴むシーンは、DNAレベルでグッときたというか、嗚咽を漏らしながら観てましたね…。


負傷して仲間の死を眺めるしかないホブス…。超悔しい!ヽ(`Д´)ノ
三角絞めでつかまえて-立ち上がれ!


その後、ホブスの出番はそんなには多くないんですけど、レイエス退治にいち早く賛同したりとか、レイエスを「死ね、クソ野郎」とアッサリ射殺したりとか、出てくるたびにカッコイイ感じ (´∀`) 最後もドミニクたちに「1日だけやるから、好きにしろ」とか男気を見せたりしてね。続編の製作は決まっているそうなので、僕としてはぜひホブスには今後も活躍してほしいなぁと切に願う次第です(スピンオフでもOK!(o^-')b)。

って、1つ目がかなり長くなっちゃいましたが、書いておきたいことの2つ目は、前4作品を大事にしていて偉い!ヽ(`Д´)ノ」ということ。各シリーズからキャラクターを引っ張ってきた&それぞれの見せ場をちゃんと用意しているという姿勢はかなり素敵だと思いましたよ。で、僕的に最も胸を掴まれたのはヴィンスのエピソードでして。


左が1作目のころのヴィンス。あまり変わらないね。
三角絞めでつかまえて-ヴィンス


このヴィンスというキャラクターは1作目に出てきたんですが、結構イヤな奴なんですよ。ドミニクとは小学校のころからの付き合いであり、ドミニクの妹のミアが大好きなだけに、ミアに近づくブライアンが大嫌いでして。それゆえに「コイツは警官だ!」ってブライアンの正体を見抜いてたりもしたワケです。

で、今回、久しぶりの再登場だったんですけど、「こいつは敵なのかも…?」と疑われる状況になり、ドミニクに「出てけ!(`Δ´)」と怒鳴られて、「お前がオレの言うこと(ブライアン=警官)を信じなかったから酷い目に遭ってるのにぃ!ヽ(`Д´)ノ」と怒りながら一時退場するんですが…。強奪計画の直前、ピンチに陥ったミアをヴィンスが助けるんですね。それをキッカケに、一緒にご飯を食べたりして和んだ後、ヴィンスがおずおずと「あのさ、できればオレも…(仲間に入れてくれ)」って言い出そうとして。

ヴィンスだってね、今から仲間に入れてくれなんて虫の良い話だって分かってるんですよ。でもね、幼い子どもがいて、お金が必要だし…。そういう気まずさが漂っている佇まいであり、それだけでも泣けるのに、ドミニクはその気まずそうな台詞を遮って「手伝ってくれ」って言うの… (ノДT) そりゃそうだよな、小学生のころからの友だちだもんな…。ここは泣く、泣かざるを得ない! ドミニク、超見直したYO!ヽ(`Д´)ノ(そして「ここはブラジルだぜ!?ヘ(゚∀゚*)ノヘラヘラ」事件で抱いたイライラが著しく減少) ただね、そのドミニクの男気で泣けるプラス、なんかさ、ヴィンスの死亡フラグが立ったのが見えちゃって涙が止まらないというか…。おい、やめろよ、「ミアはオレが守る」とか言うなよ!? 小さい子どもがいるんだからな? な?

な~んて思ってたら、警察に逮捕&連行されて、レイエスの手下が襲ってきて銃撃戦になったりしてもヴィンスはあまり出てこないから、「なんだ、大丈夫か (^ε^)」と思いきや、いつの間にか腹に被弾してやんの… orz 「うわぁ、やっぱり死ぬのかよ!Σ(゚д゚;)」って、号泣ですよ。ねぇ、子どもどうすんの? 子どもどうすんの? ああ、息子にドミニクって名付けてやがるよ、おま、ちょっ、や~め~ろ~よ~や~め~ろ~よ~ヽ(TДT)ノ

ってことで、マジで危うく泣き殺されるところでした。これで例えばヴィンスがブライアンをかばって撃たれたりして、「ミアと子どもを大切にするんだぜ」とか言ってたりしてたら間違いなく即死であり、上映終了後、F-16の席には血涙を流しながらも幸せそうな表情を浮かべた男性の死体が発見されたと思いますよ…(なにこの文章)。


危うくこんな感じで奥さんと娘を残して死ぬところでした…(「地獄甲子園」2巻より)。
三角絞めでつかまえて-地獄甲子園2巻より


いやね、前のシリーズ4作品を観る必要があるのかと思ったこともあったんですよ。だってさ、派手なB級アクション映画なんでしょ? アクションシーンをそれなりに楽しめばいいじゃない。そんな舐めた考えを少しだけ抱いたりもしてたんですけど…。僕はこのヴィンスのエピソードを堪能できただけでも1作目を観た甲斐があったし、ハン(サン・カン)がエピローグ中に「東京へはいずれな…」という台詞が味わい深く感じられるのは3作目を観たからだし、さらに最後の「レティが生きてるかも」というオチで驚けるのも4作目を観たおかげだし…と考えると、時間的余裕があるのなら、ぜひ4作品とも観てから劇場へ行ってほしいと思いますね。

そりゃあ、ネガティブな意見もあるというか、「パルクール風の逃亡シーンはそんなに良くなかったな~」とか「主人公を含めてみんな能力がアップデートされすぎだろw」とか「ドミニク側をイイ奴に描きすぎ(婦警、気持ち分かりすぎ)」とか「ワイヤー、どんだけ丈夫なんだよ」とか「あの金庫で絶対死者出てるだろ…」とか思ったし、「カメラに映らないために速い車で試行錯誤→結局、パトカーを使う」って展開は「最初からそうしろよ…」って結構ガッカリしたし(しかもパトカーを盗むのが超簡単という…)。一番思ったのは、僕は大好物なクオリティでしたけど、カーアクション映画からアクション映画になっちゃったというか。シリーズでお馴染みの“車を調達するためのレースシーン”が省略されてたことが象徴的で、クライマックス、金庫をガンダムハンマーのように操ってパトカーをなぎ倒していく“金庫無双”シーンとか大好きで爆笑しましたけど、「もう別に車を使わなくても良いんじゃないかな (・ε・)」とも思ったり。だから、車が好きでこのシリーズが好きな人は、逆に結構不満を覚えるような出来になってる気がしないでもなかったです。

ということで、非常にダラダラとした読みにくい文章を書いちゃいましたが、僕には大好物の映画であり、IMAXで観るロック様の姿は最高のひと言でしたよ…(そしてウィンブルシートは大したことなかったような…)。アクション映画が好きな人は高確率で楽しめると思うので、劇場へどうぞ~。

宇多丸師匠のマッチョな批評がアップされているので、聴くべし!




シリーズ前4作品がひとまとめになって、値段もオトクな感じに。
三角絞めでつかまえて-ワイルドスピードクアトロジー
ワイルド・スピード クアドリロジー Blu-ray【デジタルコピー付】(初回生産限定)


最近観たロック様主演映画。僕の感想はこんな感じ
三角絞めでつかまえて-ファースター怒りの銃弾
ファースター 怒りの銃弾 [Blu-ray]